第十六號海防艦の艦歴

 年 月 日:艦歴

18.10.05:起工、仮称艦名:第2708號艦 18.12.22:命名:達第319号:「第十六號海防艦」 18.12.22:類別等級制定:内令第2776号:種別:海防艦、類別:海防艦、艦型:第二號型 18.12.22:本籍仮定:内令第2780号:呉鎮守府 19.01.25:進水 19.01.25:本籍:内令第203号:呉鎮守府 19.02.15:艤装員長:海軍少佐 石川 六雄 19.03.20:艤装員長:海軍大尉 皆元 國 19.03.31:竣工、艤装員事務所を撤去 19.03.31:役務:内令第514号:警備海防艦 19.03.31:海防艦長:海軍大尉 皆元 國
19.03.31:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊 19.04.25:戦時編制:海上護衛総司令部第二海上護衛隊      〜06.22セブ 19.06.28:セブ〜タパ09船団護衛〜06.28セブ 19.06.30:(タパ09船団護衛)セブ〜
19.07.18:戦時編制:海上護衛総司令部第一海上護衛隊 19.07.18:艦船番号:(56) 19.07.25:(Z258船団護衛)ダバオ〜      〜07.25 1452 哨戒機が右140度陸岸近くに爆弾投下、           「第四十九號驅潜艇」「第五十八號驅潜艇」が攻撃に向う〜      〜07.25 1600 「第百二十七號特設輸送艦」、一般徴傭船柳河丸」、特設驅潜艇第二鶚丸」、           特設捕獲網艇第一號東光丸」が船団より分離サランガニ湾に向う〜      〜07.27 0052(N05.18-E121.48)特設運送船第二共榮丸」被雷沈没、             「第六號海防艦」、「第五十八號驅潜艇」と共に対潜掃蕩〜      〜07.27ザンボアンガ 19.07.28:(C294船団護衛)ザンボアンガ〜07.31セブ〜08.01マニラ 19.08.03:マニラ〜08.03バグダナ湾 19.08.04:(シマ02船団護衛)バグダナ湾〜08.05マニラ 19.08.08:マニラ〜マニラ湾口敵潜掃蕩〜      〜08.09 1600 マタ26船団護衛、サンフェルナンド避泊 19.08.12:(マタ26船団護衛)サンフェルナンド〜      〜08.13 0400 サブタン沖にて海軍配當船武津丸」被雷沈没〜      〜08.16 陸軍徴傭船「あさか丸」救難〜      〜08.17基隆 19.08.20:(タモ23船団護衛)基隆〜      〜08.22 1959(N29.53-E125.19)海軍配當船第二圖南丸」被雷沈没〜      〜08.26門司 19.08.26:門司〜08.27佐世保 19.08.27:佐世保海軍工廠にて機関修理並に整備(08.31まで) 19.09.08:佐世保〜09.08門司 19.09.08:(ミ19船団護衛)門司〜      〜09.10 1213(N33.47-E127.37)「千早丸」被雷沈没、対潜掃蕩〜      〜09.12珍島09.13〜09.16基隆港外09.17〜09.18高雄 19.09.25:(タマ27船団護衛)高雄〜09.26サブタン海峡09.27〜09.27アパリ09.28〜      〜09.28ラポック09.29〜09.29サンフェルナンド 19.09.30:サンフェルナンド〜09.30サンフェルナンド 19.10.03:サンフェルナンド〜10.03マシンロック10.04〜10.04マニラ 19.10.06:マニラ〜タマ19船団に合同〜      〜10.08サンフェルナンド10.10〜      〜10.10 1410 対潜掃蕩〜      〜10.11 1115 タマ19船団から分離〜      〜10.11 2000 タマ28船団護衛〜      〜10.12マニラ 19.10.17:(マシ03船団護衛)マニラ〜10.21楡林10.22〜10.23三亞10.24〜      〜10.25 1400 マシ03船団から分離〜      〜10.25 ---- ヒ76A船団護衛〜      〜10.26 ---- ヒ76A船団から分離〜      〜10.28馬公
19.10.20:戦時編制:海上護衛総司令部第一海上護衛隊第十二海防隊 19.10.20:海防隊編制:内令第1197号:第十二海防隊 19.10.29:(ミ23船団護衛)馬公〜11.04聖雀 19.11.01:海防艦長:海軍少佐 皆元 國 19.11.05:聖雀〜11.05西貢 19.11.06:重油搭載 19.11.08:西貢〜11.08聖雀 19.11.09:(ミ23船団護衛)聖雀〜11.12昭南(軍港) 19.11.13:第一〇一海軍工作部にて探信儀並に主砲修理(11.15まで) 19.11.14:重油搭載 19.11.16:昭南〜11.18西貢 19.11.19:重油、糧食搭載 19.11.20:西貢〜11.20聖雀 19.11.20:(サマ14A船団護衛)聖雀〜      〜11.20 2012 ファンシット湾仮泊〜      〜11.21 0356 ファンシット湾発〜      〜11.25 2135(N14.23-E119.45)「第三十八號海防艦」被雷〜      〜11.25 2150 「第四十六號海防艦」と共に船団と分離、敵潜掃蕩制圧〜      〜11.25 2245 「第三十八號海防艦」沈没〜      〜11.26 0430 「第十四號海防艦」が合同〜      〜11.26 0830 掃蕩中止〜      〜11.26 0850 聖雀に向う〜      〜11.26 1430(N14.20-E118.20)反転、マニラに向う〜      〜11.27マニラ 19.11.27:(マサ12船団護衛)マニラ〜      〜11.27 2200 護衛を止めマニラに向う〜      〜11.28 0210 高雄に向う      〜11.30高雄 19.11.30:生糧品、酒保物品搭載 19.11.30:(タマ33船団護衛)高雄〜      〜12.01 2205 パモックタン島仮泊〜      〜12.02 0555 仮泊発、前路掃蕩〜      〜12.02 0630 船団出港〜      〜12.02サンフェルナンド 19.12.02:泊地移動哨戒(12.03まで) 19.12.04:(マモ05船団護衛)サンフェルナンド〜前路掃蕩〜      〜12.04 0920 船団に合同〜      〜12.04 1550 ラポック仮泊〜      〜12.05 0615 仮泊地発〜      〜12.05 1830 カミギン仮泊〜      〜12.05 2330 仮泊地発、湾口附近掃蕩〜      〜12.06 0000 船団出港〜      〜12.06 0100 船団に合同〜      〜12.06 2040 枋寮沖仮泊〜      〜12.07 0730 仮泊地発〜      〜12.07高雄 19.12.07:高雄〜12.07左営 19.12.07:重油、真水搭載 19.12.07:軍隊区分:第一海上護衛隊信電令第1号:       第十二海防隊司令は麾下の一艦を東吉嶼附近に派遣、春風の曳航及び長島の救難に関し       高雄警備府長官の指揮を受けしむべし 19.12.08:左営〜      〜12.08 0814 驅逐艦「春風」救難、雑役船長島」捜索任務を海防艦干珠」に引継ぐ〜      〜12.08高雄港外 19.12.08:第一海上護衛隊電令第517号:護衛区分左記の通定む      4.タサ一八(9日高雄)        第十二海防隊(良榮丸、あまと丸、大越丸、延喜丸、第十五多聞丸加入) 19.12.09:高雄港外〜12.09高雄 19.12.09:(タサ18船団護衛)高雄〜      〜12.09 2000 安平沖仮泊〜      〜12.10 0000 仮泊地発〜      〜12.10 1000 陸軍配當船第十五多聞丸」機関不調の為、海軍配當船延喜丸」と「第百一號掃海艇」が             船団から分離〜      〜12.11 0200(N22.17-E116.08)敵味方不明大型機1機に対し砲撃〜      〜12.13楡林
19.12.10:戦時編制:海上護衛総司令部第一護衛艦隊第十二海防隊 19.12.10:艦隊区分:第十二海防隊、隊番号:13 19.12.14:(タサ18船団護衛)楡林〜      〜12.15 1845 バンフォン湾仮泊〜      〜12.16 0730 仮泊地発〜      〜12.16 1550 パダラン灯台233度10浬にて敵大型機1機を砲撃〜      〜12.16 2110 ファンシット湾仮泊〜      〜12.17 0730 仮泊地発〜      〜12.17聖雀 19.12.17:聖雀〜      〜12.17 1850 ナベ沖仮泊〜      〜12.18 0725 仮泊地発〜      〜12.18西貢 19.12.18:重油、真水、生糧品搭載 19.12.19:西貢〜12.19聖雀 19.12.20:(サタ04船団護衛)聖雀〜      〜12.21 2300 ナトラン湾仮泊〜      〜12.22 0700 仮泊地発〜      〜12.22 2200 クシャンダイ湾仮泊〜      〜12.23 0700 仮泊地発〜      〜12.24 0120 バダンガン泊地仮泊〜      〜12.24 0700 仮泊地発〜      〜12.25 1300 「第九號海防艦」「第三十二號海防艦」が護衛に加入〜      〜12.30 0633 高雄入港を止め北上〜      〜12.31基隆 20.01.02:(タモ34船団護衛)基隆〜      〜01.04 1045(N28.23-E122.25)敵F6F 3機と対空戦闘〜   〜01.04 1055 105度方向に撃退〜      〜01.08 2250 福岡湾仮泊〜      〜01.09 0700 仮泊地発〜      〜01.09 1200 六連着、護衛終了〜      〜01.09門司 20.01.09:門司〜      〜01.10 0450 呉港外仮泊〜      〜01.10 0800 仮泊地発〜      〜01.10呉 20.01.10:九六式二十五粍二聯装機銃2基、同単装機銃2基、      三式八糎迫撃砲二型1基増設工事(01.18まで) 20.01.11:甲錨地に繋留換え 20.01.12:弾火薬、爆雷揚陸作業 20.01.12:前檣下桁延長工事(01.15まで) 20.01.13:呉海軍工廠第三船渠にて入渠、艦底塗粧、推進器整流覆換装(01.18まで) 20.01.18:出渠、弾火薬、爆雷搭載、重油、真水搭載 20.01.19:呉〜自差修正〜      〜01.20 0800 部埼着〜      〜01.20 1015 部埼發〜      〜01.20門司 20.01.20:艦船番号:二番艦 20.01.20:海防艦長代理:海軍大尉 西菌 棟志 20.01.21:皆元少佐病気入院 20.01.21:海防艦長:海軍少佐 根本 音松 20.01.21:門司〜01.21六連 20.01.22:(モタ33船団護衛)六連〜      〜01.29 0655(N25.19-E120.53)陸軍徴傭船くらいど丸」被雷〜      〜01.29 0720 「第四十六號海防艦」は船団を指揮し先航、             本艦と「第十四號海防艦」は附近の掃蕩〜      〜01.29 1000 一時掃蕩を止め本艦を警戒艦とし「第十四號海防艦」が人員救助開始〜      〜01.29 1100 人員救助開始〜      〜01.29 1500 「三仁丸」を護衛し基隆に向う〜      〜01.30基隆 20.01.25:第一護衛艦隊電令第44号:護衛区分左の通定む       タモ三九(30日基隆)一班、第十二海防隊、第十九號驅潜艇(途中まで) 20.01.31:(タモ39船団護衛)基隆〜      〜02.01 ---- 白犬列島にて「第十九號驅潜艇」が護衛を終了〜      〜02.03 未明 特設運送船辰春丸」が船団より分離〜      〜02.06 1820 居金島仮泊〜      〜02.06 0900 仮泊地発〜      〜02.08 1400 六連着、護衛終了〜      〜02.08門司 20.02.10:重油搭載 20.02.12:門司〜02.12六連 20.02.13:(モタ36船団護衛)六連〜前路掃蕩〜      〜02.13 0400 船団出港〜      〜02.13 0545 船団に合同、護衛開始〜      〜02.14 1400 慈恩島仮泊〜      〜02.15 0230 仮泊地発、前路掃蕩〜      〜02.15 0645 鞍馬群島附近にて船団に合同、護衛開始〜      〜02.16 2000 余山東方8浬に於て練習巡洋艦鹿島」及び驅逐艦「櫻」が船団から分離〜      〜02.18 2200 護衛終了〜      〜02.18基隆 20.02.22:(タモ44船団護衛)基隆〜      〜02.22 0835 陸軍徴傭船めるぼるん丸」座礁〜      〜02.22 0850 陸軍徴傭船「めるぼるん丸」離礁、シャフトトンネルに浸水〜      〜02.22 0930 「第四十六號海防艦」が陸軍徴傭船「めるぼるん丸」を護衛し基隆に向う〜      〜02.22 2230 福瑤門仮泊〜      〜02.23 0300 「第四十六號海防艦」が合同〜      〜02.23 0730 仮泊地発〜      〜02.24 0800 泗礁山仮泊〜      〜02.25 2200 仮泊地発〜      〜02.28六連   20.03.--:艦隊区分:第十二海防隊、隊番号:26 20.03.01:六連〜03.01彦島 20.03.02:重油搭載 20.03.04:(被曳航)門司〜03.04彦島(三菱重工業株式會社下関造船所) 20.03.04:三菱重工業株式會社下関造船所にて入渠、諸修理工事(03.09まで)       四十五口径十年式十二糎高角砲修理(03.04-8)       二十五粍機銃防弾用楯装備(03.05-8)       仮称二号電波探信儀二型改四修理(03.04-16) 20.03.09:彦島〜03.09門司 20.03.09:重油搭載、石炭搭載(03.10まで) 20.03.14:生糧品、貯糧品搭載 20.03.16:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第9号:AS三部隊第二哨戒部隊 20.03.18:門司〜03.18六連 20.03.18:六連〜      〜03.19 0000 AS三作戦開始〜      〜03.19 0740 豆酸湾仮泊〜      〜03.19 1800 仮泊地発〜      〜03.20巨文島 20.03.22:巨文島〜移動哨戒〜03.23巨文島 20.03.25:艦船番号:四番艦 20.03.27:軍隊区分:第二哨戒部隊第六哨戒隊 20.03.27:巨文島〜移動哨戒〜      〜03.27 2300 敵潜探知爆雷攻撃:二式爆雷17個〜      〜03.28 1300 海防艦粟國」、久賀」が合同〜   〜03.29 1800 海防艦「粟國」、同「久賀」と分離〜      〜03.30巨文島 20.04.02:巨文島〜移動哨戒〜04.03巨文島 20.04.03:軍隊区分:第二哨戒部隊機密第031249番電:第六掃蕩隊 20.04.03:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第21号:東海哨戒部隊 20.04.07:巨文島〜対潜掃蕩〜04.08巨文島 20.04.11:巨文島〜04.12豆酸湾04.13〜04.13巨済島陶蔵浦04.14〜04.14鎮海 20.04.15:第二哨戒隊用物品補給、重油、真水搭載 20.04.17:鎮海〜04.17巨文島 20.04.17:第二哨戒隊に生糧品、貯糧品補給 20.04.18:巨文島〜対潜掃蕩〜      〜04.18 1744(N33.38-E128.40)敵潜らしきものを探知、爆雷攻撃:二式爆雷22個〜      〜04.20巨文島 20.04.29:巨文島〜04.29麗水04.30〜04.30白也水道 20.05.05:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第50号(05.01附):鮮南哨戒部隊第二哨戒部隊 20.06.01:軍隊区分:第一護衛艦隊電令作第72号(05.27附):黄海方面護衛部隊 20.08.25:役務:内令第747号:第一豫備海防艦 20.11.15:海防艦長:欠員 20.11.30:帝國海軍編制より除く(第281840番電にて予定) 20.12.01:除籍
20.12.01:入籍:内令第6号:特別輸送艦、呉地方復員局所管 20.12.20:内令第12号:「海第十六號」と呼称 21.01.21:艦長:第二復員官 石井 西二 21.01.28:艦長:第二復員官 鶴丸 廣次 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 21.04.01:艦長:第二復員事務官 鶴丸 廣次 21.06.15:艦長:復員事務官 鶴丸 廣次 21.08.15:艦長:復員事務官 谷川 C澄 22.01.06:復二第11号:特別保管艦に指定 22.01.22:艦長:欠員 22.02.01:復二第85号:横須賀地方復員局所管に改む 22.07.10:臨時艦長:復員事務官 野尻 雅一
22.08.14:除籍:復二第568号

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兵装

(計画時)
 四十五口径十年式十二糎高角砲2門、
 九六式二十五粍三聯装機銃2基、九九式軽機銃2挺、一四式拳銃13丁、九九式小銃39挺、
 九六式三米高角測距儀一型1基、九六式六十六糎測距儀1基、
 九三式二号水中聴音機小艦艇用甲1基、九三式探信儀一型1基、須式七十五糎探照燈四型改一1基、
 二号電波探知機二型改二1基、
 仮称三式投射機12基、爆雷投下軌道1條、九五式爆雷120個。

写真資料

 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫(2342)

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