辰春丸の船歴

 年 月 日:船歴

13.01.25:起工 14.01.18:進水、命名:辰春丸 14.04.15:竣工
--.--.--:基隆、台南経由高雄行定期船 16.07.24:神戸〜高雄
16.08.03:徴傭 16.09.05:入籍:内令第1025号:特設敷設艦、舞鶴鎮守府所管
16.09.05:株式會社大阪鉄工所本社工場にて艤装工事開始 16.09.05:艦長:海軍大佐 平野 武雄(兼務) 16.09.20:艦長:海軍大佐 樋口 通達 16.10.14:艤装工事完了 16.10.15:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第十七戦隊 16.11.29:寺島水道〜南洋方面 16.12.10:戦時編制:聯合艦隊第三艦隊第二根據地隊 17.--.--:内南洋方面で機雷敷設      〜ダバオ 17.01.22:特設砲艦億洋丸」を横付け、石炭補給 17.02.23:ダバオ〜      〜02.23 2200 敷設艇」、同「」が護衛を終了〜      〜タラカン
17.03.10:戦時編制:聯合艦隊南西方面艦隊第二南遣艦隊第二十二特別根據地隊 --.--.--:バリックパパン 17.05.09:(第206船団)馬公〜05.13佐世保 17.08.25:樋口大佐横須賀鎮守府附被仰付
17.08.25:除籍:内令第1581号 17.08.25:入籍:内令第1582号:特設運送船(雑用船)、舞鶴鎮守府所管
17.08.25:戦時編制:大海幕機密第574号の32:海軍省配属、舞鶴鎮守府所属、特設運送船(乙) 17.08.31:ポンチャナク〜09.02バンジャルマシン沖09.04〜09.05バリックパパン 17.09.07:官房機密第11261号:艤装替の件訓令 17.09.16:海軍運輸部機密第25091438番電による機雷積卸作業及び輸送任務 17.09.16:バリックパパン〜09.19ダバオ09.25〜10.02馬公10.07〜10.11佐世保 17.10.15:船長:海軍嘱託 渡部 治郎(部内限り奏任官待遇) 17.10.17:佐世保〜10.19大阪10.21〜10.23舞鶴 17.10.23:舞鶴海軍工廠にて艤装工事開始 17.12.27:艤装工事完了 17.12.28:海軍運輸部機密第181841番電による輸送任務(18.12.26まで) 17.12.28:舞鶴〜12.30門司01.06〜01.09東京 18.01.10:海軍運輸部機密第21180004番電による兵器引渡し 18.01.14:東京〜01.20大鳥島01.24〜01.27タロア01.31〜02.01ミレ02.07〜02.12トラック 18.02.27:海軍運輸部機密第23161211番電による還納品および人員93名の輸送任務 18.03.02:トラック〜03.11横須賀 18.03.13:海軍運輸部機密第941番電によるコークス4,500tおよび交易物資雑貨約1,000t、      自動車30台、軍票20,000,000円、便乗者准士官5名の輸送任務 18.03.13:横須賀〜03.15室蘭03.23〜03.26神戸03.29〜04.05高雄04.08〜      〜04.11マニラ04.14〜04.19メナド04.22〜04.26マカッサル04.30〜05.01ポマラ 18.05.25:海軍運輸部機密第184番電によるニッケル鉱石7,000tおよび人員46名の輸送任務 18.05.25:ポマラ〜06.02マニラ06.06〜06.09高雄06.12〜06.18新居浜06.23〜      〜06.24門司06.25〜06.30大連07.02〜07.08室蘭07.11〜07.13舞鶴 18.07.10:官房艦機密第3481号:九三式十三粍単装機銃他兵器貸与の件訓令 18.07.13:設営隊便乗施設工事施行(07.14まで) 18.07.18:舞鶴〜      〜護衛が敷設艇成生」から同「由利島」に交代〜      〜07.19六連 18.07.--:六連〜07.30高雄08.01〜08.07昭南08.11〜08.15カーニコバル08.21〜      〜08.24昭南08.28〜08.29ペナン09.03〜09.06サバン09.10〜09.13昭南09.16〜      〜09.16ビンタン 18.09.17:海軍運輸部機密第444番電による輸送任務 18.09.17:ビンタン〜09.18昭南09.19〜09.28高雄10.02〜10.08門司10.09〜      〜10.11伏木 18.10.14:海軍運輸部機密第182番電による輸送任務 18.10.14:伏木〜10.16室蘭10.18〜10.20川崎 18.10.22:海軍運輸部機密第920番電による輸送任務 18.10.22:川崎〜10.22横浜10.29〜11.01門司11.03〜11.08高雄11.12〜      〜11.16マニラ 18.11.22:(H6船団)マニラ〜レガスピー〜ダバオ〜11.29カウ 18.12.05:カウ〜12.07アンボン 18.12.--:第201設営隊員及び資材揚陸 18.12.12:アンボン〜12.16マカッサル 18.12.20:マカッサル〜12.26ビンタン 18.12.21:海軍運輸部機密第737番電による輸送任務、ボーキサイト鉱石 18.12.27:ビンタン〜12.27昭南12.30〜01.08高雄01.10〜01.16門司01.16〜      〜01.17新居浜 19.01.21:ボーキサイト鉱石揚陸 19.01.21:新居浜〜01.22彦島 19.01.22:三菱重工業株式會社下関造船所にて入渠、兵装工事、機関修理 19.02.04:海軍運輸部機密第485番電による輸送任務 19.02.07:彦島〜02.07門司02.09〜02.09三池02.12〜02.14呉 19.02.--:揮発油搭載 19.02.22:呉〜02.22呉02.23〜02.23神戸02.23〜02.25横浜 19.02.--:飛行機及び同増設タンクその他の兵器弾薬、機械、資材、大発積載 19.03.01:(第3301甲船団)横浜〜03.04父島 19.03.05:(東松一號甲船団)父島〜03.13トラック 19.03.17:トラック〜03.21サイパン 19.03.24:(東松二號船団)サイパン〜      〜03.24 1730 敷設艇巨濟」が潜望鏡らしきものを発見し監視制圧(三時間)〜      〜03.25 0500 敷設艇「巨濟」が船団に合同〜      〜03.26 1300(N20.58-E142.45)特務艦宗谷」が缶故障、続航不能、             特設砲艦那智丸」、敷設艇「巨濟」と共に父島に直行〜      〜03.31 1300 八丈島の184度26分にて「第十七號驅潜艇」「第三十一號驅潜艇」、驅逐艦「野分」             が爆雷攻撃、「第十七號驅潜艇」は1800迄現場を監視〜      〜03.31 1800 「第十二號掃海特務艇」「第十三號掃海特務艇」、「照海丸」と合同〜      〜03.31 2000頃 「第二十五號掃海艇」が合同〜      〜04.01 0930 解列〜      〜04.01横浜 19.04.03:海軍運輸部機密第122番電による輸送任務 19.04.03:横浜〜04.06門司04.13〜04.14神戸04.14〜      〜04.17東京04.22〜04.22横浜 19.04.25:横浜〜東京 19.04.28:(東松7号船団)東京〜05.06サイパン05.07〜05.08大宮島05.11〜05.11サイパン 19.05.17:(第4517船団)サイパン〜05.24横須賀 19.05.26:横須賀〜05.26横浜05.26〜05.29室蘭 19.--.--:石炭5,850t積載 19.06.01:室蘭〜06.04川崎 19.06.--:石炭揚陸 19.06.07:川崎〜06.08横須賀 19.06.--:軍需品400t積載、便乗者(兵員)13名乗船 19.06.09:横須賀〜06.09横浜06.10〜06.13神戸 19.06.--:軍需品、民需品470t積載 19.06.17:神戸〜06.18呉 19.06.--:軍需品800t積載、便乗者411名乗船 19.06.21:呉〜06.22八幡 19.06.--:燃料及び石炭補給 19.06.23:八幡〜06.29高雄 19.06.--:便乗者(兵員)208名退船 19.06.--:清水、燃料、石炭補給、糧食搭載 19.06.--:便乗者(軍属)192名乗船 19.06.30:高雄〜07.03マニラ 19.07.--:便乗者(兵員)20名退船 19.07.--:軍需品揚陸、軍用郵便物105個積載 19.07.07:マニラ〜07.09セブ 19.07.--:船団編成待ち 19.07.14:セブ〜07.16ダバオ 19.07.--:便乗者(兵員)15名、(軍属)1名退船 19.07.--:軍需品、郵便物揚陸 19.07.25:(Z258船団)ダバオ〜      〜07.25 1452 哨戒機が右140度陸岸近くに爆弾投下、           「第四十九號驅潜艇」「第五十八號驅潜艇」が攻撃に向う〜      〜07.25 1600 「第百二十七號特設輸送艦」、一般徴傭船柳河丸」、特設驅潜艇第二鶚丸」、           特設捕獲網艇第一號東光丸」が船団より分離サランガニ湾に向う〜      〜07.27 0055(N05.20-E121.43)米潜水艦"Dace"(SS-247)の雷撃を受け           特設運送船第二共榮丸」が被雷〜      〜07.27ザンボアンガ 19.07.--:便乗者(軍属)1名退船 19.07.30:ザンボアンガ〜07.31ボンガオ 19.07.--:船団編成待ち 19.08.07:ボンガオ〜08.07ツルサン水道08.08〜08.08タラカン 19.08.--:便乗者(兵員)23名退船 19.08.--:便乗者(軍属)4名乗船 19.08.09:タラカン〜08.09カランベッサ08.10〜08.10サンクリラン湾08.11〜08.11バリックパパン 19.08.--:便乗者(兵員)43名、(軍属)292名退船 19.08.--:軍需品、軍用郵便物揚陸 19.08.--:軍需品50t積載、便乗者(兵員)25名乗船 19.08.18:バリックパパン〜08.25ビンタン08.26〜08.27昭南 19.08.--:軍需品53t揚陸、清水補給 19.09.05:(シミ10船団)昭南〜09.08クチン09.10〜09.11ミリ 19.09.--:便乗者(軍属)1名退船、船員1名病気のため退船 19.09.15:(ミマ11船団)ミリ〜09.16ギマニス湾09.17〜09.17ホワイトロック湾09.18〜      〜09.18ダラヒカン島沖09.19〜09.19パラワン島エラン湾09.20〜09.20セントポール湾09.21〜      〜09.21バキット湾09.24〜反転〜09.24バキット湾09.25〜      〜09.25 マニラ向けの「信貴山丸」「天晨丸」「第一眞盛丸」「共榮丸」          「第六共榮丸」及び護衛の「第三十二號海防艦」と共に船団から分離〜      〜09.25 「第三十二號海防艦」が安全地帯まで護衛後、シマ11船団へ〜      〜09.26バキット湾 19.09.26:特設運送船共榮丸」へ炊事用石炭補給 19.09.29:護衛の「第八號掃海特務艇」「第十一號驅潜特務艇」と合流 19.10.07:バキット湾〜      〜10.07ウルガン10.10〜10.12バキット10.18〜10.20マニラ 19.10.--:マニラにて対空戦闘3回 19.10.--:石炭、清水補給 19.11.05:マニラ〜11.15高雄11.18〜11.20基隆11.26〜神戸 19.12.14:三菱重工業株式會社神戸造船所にて修理工事開始 19.12.29:三菱重工業株式會社神戸造船所にて修理工事完成 19.12.--:神戸〜12.31呉 20.01.03:呉〜01.05佐世保01.10〜 20.01.12:佐世保〜01.13六連 20.01.--:六連〜01.25基隆 20.01.31:(タモ39船団)基隆〜      〜02.03 未明 船団より分離〜      〜02.03上海 20.02.12:上海〜02.13大阪 20.02.26:船長:海軍嘱託 小川 忠一(部内限り奏任官待遇) 20.03.05:大阪〜03.06呉 20.03.--:魚雷30本、二十五粍機銃18挺、十二糎高角砲12門、爆弾その他搭載 20.03.--:便乗者472名乗船 20.03.08:呉〜03.10佐世保 20.03.--:十二糎高角砲4門、八糎野砲6門、二十五粍機銃4挺、ディーゼル機関、      大発1隻、貨車21台、探照燈2個、機雷300個、木材、セメント等搭載 20.03.14:佐世保〜03.15若松03.16〜 20.03.16:(モタ43船団)蓋井島北川にて船団に加入〜      〜03.16慶尚南道南海島東側湾内03.17〜03.17荷衣島西側03.18〜      〜03.19上海沖、舟山列島付近      〜03.19(N33.07-E122.05)米潜水艦"Balao"(SS-285)の雷撃を受け大破口を生じる〜      〜03.19泗礁山 20.03.20:練習巡洋艦鹿島」及び特設運送艦聖川丸」の軍医長来船 20.03.21:荷物人員の転載並びに異動 20.03.22:荷物転載作業、重傷者を工作船「早瀬」に移乗 20.03.23:転載作業 20.03.24:転載作業終了、羅針儀修正 20.03.25:一般徴傭船備後丸」に作業員派遣、転載作業 20.03.26:泗礁山〜03.26上海 20.03.--:三菱重工業株式會社江南造船所に1ヶ月入渠 20.--.--:上海〜06.08青島 20.06.11:青島〜      〜06.12 1745 「第十三號海防艦」が敵潜制圧に向う〜      〜06.12大東湾 20.06.--:大東湾〜06.21舞鶴
20.06.30:除籍:内令第577号 20.06.30:解傭:軍務三機密第610号の14
20.06.30:徴傭:船舶運營會 20.08.09:羅津〜08.17舞鶴(避難民輸送)
20.08.15:残存:SCAJAP No. T-031

同型船

 辰和丸辰鳳丸辰宮丸

兵装

 四十五口径三年式十二糎砲4門、十三粍二聯装機銃2基、七粍七単装機銃2基、
 機雷600個、
 九十糎探照燈1基、二米半測距儀1基。

*探照燈、測距儀については開戦時の標準兵装による

(官房艦機密第1077号(19.02.23)による調整図面)
 九六式二十五粍二聯装機銃2基、九三式十三粍二聯装機銃2基。 

写真資料

 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和14年2月号、昭和14年5月号
 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1997年6月号「日本商船隊の懐古 No.215」山田早苗
 「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.210) 
 「船舶史稿」船舶部会「横浜」第四巻(P.112)
 「戦前船舶」戦前船舶研究会 No.26 (P.228)
 「殉職者追悼録」 S57.08 山下新日本汽船株式会社(P.237)

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