巨濟の艇歴

 年 月 日:艇歴

13.06.22:起工、仮称艦名:第60號艦 14.03.31:命名:達第48号:「巨濟」(キヨサイ) 14.03.31:類別等級制定:内令第219号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:測天型 14.03.31:本籍仮定:内令第218号:鎮海要港部 14.06.29:進水 14.08.21:艤装員長:海軍少佐 宇津木 秀次郎 14.08.25:艤装員事務所を株式會社東京石川島造船所内に設置し事務を開始 14.10.18:信号符字點付:達第71号:JQND 14.12.27:本籍:内令第1037号:鎮海要港部、所属:鎮海防備隊 14.12.27:竣工、艤装員事務所を撤去
14.12.27:特務艇長:海軍少佐 宇津木 秀次郎 15.04.01:類別等級表改正:内令第197号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:測天型 15.04.01:内令第199号:鎮海防備隊所属
15.11.15:戦時編制:鎮海要港部部隊鎮海防備戦隊鎮海防備隊附属 15.11.15:内令第822号:鎮海防備隊所属 16.11.20:本籍:内令第1489号:鎮海警備府 16.11.20:戦時編制:鎮海警備府部隊鎮海防備戦隊鎮海防備隊 16.02.01:軍隊区分:大海指第23号:下関海峡方面の機雷敷設に関し呉鎮守府司令長官の指揮下に入る 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JHSQ 16.12.31:軍隊区分:大海指第35号:呉鎮守府司令長官の指揮を解く 17.04.10:内令第655号:鎮海防備隊所属 17.05.02:1130 巨文島の40度5浬にて敵潜水艦らしきものを探知攻撃 17.07.10:内令第1220号:鎮海防備隊所属 17.10.01:戦時編制:鎮海警備府部隊鎮海防備隊 18.04.01:内令第584号:鎮海防備隊所属 18.09.01:内令第1833号:鎮海防備隊所属 18.10.21:0600 探知捜索を止め群山に向かう 19.02.01:類別等級削除:内令第272号 19.02.01:内令第279号:鎮海防備隊から削る
19.02.01:類別等級制定:内令第271号:種別:敷設艇、艇型:測天型 19.02.01:本籍:内令第280号:佐世保鎮守府、役務:警備敷設艇 19.02.01:戦時編制:鎮海警備府部隊 19.02.01:敷設艇長:海軍大尉 篠崎 敏男 19.03.05:機密横須賀鎮守府電令作第178号:   1.第十一水雷戦隊(驅逐隊驅逐艦欠)、野分、第二十號掃海艇及び巨濟を乙直接護衛部隊に編入      2.第十一水雷戦隊司令官は乙直接護衛部隊を指揮、第三三〇八船団横濱トラック間の護衛を実施        すべし
19.03.10:機密横鎮命令作第347号:東松二號船団部隊編成 19.03.10:0800-1200 東京湾に出動し船団部隊の訓練 19.03.12:(東松二號船団乙直接護衛隊)東京湾(木更津沖集合地)〜      〜03.13 0314(N32.52-E139.02)八丈島の247度40浬にて巡洋艦「龍田」、             一般徴傭船國陽丸」が被雷し航行不能〜      〜03.13 0319 驅逐艦「野分」、同「卯月」が敵潜制圧攻撃、海防艦平戸」と共に             一般徴傭船「國陽丸」遭難者を救助〜      〜03.13 0357 一般徴傭船「國陽丸」沈没〜      〜03.13 0926 驅逐艦「野分」が合同〜      〜03.13 1245 敷設艇測天」が青島南方にて敵潜を探知攻撃〜      〜03.15 0530 驅逐艦「卯月」が合同〜      〜03.16 0320 敷設艇「測天」及び驅逐艦「卯月」が爆雷投射〜      〜03.16 1100 浮流機雷3個を発見し銃撃処分〜      〜03.16 2245 驅逐艦「野分」が敵潜らしきものを探知し爆雷攻撃〜      〜03.17 0455 水平線に白灯調査の為驅逐艦「朝風」が解列するが状況を得ず〜      〜03.18 0227 驅逐艦「夕凪」が敵潜探知〜      〜03.18 0530 第二十一驅潜隊(「第十七號驅潜艇」「第十八號驅潜艇」)が合同〜      〜03.18 0550 第二十一驅潜隊及び陸軍徴傭船高岡丸」が分離しパガンに向かう〜      〜03.19 0443 驅逐艦「卯月」が敵潜探知、爆雷攻撃〜      〜03.19 0605 驅逐艦「野分」が直衛機の誘導にて爆雷攻撃〜      〜03.19 0629 驅逐艦「朝風」、同「卯月」が爆雷攻撃〜      〜03.19サイパン 19.03.19:サイパン〜      〜03.19 対潜掃蕩〜      〜03.20 陸軍徴傭船玉鉾丸」「第二十號掃海艇」の前路掃蕩〜      〜03.20サイパン 19.03.22:(「柳河丸」護衛)サイパン〜テニアン〜サイパン 19.03.24:(東松二號船団乙直接護衛隊)サイパン〜      〜03.24 1730 潜望鏡らしきものを発見し監視制圧(三時間)〜      〜03.25 0500 船団に合同〜      〜03.26 1300(N20.58-E142.45)特務艦宗谷」が缶故障、続航不能、             特設砲艦那智丸」と共に「宗谷」を護衛し父島に直行〜      〜03.28父島 19.04.01:軍隊区分:機密横鎮電令作第259号:甲直接護衛部隊 19.04.02:機密横鎮信電令作第264号:      1.第四三二四船団(宗谷、芝園丸、日昌丸第二朝日丸、護衛艦:巨濟、那智丸)        明3日父島発      2.甲直接護衛部隊指揮官は適宜部下艦艇をして明3日午前横須賀出撃、列島線航路を索敵南下、        概ね北緯30度50分線附近に於て前項船団部隊に会合し宗谷特務艦長の指揮を承け之が護衛に        任ぜしむべし 19.04.09:軍隊区分:機密横鎮電令作第281号:乙直接護衛部隊、東松六號船団の護衛      1.指揮官:第七護衛船団司令官      2.兵力:帆風、澤風、三宅、第六號海防艦、第二十號掃海艇、第二十八號掃海艇、           第三十一驅潜隊(第十一號驅潜艇欠)、巨濟、由利島      3.指揮官乗船を帆風に指定す 19.04.13:機密横鎮電令作第292号:      1.東松六號船団部隊(船団の編成は第七護衛船団司令官所定)は15日以降指揮官所定により        東京湾出撃南下すべし        途上、巨濟、由利島、玉鉾丸及び辰昭丸を父島に分派すべし      2.甲直接護衛部隊指揮官、海面防備部隊指揮官及び小笠原部隊指揮官は適宜部下兵力を派遣し        前項部隊の作戦に協力せしむべし 19.04.15:(東松六號船団護衛)木更津沖〜04.18父島 19.04.18:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第374号:小笠原部隊 19.04.23:小笠原部隊信電令作第33号:      1.本日0645父島の330度98浬に敵潜没潜水艦発見      2.巨濟、由利島(先任艇長指揮)は準備出来次第出撃、之が撃滅に任ずべし      〜04.23(N28.20-E141.19)対潜戦闘:爆雷投下3個〜      〜04.24二見 19.04.24:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第378号:小笠原部隊 19.04.25:爆雷24個補給 19.05.11:小笠原部隊電令作第103号:      1.第四五一三乙船団辰昭丸、百jロ、13日0600横須賀に向け出港の予定      2.第八利丸艇長は第六玉丸、巨濟及び由利島を併せ指揮し右船団の護衛に任ず      3.第八利丸及び第六玉丸の護衛終止の時期並に爾後の行動は特命す 19.05.13:(第4513乙船団護衛)父島〜      〜05.15 0900(N30.50-E138.55)水雷艇千鳥」が合同、護衛開始             特設掃海艇第八利丸」、特設驅潜艇第六玉丸」が護衛終了〜      〜05.17横須賀 19.05.17:機密横鎮電令作第360号:      1.小笠原部隊指揮官は巨濟及び由利島をして第三五二一船団(甲標的を曳航)の横須賀サイパン間        護衛を実施せしむべし      2.第二海上護衛部隊司令官は日下部運航指揮官をして前項船団の運航指揮に任ぜしむると共に        同船団部隊を指揮せしむべし      3.甲直接護衛部隊指揮官は部下艦艇1隻を派して鳥島付近まで第一項船団の直接護衛に協力せしむべし 19.05.--:(第3521船団護衛)横須賀〜サイパン 19.06.02:軍隊区分:機密横鎮電令作第405号:サイパン方面直接護衛部隊 19.06.03:(「C河丸」「~福丸」「第十八日正丸」護衛)サイパン〜      〜06.05 対潜戦闘:爆雷攻撃〜      〜06.09トラック 19.07.09:軍隊区分:海護総電令作第213号:鎮海警備府海上護衛部隊 19.07.14:(マタ24A船団護衛)マニラ〜07.17高雄
20.03.12:軍隊区分:鎮海警備府信電令作第20号:黄海方面部隊 20.03.12:軍隊区分:第一〇三部隊(3)      〜03.17荷衣島 20.03.18:荷衣島〜      〜03.18 1300 第十二哨戒線から北緯35度20分東経123度50分に急行、対潜掃蕩〜      〜03.19 2000 敵情を得ず、所定配備〜      〜03.21荷衣島 20.03.21:黄海方面部隊電令作第3号:      1.黒山島部隊は第一警戒配備となせ      2.巨濟及び第二十六號驅潜艇は明日天明後、速に出撃、大黒山島の311度75浬の敵潜を掃蕩        撃滅せよ 20.03.22:荷衣島〜対潜掃蕩〜      〜03.23 1500 紅島の17度30浬にて反響音探知、爆雷攻撃6個〜      〜03.23 1900 掃蕩中止〜      〜03.24 0830 紅島北方5浬附近にて「第二十六號驅潜艇」と合同〜 20.03.25:黄海方面部隊電令作第6号:       第二十六號驅潜艇の攻撃に依り敵潜の撃沈概ね確実なりと認む、本日0800迄特に敵情を得ざれば       掃蕩を止め荷衣島に帰投せよ      〜03.25荷衣島 20.03.25:驅逐艦「春月」より燃料補給 20.03.25:軍隊区分:海上護衛総部隊電令作第420号:      1.鎮警護衛部隊より巨濟除き之を佐鎮護衛部隊に編入す      2.佐鎮護衛部隊指揮官は右艦艇をして第十八戦隊司令官の指揮を承けしめ機雷作戦に従事せしむべし      3.鎮警護衛部隊指揮官は巨濟をして打合せのため28日午前中に佐世保に回航せしむべし 20.03.26:荷衣島〜03.26鎮海 20.03.26:軍隊区分:鎮海警備府電令作第14号:黄海方面部隊より除く、       巨濟は海上護衛総部隊電令作第420号に依り佐世保に回航すべし
20.03.27:軍隊区分:佐世保鎮守府信電令作第77号:      1.第十七號驅潜艇及び第二十三號驅潜艇を九州方面護衛本隊に編入(3月15日附)      2.巨濟及び新井埼を機雷部隊に編入(3月15日附) 20.03.27:鎮海〜03.28佐世保 20.04.11:佐世保〜      〜04.11 1700 六連にて敷設艦常磐」、敷設艇新井埼」と合同〜      〜04.12 0700 六連発〜      〜04.12佐伯 20.04.13:0600 機雷搭載開始      2213 機雷搭載終了 20.04.14:佐伯〜      〜04.14 1642 姫島灯台の294度10.8浬にて特設敷設艦高榮丸」触雷、普通航行に支障なし〜      〜04.14 1957 六連仮泊〜      〜04.15 0530 六連発〜      〜04.15 0822 小串湾仮泊〜      〜04.15 2400 小串湾発〜      〜04.16 1230 対馬海峡機雷堰第一次對馬西水道機雷堰(Uノ1)敷設開始〜      〜04.16 1459 第2列線九三式機雷三型改一100個敷設終了〜      〜04.17 1633 作業地発〜      〜04.17佐世保 20.04.20:敷設艇長:海軍大尉 山本 了夫 20.04.22:佐世保〜      〜04.22 1345 伊万里湾仮泊〜      〜04.23 0500 「第二十二號海防艦」と敷設艇「新井埼」が先行仮泊地発〜      〜04.23 1500 伊万里湾発〜      〜04.23 0830 対馬海峡機雷堰第二次壱岐水道南機雷堰(X)敷設開始〜      〜04.23 0904 第2列線九三式機雷一型120個敷設終了〜      〜04.23 0911 作業地発〜      〜04.23 1000 「第二十二號海防艦」が解列〜      〜04.23 1900 「第二十九號海防艦」が合同〜      〜04.23 2125 姫島仮泊〜      〜04.24 0700 特設敷設艦永城丸」と合同〜      〜04.24 0800 特設敷設艦「永城丸」より機雷移載〜      〜04.24 1200 姫島発〜      〜04.25 ---- 小串湾仮泊〜      〜04.26 0600 小串湾発〜      〜04.26 1250 対馬海峡機雷堰第二次壱岐水道北機雷堰(W)敷設開始〜      〜04.26 1320 第3列線九三式機雷一型120個敷設終了〜      〜04.26 1510 伊万里湾仮泊〜      〜04.28 1000 伊万里湾発〜      〜04.28 1630 小串湾仮泊〜      〜04.29 0530 小串湾発〜      〜04.29佐伯 20.04.30:1810 吹浦に転錨 20.05.01:機雷搭載完了 20.05.01:佐伯〜05.04臼杵湾 20.05.07:機雷搭載 20.05.08:佐伯〜05.08八幡浜 20.05.09:八幡浜〜      〜05.09 1200 三崎仮泊〜      〜05.11 0500 三崎発〜      〜05.11 0514 敷設艇濟州」、同「新井埼」が合同〜      〜05.11 0711 特設敷設艦「高榮丸」が合同〜      〜05.11 0932 特設敷設艦「高榮丸」が触雷小破、「第二十二號海防艦」を残し先航〜      〜05.11福岡湾 20.05.11:「第二十九號海防艦」が合同 20.05.12:特設敷設艦「高榮丸」、「第二十二號海防艦」が合同 20.05.13:福岡湾〜      〜05.13 0746 対馬海峡機雷堰第三次對馬東水道機雷堰(Vノ1)敷設開始〜      〜05.13 0807 第1列線九三式機雷三型改一75個敷設終了〜      〜05.13 2300 恵美須湾仮泊〜      〜05.14 1715 恵美須湾発〜      〜05.14佐世保 20.05.19:佐世保〜      〜05.19 1759 唐津湾仮泊〜      〜05.20 1758 唐津湾発〜      〜05.21 0650 対馬海峡機雷堰第四次對馬西水道北側機雷堰(Uノ2)敷設開始〜      〜05.21 0719 第4列線九三式機雷100個敷設終了、敷設特務艇加コ」合同〜      〜05.21 0840 敷設特務艇「加コ」解列〜      〜05.21 0955 敷設艇「濟州」と共に解列〜      〜05.24佐伯 20.05.25:佐伯にて機雷搭載 20.05.26:佐田岬〜05.26刈田沖05.28〜05.28部埼05.31〜05.31呼子 20.05.31:1700 特設敷設艦「高榮丸」に機雷を搭載 20.05.31:呼子〜06.01佐世保
20.08.15:残存 20.09.15:除籍:(機密第091752番電にて予定) 20.10.15:敷設艇長:海軍大尉 保坂 博
20.12.01:入籍:内令第6号:特別輸送艦、佐世保地方復員局所管 20.12.01:艦長:第二復員官 保坂 博 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 21.04.01:艦長:第二復員事務官 保坂 博 21.06.15:艦長:復員事務官 保坂 博 21.12.30:復二第526号:特別保管艦に指定 22.01.15:艦長:欠員 22.09.05:艦長:復員事務官 石野 自彊
22.11.20:除籍:復二第845号

同型艇

 測天白~成生浮島

兵装

(計画時)
 毘式四十粍二聯装機銃1基、
 三八式小銃20挺、一四式拳銃5丁、
 須式七十五糎探照燈1基、一四式一米半測距儀2基、
 九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下装置2基、爆雷手動投下台8基、
 九一式一型爆雷36個、
 大掃海具二号二型2組、小掃海具一型2組、
 九三式機雷120個(又は一四式二号防潜網2組又は一四式捕獲網8組)。

写真資料

 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.47「敷設艇」 (P.35)
 雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.89-90)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2643)
 「日本海軍艦艇写真集 潜水艦・潜水母艦」ダイヤモンド社 H17.12 呉市海事歴史科学館(P.202)

前の艇へ ← 敷設艇 → 次の艇へ

Homeへ戻る