怒和島の艇歴

 年 月 日:艇歴

16.11.26:起工、仮称艦名:第177號艦 17.04.08:命名:達第111号:「怒和島」(ヌワジマ) 17.04.08:類別等級制定:内令第616号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:測天型 17.04.08:本籍仮定:内令第618号:呉鎮守府 17.07.31:進水 17.10.15:艤装員長:海軍豫備大尉 大塚 吾郎 17.10.19:艤装員事務所を大阪鐵工所櫻島造船所内に設置し事務を開始 17.11.15:本籍:内令第2120号:呉鎮守府、佐伯防備隊所属 17.11.15:竣工、艤装員事務所を撤去
17.11.15:特務艇長:海軍豫備大尉 大塚 吾郎 17.11.15:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊佐伯防備隊 17.11.--:呉〜11.20佐伯 17.11.21:呉防備戦隊電令作第7号:      1.間宮22日2200深島着南下      2.佐伯防備隊司令は怒和島をして深島より都井岬の90度線まで右直接護衛に任ぜしむべし 17.11.22:佐伯〜      〜11.22 運送艦間宮」護衛〜 17.11.23:呉防備戦隊電令作第11号:      1.あきつ丸、嵐、野分、24日0830深島着南下、針路158度、速力17節      2.佐伯防備隊司令は23日夜間、怒和島、夏島那沙美第三十一號哨戒艇を以て        D0、E1、E2、J1、J2哨区の対潜掃蕩を実施せしむべし 17.11.23:呉防備戦隊電令作第12号:      1.富士山丸、24日1300深島を通過ショートランドに向け針路155度速力13節      2.怒和島は深島より都井岬の90度線まで右直接護衛に任ずべし      3.右任務終了後、都井岬附近より深島距岸10浬附近、九州沿岸の対潜掃蕩を実施しつつ        佐伯に帰投せよ       〜11.24 特設運送船富士山丸」護衛〜 17.11.24:呉防備戦隊電令作第13号:   1.あけぼの丸、25日推定位置北緯31度37分東経12度30分(A点)1700深島着予定      2.怒和島は富士山丸を護衛しA点より深島まで右直接護衛に任じつつ佐伯に帰投すべし      〜11.25 特設運送船あけぼの丸」護衛〜      〜11.25佐伯 17.11.27:呉防備戦隊電令作第15号:      1.日威丸、28日0600足摺埼灯台の182度53浬(A点)を経て深島に向う、針路317度        速力11節      2.佐伯防備隊司令は怒和島をしてA点より深島まで右直接護衛に従事せしむべし 17.11.27:佐伯〜 〜11.28 特設運送船日威丸」護衛〜      〜11.29佐伯 17.11.30:佐伯〜目標艇〜11.30佐伯 17.12.02:佐伯〜E船団護衛〜 17.12.03:呉防備戦隊電令作第21号:       怒和島はE船団護衛任務終了後、富士川丸機密第031948番電による       同艦の直接護衛並に水路嚮導に任ずべし      〜12.04 特設航空機運搬艦富士川丸」を護衛〜      〜12.05佐伯 17.12.07:転錨、燃料搭載 17.12.08:佐伯〜K船団護衛〜12.10古江 17.12.11:古江〜輸送船護衛〜12.12佐伯 17.12.13:呉防備戦隊電令作第32号:      1.伊良湖、13日トラックに向け呉発、1400佐田岬着、第一水道南下      2.佐伯防備隊司令は怒和島をして水ノ子灯台より都井岬の90度まで        之が直接護衛に任ぜしむべし      3.右任務終了後、都井岬より深島まで沿岸20海里附近の対潜掃蕩を実施しつつ        帰投せしむべし 17.12.13:佐伯〜運送艦伊良湖」護衛〜12.14佐伯 17.12.16:呉防備戦隊電令作第41号:      1.、本日2020沖ノ島の147度56浬に於て敵潜を捕捉攻撃中      2.佐伯防備隊司令は全力を挙げて之が撃滅に任ずべし 17.12.16:佐伯防備隊信電令作第5号:      1.掃蕩隊編制:        第一小隊:第三十六號驅潜艇(1)、第三十七號驅潜艇(2)、怒和島(3)         第二小隊:鳩(1)、第三十一號哨戒艇(2)、第四十六號哨戒艇(3)      2.指揮官:特務隊指揮官(第三十六號驅潜艇乗艇)      3.掃蕩要領:鳩に合同の上指揮官の定る処による 17.12.16:佐伯〜対潜攻撃〜12.19佐伯 17.12.18:佐伯防備隊電令作第38号:      1.今夜の掃蕩終了せば明19日0800以後、佐伯防備隊信電令作第5号による掃蕩隊の編成を解く      2.第三十一號哨戒艇、第四十六號哨戒艇は先任艇長之を指揮しE1、E2、J1、J2        哨区を南北に反復掃蕩を続行すべし      3.爾余の各艇は呉防戦機密第18191571番電の如く行動せよ 17.12.19:呉防備戦隊電令作第50号:      1.佐伯防備隊司令は明20日怒和島、第三十六號驅潜艇、第三十七號驅潜艇を以て        E1、E2、J1、J2哨区の夜間掃蕩を実施すべし      2.第三十一號哨戒艇は20日1730以後、掃蕩を止め佐伯に帰投補給に任ずべし 17.12.20:佐伯〜対潜攻撃〜12.23古江 17.12.21:呉防備戦隊電令作第53号:      1.0020浮上敵潜水艦一隻都井岬の94度62浬に発見、怒和島攻撃中      2.佐伯防備隊司令は怒和島、第三十六號驅潜艇、第三十七號驅潜艇(以上現場にあり)        第三十一號哨戒艇、鳩を以て之が掃蕩撃滅に任ずべし      3.各部隊一層警戒を厳にせよ 17.12.21:佐伯防備隊電令作第39号:呉防備戦隊電令作第53号による敵潜掃蕩要領を左の通り定む      1.部隊編成:        第一小隊:鳩(1)、第三十六號驅潜艇(2)、第三十七號驅潜艇(3)(本職直卒)         第二小隊:第三十一號哨戒艇(1)、怒和島(2)(特務艇長指揮官)      2.掃蕩区域:        第一小隊:J4、O2、K3、P1         第二小隊:J3、O1、I2、N1      3.実施要領:略 17.12.21:呉防備戦隊電令作第56号:      1.知床、21日1800北緯31度08分東経133度20分深島に向う、速力9節      2.大光丸、22日0000北緯30度50分東経132度32分深島に向う、速力8節      3.佐伯防備隊司令は掃蕩を兼ね掃蕩隊の各一艇をして知床、大光丸の直接護衛に任ぜしむべし 17.12.21:伯防機密第211702番電:      1.第三十七號驅潜艇は知床、怒和島は大光丸の直接護衛に任ずべし      2.深島附近に至らば各護衛帝は直に固有小隊に復帰すべし 17.12.21:佐伯防備隊電令作第40号:      1.佐伯防備隊電令作第39号の部隊編成を左の如く追加訂正す        (イ)第四十六號哨戒艇を第二小隊の二番艇とし以下艦船番号を順次繰り下ぐ        (ロ)第三十九號驅潜艇は明22日1200以後、第一小隊の四番艇に編入す      2.第四十六號哨戒艇及び第三十九號驅潜艇は成るべく速に右に応ずる如く行動せよ 17.12.21:呉防備戦隊電令作第58号:       明22日より掃蕩は当分の間、左により実施すべし      1.掃蕩隊        (イ)兵力:鳩、第三十一號哨戒艇、第四十六號哨戒艇、怒和島、第三十六號驅潜艇、              第三十九號驅潜艇        (ロ)期間:時令ある迄、毎日夜間        (ハ)区域:北緯31度以北海面        (二)昼間待機基地:油津(宿毛)基地待機中は当直艇一隻を定め10節即時待機とす        (ホ)右の外、佐伯防備隊司令所定      2.特別掃蕩隊及び第三十一掃海隊、第三十四掃海隊による掃蕩はその都度定む      3.今夜の掃蕩終了せば鳩、第三十一號哨戒艇は佐伯に帰投し船団護衛に任ずべし 17.12.22:佐伯防備隊電令作第42号:呉防備戦隊電令作第58号による掃蕩は左記により之を実施すべし      1.兵力(艇番號)        第一小隊:鳩(1)、第三十一號哨戒艇(2)、第四十六號哨戒艇(3)         第二小隊:怒和島(4)、由利島(5)        第三小隊:第三十六號驅潜艇(6)、第三十七號驅潜艇(7)、第三十九號驅潜艇(8)      2.掃蕩隊指揮官:特務艇指揮官      3.期間:毎日1800より翌日の0630まで      4.区域:細島灯台を通ずる90度線以南      5.以下略 17.12.23:呉防備戦隊電令第38号:       佐伯防備隊司令は今夜の掃蕩終らば怒和島を佐伯に帰投せしめ補給並に船団護衛に       任ぜしむべし 17.12.23:古江〜対潜攻撃〜12.24佐伯 17.12.26:呉防備戦隊電令作第62号:      1.26日より当隊電令作第58号による掃蕩兵力を第四十六號哨戒艇、由利島、釣島とす      2.第三十九號驅潜艇は佐伯に帰投、補給後、船団護衛に任ずべし 17.12.26:佐伯〜      〜12.28 2025 A点より20浬南下するが特設運送船長興丸」と会合できず〜      〜12.29佐伯 17.12.27:呉防備戦隊電令作第69号:      1.長興丸、28日1200北緯30度東経133度(A点)29日0800深島着北上、速力8.5節      2.怒和島は船団護衛任務終了後、A点より深島まで右直接護衛に任ずべし 17.12.30:佐伯〜12.30安下庄12.31〜12.31呉 18.01.01:軍隊区分:機密呉鎮守府命令作第1号:海上防備部隊佐伯防備隊 18.01.15:呉〜01.15佐伯 18.01.16:呉防備戦隊電令作第7号:      1.龍田17日沖ノ島通過北上の予定      2.佐伯防備隊司令は怒和島をして準備出来次第、佐伯出港、龍田と会合、直接護衛並に        豊後水道の水路嚮導に任ぜしむべし、龍田の位置、針路、速力は後報する 18.01.16:佐伯〜      〜01.16 巡洋艦「龍田」と会合できず〜      〜01.17佐伯 18.01.17:呉防備戦隊電令作第8号:      1.1月18日午後第一航空戦隊(翔鶴欠)武藏、秋雲、雪風、内海発        19日0400沖ノ島南下、第十驅逐隊(秋雲欠)出撃す、針路130度速力22節      2.18日2300までに第二哨戒配備Aとなせ      3.佐伯防備隊司令は釣島、那沙美、怒和島、由利島、第三十七號驅潜艇を以て18日夜間出撃        航路(沖ノ島より70浬迄)の掃蕩を実施したる後、その艦隊通過後は約3時間        追躡潜水艦の阻止に任ずべし      4.略      5.第三十一號哨戒艇、第三十六號驅潜艇は現任務終了せば先任艇長所定により        艦隊航路の西方を掃蕩しつつ北上すべし 18.01.18:佐伯〜対潜攻撃〜01.19油津 18.01.18:呉防備戦隊電令作第9号:      1.第二日新丸、20日正午位置北緯30度東経132度、室戸埼を経て紀伊水道に入る、速力11節      2.佐伯防備隊司令は怒和島(現任務終了後)及び第三十九號驅潜艇をして        20日昼間第二日新丸に会合、東経133度45分線まで直接護衛に任ぜしむべし      3.20日正午位置及び針路の詳細は後報す 18.01.20:油津〜   〜01.20 一般徴傭船第二日新丸」護衛〜      〜01.22佐伯 18.01.25:特務艇長:海軍豫備大尉 吉野 輝彦 18.01.25:(W船団護衛)佐伯〜北緯29度線にて護衛終了〜01.27佐伯 18.01.30:佐伯〜船団護衛〜 18.01.31:呉防備戦隊電令作第27号:   1.山城、2月2日1000沖ノ島通過、横鎮海面防備部隊驅逐艦3隻護衛の下に横須賀に   回航予定出撃、針路概ね135度      2.2日0600迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.佐伯防備隊司令は夏島、怒和島、由利島、第三十六號驅潜艇を以て1日夜間出撃        針路上沖ノ島より70浬迄の対潜掃蕩を実施したる後、那沙美及び第三十六號驅潜艇をして        追躡潜水艦の阻止に任ぜしむべし        怒和島、由利島は掃蕩終了後、佐伯に帰投、補給の上別令により行動、        潜校教務に協力せしむべし      4.略 18.01.31:呉防備戦隊電令第62号:       佐伯防備隊司令は左に依り艦艇を派遣、機密呉鎮守府命令第35号による潜校教務に 協力せしむると共に司令所定に依り諸訓練を実施すべし      1.第三十九號驅潜艇は1日夕刻迄に安下庄に派遣、2日の教務に参加      2.怒和島、由利島を2日中に伊予灘に派遣、3日より5日迄の教務に参加 18.02.01:軍隊区分:機密呉海上防備部隊命令作第1号(01.25附):豊後防備部隊第四部隊      〜02.02佐伯 18.02.02:佐伯〜潜校教務〜02.02安下庄 18.02.03:安下庄〜潜校教務〜02.03安下庄 18.02.04:安下庄〜潜校教務〜02.04安下庄 18.02.05:安下庄〜潜校教務〜02.05佐伯 18.02.07:佐伯〜      〜02.07 北緯29度線までA2船団護衛〜      〜02.10佐伯 18.02.11:呉防備戦隊電令作第38号:      1.12日より3日間の日施掃蕩隊を怒和島及第三十九號驅潜艇に指定す      2.間宮12日1300深島通過、爾後針路140度、速力11節にて南下す        佐伯防備隊司令は右掃蕩隊又は其の1隻をして掃蕩を兼ね深島より都井岬の90度線まで        之が直接護衛に任ぜしむべし 18.02.11:佐伯防備隊電令作第63号:呉防備戦隊電令作第38号に依る12日以後の日施掃蕩及護衛要領左の通      1.怒和島及第三十九號驅潜艇は12日1000佐伯発、第三十九號驅潜艇は都井岬90度線まで        間宮の直接護衛に任ずべし      2.怒和時は間宮の後方より掃蕩しつつ南下、第三十九號驅潜艇の護衛任務終了後、之を合同し        爾後日施掃蕩に任ずべし      3.掃蕩要領は佐伯防備隊信令作第10号に準ず 18.02.12:佐伯〜船団護衛〜02.13油津 18.02.13:油津〜外洋掃蕩〜02.14古江 18.02.14:古江〜外洋掃蕩〜02.15宿毛 18.02.14:呉防備戦隊電令作第38号:      1.陸奥、山雲、旗風、野風、左の点を通過、横須賀より柱島に回航の予定        2月15日横須賀発(中略)16日1530沖ノ島を通過      2.16日1200迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.佐伯防備隊司令は釣島、夏島、怒和島、由利島、第三十六號、第三十七號、        第三十九號驅潜艇を以て15日夜間、沖ノ島より70浬まで其の航路上の対潜掃蕩を        実施したる後、由利島、第三十七號驅潜艇の外は16日昼間艦隊水道南端着まで         沖ノ島より30浬まで其の航路上の哨戒に任ぜしむべし      4.第三十一掃海隊司令は16日1200迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし 18.02.14:呉防備戦隊電令作第39号:      1.葉15日1900水ノ子通過、東水道を出撃、TPに向う、針路概ね150度      2.日施掃蕩隊、今夜航路上沖ノ島より50浬迄の掃蕩を実施すべし      3.第三十一掃海隊司令は15日1700迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了したる後、        葉出撃までG2哨区北半の対潜掃海に任ずべし 18.02.15:宿毛〜外洋掃蕩〜02.16佐伯 18.02.17:佐伯〜対潜訓練〜02.17佐伯 18.02.18:佐伯〜対潜訓練〜02.18佐伯 18.02.18:呉防備戦隊電令作第44号:      1.20日第八戦隊(筑摩欠)及日進、21日第二航空戦隊(飛鷹欠)及第十五驅逐隊(親潮欠)        沖ノ島通過(両日共0730)北上の予定帰着、針路概ね345度      2.飛鷹及鹿屋空飛行機は九州東方及南方海面対潜掃蕩実施の予定      3.20日21日両日共0500迄に第二哨戒配備Aとなせ      4.佐伯防備隊司令は19日20日両日、釣島、第三十一號哨戒艇、夏島、怒和島、第三十六號、        第三十九號驅潜艇を以て艦隊航路上、沖ノ島より70浬迄の夜間掃蕩を実施すべし      5.第三十一掃海隊司令は19日20日両日共、日没迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すると        共に両日共、夜間その隊の2隻を以てE2哨区の掃蕩を実施すべし 18.02.19:佐伯〜日施掃蕩〜02.20宿毛 18.02.20:宿毛〜日施掃蕩〜02.21宿毛 18.02.20:呉防備戦隊電令作第48号:      21日より3日間の日施掃蕩隊を第三十九號驅潜艇及怒和島に指定す 18.02.21:宿毛〜日施掃蕩〜02.22細島 18.02.21:呉防備戦隊電令作第49号:      1.建川丸、20日0600A点(都井埼の115度7浬)1200B点(北緯32度東経132度)        1500深島着予定の所、未だ入港せず、速力12.5節      2.第三十九號驅潜艇及怒和島は深島よりA点まで右捜索し之が護衛に任ずべし 18.02.22:呉防備戦隊電令作第51号:      1.特務艦大瀬、21日2250敵潜水艦と交戦中、東経133度北緯29度30分      2.佐伯防備隊司令は第三十九號驅潜艇及怒和島をして右潜水艦の撃滅に任ぜしむべし 18.02.22:佐伯防備隊電令作第66号:      1.第三十九號驅潜艇、怒和島は速に出撃、呉防備戦隊電令作第51号による敵潜を撃滅せよ      2.船団護衛中の第三十一號哨戒艇、那沙美と緊密なる連携を執れ 18.02.22:呉防備戦隊電令作第52号:      1.21日2300北緯29度30分東経133度にて敵潜の雷撃を受けたる艦あり      2.左により対潜掃蕩を実施すべし        イ.現物を中心とするS0、T0哨区:第三十九號驅潜艇、怒和島          (第三十一號哨戒艇、那沙美は船団護衛任務終了後、右に協力)        ロ.J0哨区:第三十六號驅潜艇、由利島        ハ.E0哨区:第三十一掃海隊2隻、第三十四掃海隊1隻、指揮官:第三十一掃海隊司令        ニ.D0Iの哨区:佐伯防備隊特別掃蕩隊 18.02.22:佐伯防備隊電令作第67号:呉防備戦隊電令作第52号による当隊対潜掃蕩要領左の通      1.掃蕩隊         (イ)指揮官:朝倉少佐        (ロ)兵力:由利島(1)、第三十六號驅潜艇(2)        (ハ)掃蕩区域:J0哨区        (ニ)第一掃蕩隊形、開距離5浬、速力10節        (ホ)其の他は指揮官所定      2.特別掃蕩隊         (イ)指揮官:下松丸艇長        (ロ)兵力:下松丸(1)、麻豆丸(2)、第五日東丸(3)、北斗丸(4)        (ハ)掃蕩区域:D0I哨区        (ニ)第一掃蕩隊形、開距離1.5浬、速力8節        (ホ)其の他は指揮官所定      3.各隊は特令あるまで右要領により反復掃蕩を実施すべし        但し特別掃蕩隊の曵雷は昼間のみとす 18.02.22:細島〜日施掃蕩〜02.24細島 18.02.23:佐伯防備隊電令作第68号:       第三十一號哨戒艇、那沙美が護衛終了後、所定掃蕩哨区に来着せば第三十一號哨戒艇長の       指揮下に入るべし 18.02.23:呉防備戦隊電令作第54号:      1.特別掃蕩隊の外、電令作第52号による現掃蕩を止め怒和島、第三十九號驅潜艇は深島に向い        第三十一號哨戒艇、那沙美、由利島、第三十六號驅潜艇は沖ノ島に向い、夫々掃蕩を        実施しつつ佐伯に帰投せよ、但し怒和島及び那沙美は豊後水道南口まで右掃蕩終了せば        特令あるまで日施掃蕩に任ずべし      2.特別掃蕩隊は今夜D0I哨区の掃蕩終了後、佐伯に帰投すべし 18.02.24:細島〜日施掃蕩〜02.25油津 18.02.25:呉防備戦隊電令作第56号:      1.26日より3日間の日施掃蕩を釣島及由利島に指定す      2.怒和島及那沙美は今夜の掃蕩終らば佐伯に帰投せよ 18.02.25:呉防備戦隊電令作第57号:      1.電令作第56号を取消す      2.26日の日施掃蕩隊を怒和島及由利島に、27日より3日間の日施掃蕩を釣島及由利島に指定す      3.那沙美は25日、怒和島は26日の掃蕩終わらば佐伯に帰投せよ 18.02.25:油津〜日施掃蕩〜02.26古江 18.02.26:佐伯防備隊電令作第69号:       呉防備戦隊電令作第57号により26日怒和島艇長は由利島(1300佐伯発)を指揮し       27日より釣島艇長(1300佐伯発)は由利島を指揮し対潜掃蕩に従事すべし       掃蕩要領は佐伯防備隊信令作第10号に準ず 18.02.26:古江〜日施掃蕩〜02.27佐伯 18.03.03:(E2船団護衛)佐伯〜03.08佐伯 18.03.06:呉防備戦隊電令作第73号:      1.陸軍輸送船くらいど丸、鎭西丸、七星丸、豊後水道に向け北上中、6日正午位置        北緯30度53分東経132度38分、針路350度、速力6節      2.第三十一掃海隊司令はその隊の1隻をしてこれに会合、深島まで護衛に任ぜしむべし        電令作第71号による掃蕩兵力を2隻に改む      3.怒和島及夏島は会合出来ざる場合はその後方の警戒に任じつつ北上、怒和島は細島に寄港        船員を陸上に収容したる後、佐伯に帰投すべし 18.03.06:呉防備戦隊電令作第74号:       陸軍輸送船鎭西丸、北緯30度53分東経132度38分、敵潜の雷撃を受く、直に掃蕩せよ 18.03.07:呉防備戦隊電令作第76号:      1.怒和島は有明湾に急行、1900同地発の鎭西丸、七星丸を細島沖まで護衛、同地に於て        船員を陸上に収容したる後、佐伯に帰投補給に任ずべし      2.第三十一掃海隊司令は其の隊の二隻をして細島沖にて護衛を引継ぎ深島まで護衛に任ずべし      3.第七玉丸山水丸、現地着迄くらいど丸哨戒監視に任ずべし 18.03.08:呉防備戦隊電令作第80号:      1.夏島及怒和島は佐伯に於ける補給後、直に掃蕩隊に復帰すべし      2.第四十六號哨戒艇は現任務終了後、掃蕩隊に入れ      3.釣島は佐伯に帰投、補給の上、別に定むる所に依り飛行機魚雷採集に任ずべし      4.那沙美は現任務終了後、佐伯に於て補給の上、後命を待て 18.03.08:佐伯防備隊信電令作第18号:       怒和島は2300佐伯発、第三十六號驅潜艇に合同する如く行動せよ 18.03.08:佐伯〜対潜掃蕩〜03.09宿毛 18.03.09:宿毛〜対潜掃蕩〜03.11佐伯 18.03.11:呉防備戦隊電令作第90号:      1.敵浮上潜水艦見ゆ、都井岬の145度80浬      2.掃蕩隊及び伯空は之を撃滅すべし 18.03.11:呉防備戦隊電令作第91号:       第三十一號哨戒艇、怒和島、第三十六號驅潜艇を掃蕩隊に編入す       補給終了次第出港、電令作第90号に依る敵潜掃蕩に任ずべし 18.03.11:佐伯防備隊信電令作第19号:      特務隊指揮官は怒和島に乗艇、怒和島、第三十一號哨戒艇、第三十六號驅潜艇を率い      準備出来次第、直に出港、第四十六號哨戒艇長、那沙美を合同し呉防備戦隊電令作第91号による      対潜掃蕩を左記に依り実施すべし      1.掃蕩隊指揮官を特務隊指揮官に指定す      2.掃蕩区域:東経133度以西、都井岬の180度線以東、北緯30度30分以南、        北緯29度30分以北の海面      3.其の他掃蕩隊指揮官所定  18.03.11:佐伯〜対潜掃蕩〜03.14油津 18.03.14:油津〜対潜掃蕩〜03.15佐伯 18.03.16:佐伯〜探信儀試験〜03.16佐伯 18.03.16:呉防備戦隊電令作第103号:      1.17日0900以後、第三十六號驅潜艇及釣島を掃蕩隊より除き怒和島を編入す      2.夏島及び怒和島は夏島艇長之を指揮し油津を基地とし掃蕩を続行すべし      3.第三十六號驅潜艇及釣島は16日夜間掃蕩終了後、佐伯に帰投、補給の上        第三十六號驅潜艇は呉に回航修理、釣島は別に定むる所により飛行機の魚雷採集に任ずべし 18.03.17:呉防備戦隊電令作第105号:      1.今夜の掃蕩要領左の外、指揮官所定        (イ)発動点:大島灯台の75度5浬        (ロ)発動時刻:1800        (ハ)速力10節        (二)針路75度0130より315度(船団航路)      2.深島まで掃蕩終らば夏島は佐伯帰投補給、怒和島は古江に仮泊すべし      3.明日の掃蕩要領追て定む 18.03.17:佐伯〜対潜掃蕩〜03.18古江 18.03.18:呉防備戦隊電令作第106号:      1.今夜の掃蕩は怒和島のみとす、1730仮泊地発      2.0800迄に佐伯湾口に帰投、佐伯防備隊司令所定により第七回聯合教練に参加すべし 18.03.18:古江〜対潜掃蕩〜03.19佐伯 18.03.18:呉防備戦隊電令作第107号:      1.第三戦隊(榛名欠)驅逐艦二隻護衛の下に3月20日0000大隅海峡、0800沖ノ島通過        入泊の予定      2.20日0600迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:鳩、第四十六號哨戒艇、夏島、怒和島)は        19日夜沖ノ島より入泊、航路上50浬迄の往復掃蕩を実施したる後、艦隊沖ノ島通過迄        E2北半哨区の警戒に任ずべし        但し鳩は0500以後、掃蕩隊より之を除き別に定むる所により行動せしむ      4.第三十一掃海隊司令は3月20日0600迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし 18.03.19:佐伯〜対潜掃蕩〜03.20佐伯 18.03.20:呉防備戦隊電令作第111号:      1.翔鶴よりの情報に依れば20日1000北緯32度00分東経133度25分敵潜らしき水中信号聞ゆ      2.佐伯防備隊司令は怒和島、由利島をして補給終了次第、之が索敵撃滅に任ぜしむべし 18.03.20:呉防備戦隊電令作第112号:      1.第二航空戦隊、第八戦隊、驅逐艦三隻、22日1200佐伯発第二水道を出撃、1500沖ノ島        針路170度、速力24節、1700針路20度      2.22日1200迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:第三十一號哨戒艇、怒和島、由利島)は        20日夜沖ノ島より概ね80浬附近まで其の航路上の対潜掃蕩を実施したる後、        E2哨区の警戒に任ずべし      4.第三十一掃海隊司令は22日1000迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし  18.03.20:佐伯〜対潜掃蕩〜03.21宿毛  18.03.21:宿毛〜対潜掃蕩〜03.22佐伯 18.03.24:佐伯〜掃海訓練〜03.24佐伯 18.03.25:佐伯〜掃海訓練〜03.25佐伯 18.03.25:呉防備戦隊電令作第119号:      1.27日より3日間の日施掃蕩艇を怒和島に指定す、特令するものの外、        主としてE0、J0、I0哨区の掃蕩を実施すべし      2.間宮、27日1030深島通過、爾後針路145度、速力11節      3.佐伯防備隊司令は怒和島をして掃蕩を兼ね深島より都井岬の95度線まで右護衛に        任ぜしむべし 18.03.26:佐伯〜掃海訓練〜03.26佐伯 18.03.26:佐伯防備隊電令作第77号:       その艇は明27日0730出港、呉防備戦隊電令作第119号による任務に従事すべし 18.03.26:呉防備戦隊電令作第121号:      1.第七戦隊、浦風、萩風、3月28日1600沖ノ島通過、入泊の予定、針路340度速力20節       2.28日1400迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:第四十六號哨戒艇、由利島、怒和島、但し        怒和島は電令作第119号による間宮護衛後とす)は27日2100発動、その針路上      4.第三十一掃海隊司令は28日1200迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし        沖ノ島より80浬まで往復掃蕩を実施したる後、艦隊入泊までE2哨区北半の警戒に任ずべし 18.03.27:佐伯〜対潜掃蕩〜03.28宿毛 18.03.29:宿毛〜対潜掃蕩〜03.29宿毛 18.03.29:宿毛〜対潜掃蕩〜03.30佐伯 18.03.30:呉防備戦隊電令作第128号:      1.第三戦隊、萩風、浦風、3月31日1800沖ノ島出撃の予定       2.31日1600迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:鳩、第三十一號哨戒艇、第三十六號驅潜艇、        怒和島)は別令所定に依り航路上の掃蕩を実施すべし      4.第三十四掃海隊司令は31日1400迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了したる後        艦隊出撃までE2哨区北半の警戒に任ずべし 18.04.01:内令第584号:佐伯防備隊所属 18.04.01:呉防備戦隊電令作第133号:      1.第二日新丸、2日0000の位置:北緯31度17分東経132度45分、針路335度速力8節      2.特別掃蕩隊は2日0600之と会合し爾後、第三十一哨戒艇及び第三十六號驅潜艇は        深島まで護衛に任じ怒和島及由利島は先行帰投せよ  18.04.01:佐伯〜対潜掃蕩〜04.02佐伯 18.04.04:佐伯〜掃海訓練〜04.04佐伯 18.04.08:呉防備戦隊電令作第139号:      1.日進、敷波、4月9日1900深島出撃後、針路140度速力18節      2.9日1600迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:怒和島、第三十一號哨戒艇、第三十六號驅潜艇)は        1500発動、深島より80浬まで其の針路上の掃蕩を実施したる後、追躡潜水艦の阻止に任ずべし 18.04.09:佐伯〜対潜掃蕩〜04.10宿毛 18.04.10:宿毛〜対潜掃蕩〜04.10佐伯 18.04.12:佐伯〜04.12安下庄04.13〜04.13呉 18.04.--:訓令作業 18.05.01:呉〜05.01佐伯 18.05.04:(K504船団護衛)佐伯〜北緯29度線にて護衛終了〜05.06佐伯 18.05.06:佐伯〜夜間射撃〜05.06佐伯 18.05.06:呉防備戦隊電令作第165号:      1.瑞鶴、瑞鳳、阿賀野、雪風、5月8日0600沖ノ島丹入泊、針路325度速力20節      2.5月8日0400迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.特別掃蕩隊(指揮官:鳩艇長、兵力:鳩、第三十五號驅潜艇、怒和島)は        7日1700発動、沖ノ島より80浬まで航路上の往復掃蕩を実施すべし      4.第三十一掃海隊司令は7日中に七番浮標以南の第二水道の掃海を完了すべし  18.05.07:佐伯〜対潜掃蕩〜05.08佐伯 18.05.10:佐伯〜対空射撃〜05.10佐伯 18.05.11:特務艇長:海軍豫備大尉 廣瀬 廣行 18.05.11:(K511船団護衛)佐伯〜05.19パラオ 18.05.23:(P523船団護衛)パラオ〜05.31佐伯 18.05.27: 呉防備戦隊電令作第183号:      1.P五二三船団(怒和島護衛)30日正午位置:北緯29度50分東経132度22分        31日1000深島北上の予定、速力9節      2.第三十一掃海隊は其の隊の一艇をして30日正午頃右と会合、深島まで護衛に任ずべし      3.護衛に関しては先任艇長之を指揮すべし 18.06.05:佐伯〜航空隊講習員教務〜06.05佐伯 18.06.05:佐伯〜対潜掃蕩〜06.07油津 18.06.06:呉防備戦隊電令作第203号:      1.特務艦風早、8日正午位置:北緯28度55分東経131度48分、        A点(北緯29度25分東経132度12分)、B点(北緯31度10分東経132度20分)を経て        深島に向う、速力14.5節      2.怒和島は8日正午頃右と会合、深島まで護衛に任ずべし 18.06.07:油津〜      〜06.08 1130 運送艦風早」の護衛に就く〜      〜06.09佐伯 18.06.11:呉防備戦隊電令作第212号:      1.熊野、榛名、雪風、新月、谷風、濱風、12日1100沖ノ島出撃、爾後針路165度、実速力21.5節        1200針路125度、1300針路90度      2.12日0800迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.第二特別掃蕩隊(指揮官:第三十一掃海隊司令、兵力:壹岐、第三十一掃海隊の4隻)は        11日2000発動        第一特別掃蕩隊(指揮官:朝倉少佐、兵力:怒和島、驅潜特務艇3隻)は同日1900発動        別令所定に依り航路上並に擬航路の掃蕩、追躡潜水艦の阻止に任ずべし      4.佐伯防備隊司令は片島K~をして11日中に七番浮標以南の東水道の掃海及第六部隊の        一艇をして沖ノ島哨区の哨戒に任ぜしむべし      5.伯空司令は12日沖ノ島より約90浬まで艦隊航路附近の掃蕩を実施すべし 18.06.11:佐伯〜対潜掃蕩〜06.13内浦 18.06.12:呉防備戦隊電令作第213号:       壹岐は2000以後、怒和島は本電了解後、由利島は護衛後1930迄に北緯30度50分東経133度15分に       集合、第三特別掃蕩隊を編成、壹岐艦長之を指揮し別令所定に依り掃蕩に任ずべし 18.06.13:呉防備戦隊電令作第214号:      1.P六〇七船団(鳩、第三十一號哨戒艇護衛)14日0400頃足摺埼の185度25浬を経て深島に        向う予定、速力10.5節      2.第三特別掃蕩隊は1800出港、九州東岸都井岬より深島まで距岸20浬附近を掃蕩したる後        深島より船団航路上を東航掃蕩しつつ右と会合、爾後その両斜前2,000附近を警戒しつつ        佐伯に帰投すべし        掃蕩隊形、横陣視界限度、速力12節、右側壹岐 18.06.13:内浦〜対潜掃蕩〜06.14佐伯 18.06.15:呉防備戦隊電令作第219号:      1.怒和島は15日2200佐伯出撃、16日午後にぎつ丸(由利島護衛)と会合、爾後由利島を指揮し        深島まで護衛に任ずべし      2.第十八號掃海艇は15日1800油津出撃、16日零時北緯32度00分東経132度16分に至り        爾後、にぎつ丸航路に乗り掃蕩しつつ南下、16日1600反転、同航路を掃蕩しつつ北上、        にぎつ丸航過後は其の後方の警戒に任ずべし、掃蕩速力12節 18.06.15:佐伯〜      〜06.16 1645 陸軍特殊船にぎつ丸」に会合、護衛開始〜      〜06.17古江 18.06.17:機械修理 18.06.17:呉防備戦隊電令作第222号:      1.愛國丸19日正午予定位置:北緯26度55分東経134度52分、針路概ね338度、速力16.5節        (実速力14.5節)      2.怒和島は18日便宜古江発、19日正午頃右と会合深島まで護衛に任じたる後佐伯に帰投すべし  18.06.18:古江〜      〜06.19 1400 特設巡洋艦愛國丸」に会合、護衛開始〜      〜06.20佐伯  18.06.21:佐伯〜06.21呉06.22〜06.22佐伯 18.06.24:佐伯〜対潜訓練〜06.24佐伯 18.06.25:佐伯〜対潜掃蕩〜 18.06.25:呉防備戦隊電令作第239号:      1.艦隊主力部隊、北緯33度10分東経136度15分及北緯32度10分東経133度20分を経て26日1730        東水道外端着の予定      2.26日1530迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.第二特別掃蕩隊(指揮官:第三十一掃海隊司令、兵力:第三十一掃海隊の3隻)、        第三特別掃蕩隊(指揮官:怒和島艇長、兵力:怒和島、由利島)        第四特別掃蕩隊(現編制)は別令所定により掃蕩並に哨戒に任ずべし      4.第三十四掃海隊司令は26日1300迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了したる後、ケフコエ        哨区の哨戒に任ずべし      5.以下略 18.06.25:呉防備戦隊電令作第240号:電令作第239号による掃蕩並に哨戒要領左の通定む(以下略) 18.06.26:呉防備戦隊電令作第241号:      1.フ九〇六船団(第四十六號哨戒艇護衛)27日正午位置:北緯30度40分東経134度30分、        針路330度、速力8節、北緯32度10分東経133度30分を経て深島に向う予定       2.第三特別掃蕩隊は艦隊通過後、現任務を徹し27日正午頃右船団と会合、第四十六號哨戒艇に        協力、深島まで護衛に任ずべし      3.佐伯航空隊司令は適宜の飛行機を以て之が警戒並に掃蕩に任ずべし      〜06.27 1200 フ906船団に合同、護衛開始〜      〜06.28佐伯 18.07.01:特務艇長:海軍大尉 廣瀬 廣行 18.07.07:(オ703船団護衛)佐伯〜 18.07.08:呉防備戦隊電令作第259号:      1.フ一〇五船団(鳩護衛)8日正午位置:北緯29度16分東経133度55分、針路346度、実速力8節        足摺埼の180度25浬を経て深島に向う9日1900深島着の予定      2.怒和島は8日正午現任務を徹し、右船団と会合、鳩艇長の指揮を受け深島まで護衛に任ずべし      3.佐伯航空隊司令は右船団の警戒に任ずべし      〜07.08 北緯29度線にてオ703船団の護衛を終了〜      〜07.08 フ105船団護衛〜      〜07.09佐伯 18.07.09:呉防備戦隊電令作第270号:      1.フ六〇二船団(壹岐護衛)11日正午位置:北緯29度10分東経134度30分、爾後深島に向う        実速力11.5節      2.佐伯防備隊司令は怒和島をして深島より出撃、艦隊航路の南方を掃蕩、10日正午        北緯32度00分東経133度10分通過、11日正午頃船団と会合、壹岐艦長の指揮を受けしむべし 18.07.10:特務艇長:海軍大尉 久保 忠彦 18.07.10:佐伯〜      〜07.11 フ602船団護衛〜      〜 07.12佐伯 18.07.13:呉防備戦隊電令作第273号:      1.護國丸、15日正午位置:北緯28度54分東経132度41分、同日1815北緯30度00分東経133度42分        より沖ノ島に向う、実速力13.5節      2.怒和島は14日正午出港、右航路上を掃蕩しつつ南下、15日正午頃右と会合、沖ノ島まで        護衛に任ずべし 18.07.14:佐伯〜      〜07.15 特設巡洋艦護國丸」と合同、護衛を開始〜      〜07.16 特設巡洋艦「護國丸」の護衛終了、解列〜      〜07.16佐伯 18.07.18:呉防備戦隊電令作第277号:      1.フ四〇六船団(第三十一號哨戒艇護衛)21日正午位置:北緯30度00分東経134度00分(A点)        爾後、深島に向う        22日正午深島北上の予定、A点まで針路5度      2.佐伯防備隊司令は怒和島をして第三十一掃海隊司令は其の隊の一艇をしてA点より深島迄        右船団の護衛に任ぜしむべし 18.07.21:佐伯〜      〜07.22 フ406船団護衛〜      〜07.23佐伯 18.07.29:呉防備戦隊電令作第281号:      1.艦隊有力部隊、31日1500沖ノ島出撃、針路165度2,000        北緯31度32分東経132度56分(A点)より針路120度      2.31日1100迄に第二哨戒配備Aとなせ      3.第一特別掃蕩隊(怒和島、大衆丸新港丸大屯丸第十二日東丸)及        第二特別掃蕩隊(第三十一掃海隊但し三隻欠)は別に定むる所に依り掃蕩に任ずべし      4.第三十四掃海隊(nu滿丸及特設掃海艇一隻欠)は30日1800迄に七番浮標以南の東水道の        掃海を完了したる後、沖ノ島哨区附近南東海面の哨戒に任ずべし      5.佐伯航空隊司令は31日出撃前航路の掃蕩を実施すると共に出撃後前路の警戒に任ずべし  18.07.30:佐伯〜対潜掃蕩〜07.31宿毛 18.08.01:宿毛〜対潜掃蕩〜08.02佐伯 18.08.03:佐伯〜対潜訓練〜08.03佐伯 18.08.03:呉防備戦隊電令第114号:       佐伯防備隊司令は怒和島をして4日便宜出港、サツキ第一號艦と会合(特令なければ第一会合点)       爾後、呉まで嚮導に任ずべし 18.08.04:佐伯〜      〜08.05 0750「さつき一號艦」と会合、先導〜      〜08.05安下庄 18.08.06:安下庄〜08.06呉08.06〜08.06安下庄08.07〜08.07佐伯 18.08.08:呉防備戦隊電令作第292号:      1.フ四〇四船団(鳩護衛)の行動、当隊機密第070803番電の通      2.佐伯防備隊司令は怒和島をして8日便宜出港、9日正午頃右と会合、深島まで護衛に任ぜ        しむべし、護衛に関しては鳩艇長の指揮を受けしむべし 18.08.08:佐伯〜フ404船団護衛〜08.11佐伯 18.08.12:佐伯〜掃海訓練〜08.12佐伯 18.08.12:呉防備戦隊電令第119号:       佐伯防備隊司令は怒和島、由利島を13日、14日伊予灘に派遣、機密呉鎮守府命令第274号に依る       潜水學校教務に協力せしむべし 18.08.13:佐伯〜掃海訓練〜08.13佐伯 18.08.13:佐伯〜潜校教務対潜訓練〜08.13青島 18.08.14:青島〜潜校教務対潜訓練〜08.14佐伯 18.08.15:呉防備戦隊電令作第303号:      1.艦隊K部隊8月17日1900沖ノ島出撃、北緯31度38分東経133度08分を経て針路125度の予定      2.17日1400迄に第一哨戒配備Aとなせ      3.第二特別掃蕩隊、第三特別掃蕩隊(指揮官:第五部隊指揮官、兵力:怒和島、由利島、        第三十三掃海艇)第四特別掃蕩隊(第三十一掃海隊3隻欠)      4.第三十一掃海隊司令は16日1800迄に七番浮標以南の東水道の掃海を完了すべし      5.佐伯航空隊司令は17日沖ノ島より130浬まで主として航路上の掃蕩を実施すべし      6.佐伯防備隊司令は由良埼の以北以南の東水道に各一艇を配し浮流機雷の警戒に任ぜしむべし 18.08.16:佐伯〜対潜掃蕩〜      〜08.16 沖島北東5浬にて「第三十三號掃海艇」と合同〜      〜08.18佐伯 18.08.18:佐伯〜掃海訓練〜08.18佐伯 18.08.19:佐伯〜掃海訓練〜08.19佐伯 18.08.21:佐伯〜掃海訓練〜08.21佐伯 18.08.21:呉防備戦隊電令第121号:       佐伯防備隊司令は怒和島をして26日午後便宜佐伯発、27日正午までに呉港外秋月沖に回航       呉工廠の実験作業に協力せしめたる後、同日呉着、爾後官房機密第3478号に依る実験作業に       従事せしむべし 18.08.23:佐伯〜掃海訓練〜08.23深島 18.08.24:佐伯〜掃海訓練〜08.24佐伯 18.08.25:佐伯〜掃海訓練〜08.25佐伯 18.08.26:佐伯〜08.26安下庄08.27〜08.27呉 18.08.--:磁気探知機、探査装置(Y装置)工事 18.09.01:内令第1833号:佐伯防備隊所属 18.09.07:呉〜Y装置試験〜09.07呉 18.09.09:呉〜Y装置試験〜09.09呉 18.09.10:呉〜Y装置試験〜09.10呉 18.09.11:呉〜Y装置試験〜09.11呉 18.09.12:呉〜09.12佐伯 18.09.13:佐伯〜Y装置試験〜09.13佐伯 18.09.14:佐伯〜Y装置試験〜09.14佐伯 18.09.15:佐伯〜Y装置試験〜09.15佐伯 18.09.17:佐伯〜09.17呉 18.09.--:磁気探知機、探査装置工事復旧 18.09.21:呉〜09.21佐伯 18.09.22:呉防備戦隊電令第129号:       佐伯防備隊司令は怒和島をして9月22日(予備24日)1600迄に安下庄に回航、       機密呉鎮守府命令第355号による作業に協力せしむべし 18.09.22:佐伯〜水害視察〜09.22佐伯 18.09.23:佐伯〜09.23安下庄 18.09.24:安下庄〜曵的艦〜09.24安下庄 18.09.25:安下庄〜09.25佐伯 18.09.26:呉防備戦隊電令作第349号:      1.本日昼間の敵潜撃滅配備を左の通定む        北緯32度30分以南北緯32度10分以北のE1哨区西半、第三特別掃蕩隊(第十五長運丸、麻豆丸)        東半、第一特別掃蕩隊、        同E2哨区西半、第四特別掃蕩隊(第十コ豐丸甲山丸)        E0哨区全般、第二特別掃蕩隊(怒和島、由利島、指揮官:朝倉少佐)      2.各隊速に本配備に就き飛行機との連携を密にし敵潜を撃滅せよ 18.09.26:佐伯〜対潜掃蕩〜09.26佐伯 18.09.26:呉防備戦隊電令作第351号:      1.状況を総合するに本日の敵潜は誤認と認む      2.第三哨戒配備Aとなせ      3.第一特別掃蕩隊はJ1、J3哨区を掃蕩せよ      4.第四特別掃蕩隊は特令ある迄J2哨区を掃蕩せよ、フ八〇七船団の護衛に任ぜしむ      5.第二、第三特別掃蕩隊は佐伯に帰投せよ 18.09.27:佐伯〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海訓練〜09.27佐伯 18.09.28:佐伯〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海訓練〜09.28佐伯 18.09.29:佐伯〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海訓練〜09.29佐伯 18.09.30:佐伯〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海訓練〜09.30佐伯 18.10.01:佐伯〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海訓練〜10.01佐伯 18.10.02:佐伯〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海訓練〜10.02佐伯 18.10.05:佐伯〜掃海〜10.05米水津 18.10.06:米水津〜掃海〜10.06米水津 18.10.07:米水津〜掃海〜10.07米水津 18.10.08:米水津〜掃海〜10.08米水津 18.10.09:米水津〜掃海〜10.09米水津 18.10.11:米水津〜掃海〜      〜10.11 有明湾よりフ105船団護衛〜      〜10.12米水津 18.10.13:米水津〜掃海〜10.13米水津 18.10.14:米水津〜掃海〜10.14米水津 18.10.15:米水津〜10.15佐伯 18.10.17:佐伯〜掃海〜10.17福浦 18.10.18:福浦〜掃海〜10.18福浦 18.10.19:福浦〜掃海〜10.19福浦 18.10.20:福浦〜掃海〜10.20福浦 18.10.21:福浦〜掃海〜10.21福浦 18.10.22:福浦〜掃海〜10.22福浦 18.10.23:福浦〜掃海〜10.23福浦 18.10.24:福浦〜掃海〜10.24佐伯 18.10.26:佐伯〜掃海〜10.26米水津 18.10.27:米水津〜掃海〜10.27米水津 18.10.28:米水津〜掃海〜10.28米水津 18.10.29:米水津〜掃海〜10.29米水津 18.10.30:米水津〜掃海〜10.30福浦 18.10.31:福浦〜掃海〜10.31福浦 18.11.01:福浦〜掃海〜11.01佐伯 18.11.02:呉防備戦隊電令作第378号:      1.フ六〇七船団、第三十一號哨戒艇護衛、豊後水道に向け帰投中      2.佐伯防備隊司令は怒和島、由利島をして速に出動、右護衛に任ぜしむべし、船団の行動後報す 18.11.02:佐伯〜フ607船団護衛〜11.04佐伯 18.11.05:佐伯〜      〜11.05 1345 足摺埼の220度9浬において航空母艦隼鷹」に合同、護衛〜      〜11.06佐伯 18.11.06:呉防備戦隊電令作第387号:       怒和島、由利島は直に出撃、北緯28度附近までオ六〇七船団の護衛に任ずべし       1700の位置:細島港沖附近まで南下中、距岸10浬接岸航行、実速7.5節 18.11.06:(オ607船団護衛)佐伯〜      〜11.08 オ607船団護衛終了〜      〜11.09油津 18.11.09:呉防備戦隊電令作第392号:      1.フ五〇三船団(輸送船二隻、皐月護衛)12日0500都井岬の南東30浬深島に向う      2.第三十四掃海隊(甲山丸欠)及怒和島、由利島は12日0500右船団と会合、護衛に任ずべし      3.伯空司令は右船団の警戒に任ずべし 18.11.11:呉防備戦隊電令作第394号:      1.フ五〇三船団(輸送船一隻、皐月護衛)12日1300佐多岬の180度15浬着の予定      2.怒和島は12日1300右船団と会合、護衛に任ずべし      3.第三十四掃海隊(甲山丸欠)は油津に待機すべし、別令佐伯発船団の護衛に任ぜしむ 18.11.11:呉防備戦隊機密第120720番電:      1.怒和島は速に出撃、古仁屋に回航、文山丸と合同し、深島まで同船の護衛に任ずべし      2.航路はトカラ群島に沿い極力接岸せよ      3.皐月は佐世保に向う 18.11.12:油津〜古仁屋から「文山丸」護衛〜      〜11.13 1501 掃蕩を中止し護衛任務に復す〜      〜11.14 深島にて護衛終了〜      〜11.14佐伯 18.11.17:佐伯〜掃海〜11.17福浦 18.11.18:福浦〜敷設隊の警戒〜11.18福浦 18.11.19:呉防備戦隊電令作第398号:      1.長鯨鹿島護國丸、若月、23日、24日正午位置:N24.05-E39.05、N28.28-E136.17   西水道に向かう      2.佐伯防備隊司令は怒和島をして24日1400頃右と会合、長鯨艦長の指揮を受け対潜警戒に        任ぜしむべし      3.伯空司令は右船団の警戒に任ずべし 18.11.20:福浦〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海〜11.20福浦 18.11.21:福浦〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海〜11.21福浦 18.11.22:福浦〜敷設艇「由利島」と対艦式五型掃海〜11.22佐伯 18.11.23:佐伯〜対潜掃蕩〜11.25佐伯 18.11.27:呉防備戦隊電令作第405号:      1.フ〇〇九船団は機関故障続出し由利島は目下六番船を捜索中なり              2.佐伯防備隊司令は怒和島をして準備出来次第、佐伯發右船団と会合の上、護衛に任ぜしむべし        30日正午位置:N26.45-E131.15、針路40度、速力約5節      3.第二十七號掃海艇長は各艇の速力に応じ船団を二分護衛せしむべし 18.11.30:佐伯〜フ009船団護衛〜12.03佐伯 18.12.05:(オ506船団護衛)佐伯〜北緯28度線にて護衛終了〜12.08佐伯 18.12.09:佐伯〜12.09呉 18.12.--:入渠 19.01.--:軍隊区分:豊後防備部隊第五部隊 19.01.07:呉〜01.07佐伯 19.01.07:呉防備戦隊電令作第431号:      1.フ一〇四船団輸送船3隻春風護衛        正午位置8日N27.44-E134.00   9日N30.47-E134.30            10日深島、速力9節      2.怒和島は8日0600佐伯発9日早朝右と会合護衛に任ずべし      3.伯空司令は右船団の警戒に任ずべし 19.01.08:佐伯〜      〜01.08 フ104船団護衛〜 19.01.11:呉防備戦隊電令作第421号:      1.怒和島はフ一〇四船団より分離オ一〇五船団の護衛に任じ13日早朝同船団より分離し        多摩丸と共に佐伯に帰投すべし      2.オ105船団1000深島、爾後九州接岸なんか、都井岬より針路124度、速力8節      〜01.11 フ104船団護衛終了、深島より反転、オ105船団護衛〜      〜01.11 1250 島野浦灯台の157度10浬にて陸軍徴傭船りい丸」被雷〜      〜01.11 1417 陸軍徴傭船「りい丸」沈没〜      〜01.11 対潜掃蕩、船団は佐伯に引返す〜   〜01.12佐伯 19.01.13:(オ105船団護衛)佐伯〜 19.01.13:呉防備戦隊電令第148号:   怒和島は15日未明北緯28度線に於てオ一〇五船団より分離し天霧機密第122010番電に依る       救助作業に協力すべし 19.01.13:呉防備戦隊電令第150号:       12日1900N23.15-E132.51に於てにぎつ丸遭難沈没、人員は天霧に収容せるもその後       飛行機偵察に依れば人員は尚30名漂流中       怒和島は38度線に至らば船団より分離し右遭難現場に急行、人員救助並に要すれば       重要浮流物件の揚収に任ずべし      〜01.13 北緯28度線にて護衛終了、「にぎつ丸」遭難救助作業〜 19.01.15:呉防備戦隊電令第151号:      1.多摩丸は現場に引返せ      2.標的漂流しあれば怒和島は之を曳航佐伯に帰れ、多摩丸は護衛せよ      3.標的あらざれば怒和島は電令第150号に依り行動し多摩丸は帰投せよ 19.01.16:呉防戦機密第162257番電:1806北緯23度15分東経135度14分丁抹丸雷撃沈没       怒和島は現場に至り人員救助船団護衛に協力、沖縄中城湾に向え、燃料見込つかざれば       現位置より古仁屋に回航補給の上、命を待て 19.01.24:呉防備戦隊電令作第441号:0245深島の100度19浬にてフ二〇三船団雷撃さる      1.〜3.:略      4.壱岐、怒和島は攻撃を続行すべし      5.〜6.:略 19.01.24:呉防備戦隊電令作第442号:掃蕩隊哨区分担を左の通定む、区内掃蕩要領は各哨区先任指揮官所定      1.D0 佐伯防備隊第一特別掃蕩隊      2.E1 壱岐、怒和島、第三十一號哨戒艇      3.E2 第三十一掃海隊      4.F3 第三十四掃海隊      〜01.25佐伯 19.01.25:佐伯〜敵潜掃蕩〜01.27佐伯 19.01.30:佐伯〜「山鶴丸」救助作業〜 19.02.01:類別等級削除:内令第272号 19.02.01:内令第279号:佐伯防備隊から削る
19.02.01:類別等級制定:内令第271号:種別:敷設艇、類別:敷設艇、艇型:測天型 19.02.01:本籍:内令第280号:呉鎮守府、役務:警備敷設艇 19.02.01:戦時編制:呉鎮守府部隊呉防備戦隊 19.02.01:敷設艇長:海軍大尉 久保 忠彦 19.02.--:軍隊区分:豊後防備部隊主隊 19.02.03:呉防備戦隊電令作第448号:      1.鳩及第六玉丸は速に雲鷹(高雄曳航中)に合同、護衛に任ずべし        雲鷹3日0600の推定位置 N29.50-E138.00 針路北速力3節      2.怒和島は燃料の許す範囲にて鳩と行動を共にし佐伯に帰れ 19.06.11:軍隊区分:海上護衛總司令部電令作第176号:作戦に関し佐世保鎮守府司令長官の指揮下 19.06.11:佐鎮機密第111445番電:       本府艦艇三隻聯合艦隊の作戦指揮下に入れしめられたるに付怒和島及濟州をして成るべく速に佐世保       に回航のことに取計はれ度       尚行動予定通知を得度 19.06.12:軍隊区分:佐世保鎮守府電令作第24号:作戦に関し第四海上護衛司令官の指揮下 19.06.23:(ミ09船団護衛)門司〜      〜06.28 船団から分離、一般徴傭船美崎丸」を護衛〜      〜06.28基隆 19.06.30:(タモ20B船団護衛)基隆〜      〜07.04 1142 陸軍部隊護衛〜      〜07.06鹿児島 19.07.09:(カナ912船団護衛)鹿児島〜07.11那覇 19.07.16:(カタ910船団護衛)那覇〜      〜07.19 1750 護衛終了〜      〜07.21瀬相 19.07.22:瀬相〜鹿児島 19.07.24:(カナ408船団護衛)鹿児島〜07.27那覇 19.07.28:(タカ205船団護衛)那覇〜07.29瀬相 19.08.--:軍隊区分:第四海上護衛部隊護衛本隊 19.08.03:(タカ205船団護衛)瀬相〜08.04山川 19.08.06:(カタ626船団護衛)山川〜08.08瀬相 19.08.09:瀬相〜哨戒〜08.09那覇 19.08.11:(ナカ105船団護衛)那覇〜08.14鹿児島 19.08.17:(カタ717船団護衛)鹿児島〜08.19那覇 19.08.21:(カタ717船団護衛)那覇〜08.23基隆 19.08.27:(タカ708船団護衛)基隆〜09.03鹿児島 19.09.07:(カタ719船団護衛)鹿児島〜09.09那覇 19.09.11:那覇〜哨戒〜09.12鹿児島 19.09.14:(カナ402船団護衛)鹿児島〜09.15瀬相 19.09.19:瀬相〜09.20鹿児島 19.09.24:(カタ411船団護衛)鹿児島〜10.01基隆 19.10.06:(タカ410船団護衛)基隆〜      〜10.06 0825 基隆桶盤嶼灯台の290度1,000mにて触雷〜      〜10.14鹿児島 19.10.16:第四海上護衛隊電令作第113号:      1.電令作第112号を取消しカタ九一六船団は速に鹿児島に進出待機すべし      2.眞鶴、怒和島、第二新東丸は速に笠利湾に回航、ちとせ丸と共に萩川丸外三隻を鹿児島まで        護衛すべし 19.10.16:第四海上護衛隊電令作第114号:      1.怒和島に対する電令作第113号による任務を解く、適宜呉に回航、修理を為せ      2.カタ九一六船団は鹿児島にて補給の上、速に那覇に進出すべし 19.10.16:鹿児島〜      〜10.18 0800 哨戒〜      〜10.20呉 19.10.--:入渠 19.11.--:出渠 19.11.15:呉〜哨戒〜11.16鹿児島 19.11.20:(「辰和丸」護衛)鹿児島〜11.21瀬相 19.11.--:瀬相〜11.22鹿児島 19.11.26:(カタ614船団護衛)鹿児島〜      〜11.29 1138 曽津高埼の248度5.6浬にて「第四十四號海防艦」が敵潜探知、爆雷攻撃28個〜      〜11.29 1155 爆雷攻撃8個〜      〜11.30那覇 19.12.04:(カタ614船団護衛)慶良間〜12.06基隆 19.12.11:(タカ107船団護衛)基隆〜12.12宮古12.14〜12.15瀬底12.18〜12.19久慈12.21〜      〜S作戦に従事 20.01.28:特設敷設艦高榮丸」に横付け、機雷100個補給 20.01.29:特設敷設艦「高榮丸」に横付け、機雷80個補給 20.01.29:佐鎮信電令作第17号:      1.2月3日附、怒和島を機雷部隊に編入す      2.機雷部隊指揮官は左に依り機雷敷設並に南西諸島方面輸送を実施行動す       (イ)2月上旬          九四式機雷輸送:長白山丸(沖縄行230個)、燕(石垣行70個)、怒和島(宮古行70個)       (ロ)2月上旬          第四〇及第四四震洋隊其の他物件大島輸送:高榮丸、第二十二號、第二十九號海防艦       (ハ)2月中旬          (高榮丸大島輸送終了後)海護総電令作第357号に依る第六機雷堰構成          第十八戦隊(長白山丸欠、護衛艦一隻を加う)       (ニ)石垣宮古方面九三式機雷輸送並に敷設(敷設計画:沖根司令官所定):          長白山丸、燕、怒和島、濟州             (ホ)2月下旬          震洋隊其の他物件(細目別に令す)沖縄 20.03.--:軍隊区分:沖縄方面部隊海上護衛部隊護衛本隊 20.03.01:石垣泊地にて対空戦闘 20.03.15:佐鎮信令第47号:       濟州、怒和島をして宮古島往路の途次第十八號輸送艦と同航、那覇の50浬圏内迄同艦の護衛に       協力すべし 20.03.16:佐世保〜宮古島敷設作業〜03.20佐世保 20.03.23:佐世保〜03.23富江 20.03.24:富江〜石垣島敷設作業〜 20.03.27:佐鎮信電令第57号:       0750指宿哨戒機指宿の226度141浬に於て遭難者(大立の乗組と推定)約30名漂流中なるを発見す       濟州、怒和島は同地点に急行、救助の上帰投せよ      〜03.27 1743 大瀬崎西方20浬にて燃料不足のため佐世保に向う〜      〜03.28佐世保 20.03.30:機雷部隊信令第94号:       濟州、怒和島は本日午後準備出来次第出港、先任艇長指揮の下に對馬海峡の機雷堰海面の       現地測量を実施すべし 20.03.30:佐世保〜      〜03.31 対馬海峡敷設海面測量〜      〜04.04佐世保 20.04.09:佐世保〜      〜04.09 1600 伊万里湾仮泊、敷設艇新井埼が合同〜      〜04.10 0745 伊万里湾発〜      〜04.10 1630 六連仮泊〜      〜04.11 1030 六連発、特設敷設艦高榮丸」、敷設艇濟州」と共に先航〜      〜04.12佐伯 20.04.--:機雷搭載 20.04.14:佐伯〜      〜04.14 1925 小串湾にて敷設艦常磐」、敷設艇「新井埼」に合同〜      〜04.15 0822 特設敷設艦「高榮丸」、敷設艇巨濟」、同「濟州」が合同〜      〜04.16 0000 小串湾発〜      〜04.16 1230 対馬海峡機雷堰第一次對馬西水道機雷堰(Uノ1)敷設開始〜      〜04.16 1459 第1列線九三式機雷100個敷設終了〜      〜04.17 1633 作業地発〜      〜04.17佐世保 20.04.22:佐世保〜      〜04.22 1345 伊万里湾仮泊〜      〜04.23 1500 伊万里湾発〜      〜04.23 0500 「第二十二號海防艦」と敷設艇「新井埼」が先行仮泊地発〜      〜04.23 0830 対馬海峡機雷堰第二次壱岐水道南機雷堰(X)敷設開始〜      〜04.23 0904 第3列線九三式機雷一型120個敷設終了〜      〜04.23 0911 作業地発〜      〜04.23 1000 「第二十二號海防艦」が解列〜      〜04.23 1900 「第二十九號海防艦」が合同〜      〜04.23 2125 姫島仮泊〜      〜04.24 0700 特設敷設艦永城丸」と合同〜      〜04.24 0800 特設敷設艦「永城丸」より機雷移載〜      〜04.24 1200 姫島発〜      〜04.25 ---- 小串湾仮泊〜      〜04.26 0600 小串湾発〜      〜04.26 1250 対馬海峡機雷堰第二次壱岐水道北機雷堰(W)敷設開始〜      〜04.26 1320 第2列線九三式機雷一型120個敷設終了〜      〜04.26 1510 伊万里湾仮泊〜      〜04.28 1000 伊万里湾発〜      〜04.28 1630 小串湾仮泊〜      〜04.29 0530 小串湾発〜      〜04.29佐伯 20.04.30:1003 転錨       1013 対空戦闘、艇尾に被弾、大入島南岸に擱坐 20.05.17:敷設艇長:海軍大尉 山田 圀雄 20.05.27:軍隊区分:海護総電令作第477号:       怒和島を佐鎮護衛部隊より除き原隊に復帰す
20.07.20:戦時編制:大海幕機密第608号ノ275:呉鎮守府部隊第八特攻戦隊 20.08.15:役務:内令第738号:第四豫備敷設艇 20.10.20:敷設艇長:海軍大尉 松元 榮任 20.11.25:敷設艇長:欠員
21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 22.05.03:除籍:複二第327号
喪失場所:N.-E. 佐伯 喪失原因:空爆

同型艇

 平島澎湖石埼鷹島濟州新井埼由利島前島

兵装

(計画時)
 四十口径八八式八糎高角砲1門、九三式十三粍二聯装機銃1基、
 三八式小銃20挺、一四式拳銃5丁、
 須式七十五糎探照燈1基、九六式一米半測距儀1基、
 九四式投射機1基、爆雷装填台三型1基、爆雷水圧投下装置三型2基、爆雷手動投下台一型8基、
 九五式爆雷36個、横式爆雷2個、
 対艦式二型大掃海具2組、小掃海具一型改一2組、水中処分具一型2組、
 九三式一型機雷120個(又は五号機雷130個又は九二式機雷18個又は九六式二号防潜網2組
 又は一四式捕獲網8組)。

写真資料

 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.47「敷設艇」 (P.40)
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.110)
 雑誌「世界の艦船」海人社 1996年2月号増刊「日本海軍護衛艦艇史」(P.92)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2653)
 「日立造船百年史」 S60.03 日立造船株式会社(P.218)

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