能代川丸・能代丸の船歴

 年 月 日:船歴

08.12.07:起工、第一次船舶改善助成施設第10号 09.06.28:進水、命名:能代丸 09.11.30:竣工、登録総噸数:7,183
10.--.--:横浜−ニューヨーク線 11.--.--:登録総噸数:7,189に変更
12.08.08:徴傭:陸軍船番号226 13.--.--:〜10.12伶仃島 14.01.07:解傭
16.05.01:徴傭 16.06.25:艤装工事開始 16.07.01:入籍:内令第761号:特設水上機母艦、横須賀鎮守府所管
16.07.01:艦長:海軍大佐 古川 保 16.07.10:改名:官房機密第6084号:特設水上機母艦「能代川丸」 16.08.09:艤装工事完了
16.08.20:除籍:内令第954号
16.09.19:改装工事開始
16.09.20:入籍:内令第1093号:特設巡洋艦「能代丸」、横須賀鎮守府所管
16.09.20:艦長:海軍大佐 大塚 幹 16.10.14:改装工事完了 16.10.14:戦時編制:横須賀鎮守府部隊横須賀警備戦隊 (16.10.19〜16.11.30:横須賀海域で出動訓練実施) 16.12.01:横須賀〜 16.12.06:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第14号:警備部隊 16.12.09:横警戦機密21番電:14日0500以後哨区N五、六、七第一哨戒法、但し引返し点Oに移動することを得 16.12.12:横警戦機密31番電:「昌榮丸」と交代し哨区N八、九 16.12.14:警備部隊機密第37番電:哨区N八、九、一〇 16.12.19:哨区発      〜12.21横須賀 17.01.03:横須賀〜01.04O七哨区〜01.15横須賀 17.01.24:横警部隊機密第163番電:哨区O三、四、五 17.01.24:横須賀〜  17.01.28:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第45号:警備部隊 17.02.01:艦長:海軍大佐 佐伯 孝二 17.02.01:横警部隊機密第187番電:哨区N一、二 17.02.02:哨区発〜02.04横須賀 17.02.14:横須賀〜横鎮第1回応用教練〜02.14横須賀 17.02.14:横須賀〜 17.02.18:官房機密第1791号:横須賀海軍工廠をして爆雷兵装新設の件訓令 17.02.22:横警部隊機密第239番電:哨区N一〜N五移動哨戒      〜02.27横須賀 17.03.01:浦賀〜03.01横須賀 17.03.04:警備部隊機密第267番電:準備出来次第哨区に向う 17.03.05:横須賀〜 17.03.06:警備部隊機密第275番電:哨区着、N五、六、七の外側を移動哨戒 17.03.09:横警戦第一次機銃教練射撃 17.03.10:警備部隊機密第284番電:哨区N七〜N九移動哨戒に向う 17.03.11:警備部隊機密第290番電:N七哨区着 17.03.11:警備部隊機密第292番電:03.12 0600発動哨区N六〜N九の外側を移動哨戒 17.03.17:警備部隊機密第309番電:「長運丸」哨区着後帰投 17.03.18:横警戦機密第311番電:0600第一哨区を去り帰途に就く      〜03.19横須賀 17.03.20:横鎮機密第88番電:第七住吉丸救難任務 17.03.20:横須賀〜 17.03.21:横警戦機密第326番電:1130「第七住吉丸」発見      〜03.21 補助監視船第七住吉丸」を曳航〜      〜03.22 1445 洲ノ埼西方にて補助監視船「第七住吉丸」を防備隊第二曳船に引渡す〜      〜03.22横須賀 17.04.01:軍隊区分:機密横須賀鎮守府命令作第72号:警備部隊
17.04.10:戦時編制:聯合艦隊第四艦隊第二海上護衛隊 17.04.10:船体機関整備訓令工事 17.04.18:官房機密第740番電:横須賀海軍工廠にて後部上甲板適当な位置に八一式投射機2基を      装備するものとし増載爆雷2個分及び投射箭其の他附属兵器の格納施設を設置、      爆雷装填台及び投下台に防弾板を時期を得次第成るべく速やかに装備 17.04.25:(「桑港丸」「近江丸」護衛)横須賀〜05.04トラック 17.05.10:(「金峰山丸」「近江丸」護衛)トラック〜05.12ポナペ 17.05.12:ポナペ〜05.13トラック 17.05.16:トラック〜05.17特設運送船第二圖南丸」を護衛開始〜05.18トラック 17.05.22:(「三江丸」護衛)トラック〜      〜05.22 2200 (N06.10-E150.30)特設運送船三江丸」被雷、中破〜反転〜      〜05.23トラック 17.05.25:(「第二圖南丸」護衛)トラック〜05.30クエゼリン 17.06.01:クエゼリン〜06.01ポナペ沖 17.06.01:「昌壽丸」離礁まで待機 17.06.02:(「昌壽丸」護衛)ポナペ沖〜06.04トラック 17.06.06:トラック〜06.09ラバウル 17.06.10:(「くらいど丸」「水戸丸」護衛)ラバウル〜06.23横須賀 17.06.30:海面防備部隊機密第558番電:南方行商船3隻を護衛07.01 1100横須賀発 17.06.--:清水、燃料、酒保品、軍需品搭載 17.07.01:(「山城丸」「稲荷丸」「立山丸」「新夕張丸」護衛)横須賀〜      〜07.06(N19.33-E146.55)「山城丸」「稲荷丸」「立山丸」分離〜       〜07.11ポナペ 17.07.11:ポナペ〜07.12トラック 17.07.--:機関開放検査(07.26まで) 17.07.29:兵備三機密第17号の7の54:08.05付で一般徴傭契約に変更予定(実際は授受の日付) 17.08.02:(「金龍丸」護衛)トラック〜08.04ラバウル
17.08.05:除籍:内令第1458号 17.08.05:入籍:内令第1459号:特設運送船(雑用船)、横須賀鎮守府所管
17.08.05:戦時編制:海軍省配属、横須賀鎮守府所属、特設運送船(甲) 17.08.05:監督官:海軍大佐 佐伯 孝二 17.08.--:ラバウル〜08.24呉 17.08.--:呉〜08.27横須賀 17.08.30:官房機密第29191284番電:横須賀海軍工廠保管中の特型運貨船4隻を搭載輸送の件訓令 17.08.31:船長:海軍嘱託 徳永 貞砥(部内限り奏任官待遇) 17.10.08:横須賀〜室蘭10.09〜10.14川崎〜10.17横須賀 17.10.19:横須賀海軍工廠にて艤装工事 17.10.24:艤装工事完了 17.10.27:横須賀〜10.27東京 17.11.02:東京〜サイパン11.14〜テニアン11.16〜トラック 17.11.29:トラック〜      〜12.04 「第三十一號哨戒艇」が護衛〜      〜12.05呉 17.12.11:呉〜      〜12.12 「第三十一號哨戒艇」が北緯29度線まで護衛開始〜      〜12.22ラバウル 18.01.16:ラバウルにて空襲により中破、工作艦「明石」により応急修理      (野砲8門、食糧、弾薬、燃料、海兵169名他5名搭載) 18.01.21:ラバウル〜01.25ショートランド02.03〜ラバウル 18.02.--:ラバウル〜ショートランド02.18〜02.18コロンバンガラ島02.19〜ショートランド〜ラバウル 18.03.12:ラバウル〜      〜03.13(S00.10-E151.06)米潜水艦"Grayback"(SS-208)の雷撃を受け損傷〜      〜03.16トラック(応急修理) 18.04.26:トラック〜04.29サイパン05.10〜05.19横須賀(修理) 18.06.29:指揮官:海軍大佐 佐伯 孝二 18.07.08:指揮官:海軍大佐 林 蓉齋 18.07.21:修理完了 18.11.16:横浜〜11.22呉 18.11.28:呉〜バリクパパン 19.01.05:第二警備部隊電令作第240号:第百二號哨戒艇は    07日0700ビンタンに向けバリクパパン発の能代丸をアールバンク迄護衛したる上、       対潜掃蕩を実施しつつ帰投すべし       右任務中萬洋丸の間接護衛をなすべし 19.01.--:バリクパパン〜01.29新居浜02.03〜02.04神戸02.08〜02.09呉 19.02.18:呉〜神戸 19.03.05:三菱重工業株式會社神戸造船所にて修理工事(03.07まで) 19.03.--:神戸〜昭南 19.05.23:(ヒ62船団)昭南〜05.30マニラ06.01〜06.08六連沖 19.06.08:(現在)船長:山田 豊吉 19.06.08:六連沖〜06.09神戸(税関M岸壁) 19.06.09:便乗者245名退船、輸送物件、遺骨10柱揚陸 19.06.10:神戸〜06.10御坊錨地06.11〜06.11慥柄湾06.12〜06.12清水 19.06.13:鉱石揚陸、桟橋横付け、輸送物件揚陸(06.14まで) 19.06.15:清水〜06.15横須賀(十三番浮標繋留) 19.06.16:十三番浮標繋留〜木更津沖投錨 19.06.17:箱崎岸壁に横付け、重油揚陸(06.18まで) 19.06.18:横須賀〜06.18横浜(五番浮標繋留) 19.06.19:三菱重工業株式會社横浜造船所にて修理、増設作業準備(06.22まで) 19.06.23:三菱重工業株式會社横浜造船所汐入三号岸壁横付け 19.06.24:修理、増設作業(06.28まで) 19.06.29:船長:山本 誠一 19.06.30:修理、増設作業(07.03まで)       二十五粍聯装機銃2基、電波探知機(逆探)装備       主機械修理       その他船体機関各部整備 19.07.04:二十五番浮標に繋留替え 19.07.05:第三船渠に入渠 19.07.06:修理、増設、清掃作業(07.11まで) 19.07.12:出渠〜07.12汐入三号岸壁 19.07.13:修理、増設、清掃作業(07.14まで) 19.07.15:汐入三号岸壁〜試運転〜07.15新港四号岸壁 19.07.16:輸送物件搭載 19.07.17:便乗者(第九十九防空隊)237名乗船 19.07.17:横浜〜07.17館山沖07.18〜07.18尾鷲湾07.19〜07.19神戸 19.07.20:輸送物件搭載(07.24まで) 19.07.25:神戸〜07.25呉 19.07.26:人員、兵器、軍需品搭載(08.03まで) 19.07.29:便乗者(第九十九防空隊)3名退船 19.07.31:便乗者(第百八哨戒隊)99名乗船 19.08.04:呉〜08.05部崎08.05〜08.05門司(四番浮標繋留) 19.08.05:輸送物件搭載(08.06まで)、便乗者(高田隊その他)130名乗船 19.08.07:清水補給 19.08.08:門司〜08.08六連 19.08.08:(ヒ71船団)六連〜08.08伊万里湾08.10〜08.15馬公08.17〜      〜08.19 0032 (N18.10-E119.55)米潜水艦"Rasher"(SS-269)の雷撃を二番艙左舷側に受け損傷浸水〜      〜08.19 0217 船団から離脱〜      〜08.19 0515 対潜戦闘:砲撃〜      〜08.19 1600 サンチャゴ湾 19.08.20:サンチャゴ湾〜08.20サンフェルナンド湾08.21〜08.21ボリナヲ08.22〜      〜08.22サンタクルーズ08.23〜08.23シランガン08.24〜08.24コレヒドール水道入口08.24〜      〜08.24マニラ港外08.24〜08.24マニラ 19.08.25:転錨 19.08.25:輸送物件揚陸(09.12まで) 19.08.28:第三号桟橋繋留 19.08.31:破孔、外鈑のマクレ切断、一・二番艙隔壁補強工事(09.03まで) 19.09.01:糧食搭載 19.09.02:清水補給 19.09.04:輸送物件搭載(09.12まで) 19.09.05:清水補給 19.09.06:糧食補給 19.09.10:清水補給 19.09.11:糧食補給 19.09.12:空襲警報により離桟〜09.12マニラ湾内避退泊地09.13〜09.13スービック湾09.17〜      〜09.17マニラ港外 19.09.18:燃料油150t補給、転錨(内港T5錨地) 19.09.19:輸送物件揚陸、搭載 19.09.20:清水補給 19.09.21:0920 対空戦闘      1025 対空戦闘      1300 港外に転錨      1450 対空戦闘      1630 対空戦闘:至近弾1発、直撃弾2発、機関室より火災発生      1830 総員退船 19.09.23:指揮官、船長以下35名乗船、消火及び調査 19.09.24:1200 船尾海底に沈座、一番船艙上甲板より前方露出         後部十五糎砲台及び中央構造物焼失煙突倒壊  19.09.25:指揮官以下乗船、消火及び調査  19.09.26:鎮火
19.11.10:除籍:内令第1258号 19.11.10:解傭
喪失場所:N14.33-E120.57 マニラ港南防波堤南灯台南1.8km付近 喪失原因:米第38機動部隊艦載機による空爆

同型船

 (N型)長良丸那古丸能登丸鳴門丸野島丸

兵装

(特設巡洋艦)
 十五糎単装砲4門、八糎単装高角砲1門、七粍七単装機銃2基、
 水偵2機

(特設運送船)
 四十口径安式十五糎砲2門、十三粍単装機銃1基、七粍七単装機銃2基、
 爆雷16個

(19.07.14)
 四十口径安式十五糎砲2門、二十五粍二聯装機銃2基、十三粍単装機銃1基、七粍七単装機銃2基、
 爆雷16個

 (ヒ71船団時)
 上に加え輸送中の第九十九防空隊用の高角砲2門、二十五粍二聯装機銃4基

写真資料

 雑誌「海と空」臨時増刊「日本船舶画報」S12.06 海と空社 (P.69)
 雑誌「海運」日本海運集会所出版部 昭和9年7月号、昭和9年12月号
 雑誌「世界の艦船」海人社 2000年12月号「思い出の日本貨物船その52」
 雑誌「世界の艦船」海人社 別冊「日本郵船船舶100年史」(P.233)
 雑誌「船の科学」船舶技術協会 1986年2月号「日本商船隊の懐古 No.79」山田早苗
 「汽船表(別冊冩眞帳)」S13 海軍省軍務局編
 「商船建造の歩み」 S34.08 三菱造船株式会社(P.80)
 "Australian War Memorial", ID No. 303715
 "ONI 208-J (Revised) Japanese Merchant Ships Recognition Manual (1944)" (P.125)

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