第二十一號掃海特務艇の艦歴

 年 月 日:艦歴

17.10.16:起工、仮称艦名:第494號艦 18.03.05:命名:達第42号:第二十一號掃海特務艇 18.03.05:類別等級制定:内令第394号:種別:特務艇、類別:掃海特務艇、艇型:第三號型 18.03.05:本籍仮定:内令第396号:大阪警備府 18.03.11:進水 18.06.15:本籍:内令第1206号:大阪警備府、紀伊防備隊所属 18.06.15:竣工
18.06.15:特務艇長:海軍中尉 杉野 忠治 18.06.15:戦時編制:大阪警備府部隊紀伊防備隊 18.06.15:軍隊区分:機密大阪警備府作戦命令第9号:海面防備部隊 18.06.25:海防信電令第10号:準備出来次第出港、市江配備 18.06.25:由良内〜      〜06.25 2300 市江埼着〜      〜06.26串本 18.06.29:海防電令作第25号:30日0500迄に潮岬配備 18.06.29:串本〜      〜06.30入港 18.07.01:串本進出部隊電令作第5号:夜間索敵配備:Zの180度線以東 18.07.01:串本〜対潜行動〜07.02串本 18.07.03:串本〜 18.07.03:串本進出部隊電令作第6号:03日昼間索敵掃蕩区域:Zの180度線以東距岸10海里内 18.07.03:海防電令作第29号:通常配備復帰 18.07.03:串本進出部隊電令作第7号:第三配備復帰、樫野埼梶取埼配備      〜07.03 1830 樫野埼梶取埼配備〜      〜07.04串本 18.07.06:串本〜対潜行動〜07.07串本 18.07.07:海防機密第071500番電:ドイツ船「アイスルスターウッアー」Z沖着、水先案内人を派遣 18.07.08:串本〜      〜07.08 0800 ドイツ船と樫野埼130度1浬にて合同〜      〜07.09 0900 水先人を移乗させ、潮岬配備に向う〜      〜07.09串本 18.07.10:串本〜対潜行動〜07.10串本 18.07.11:海防電令作第30号:直に出撃、対潜掃蕩 18.07.11:海防電令作第32号:11日日没に至るも敵情を得ざれば夜間掃蕩、潮岬配備 18.07.11:串本〜対潜行動〜07.12串本 18.07.12:海防電令作第37号:通常配備復帰、準備出来次第出港、潮岬配備 18.07.13:串本〜対潜行動〜07.14串本 18.07.15:海防機密第151652番電:16日0200より市江配備、巡洋艦「能代」間接護衛 18.07.16:串本〜対潜行動〜07.17田辺 18.07.19:田辺〜対潜行動〜07.20由良 18.07.22:由良〜対潜行動〜07.23由良 18.07.27:海防信電令第14号:交代し切目埼附近にて教練参加部隊に合同 18.07.27:海防信電令第15号:29日実施予定の教練作業延期 18.07.27:由良〜対潜行動〜07.29田辺 18.07.31:田辺〜対潜行動〜07.31由良 18.08.01:海防信電令第16号:01日交代後、切目埼附近にて教練参加部隊に合同 18.08.03:由良〜哨戒、間接護衛〜08.04入港 18.08.08:出港〜市江哨戒、間接護衛〜08.12入港 18.08.13:出港〜第8813船団護衛〜      〜08.14 0400 三木埼沖5浬にて船団護衛終了〜      〜08.14 市江哨戒、間接護衛〜   〜08.15入港 18.08.21:出港〜潜水艦公試派遣〜08.21入港 18.08.22:出港〜対潜聯合訓練〜08.23入港 18.08.25:海防電令第19号:26日十番浮標より由良内沖まで水路掃海 18.08.25:出港〜哨戒、間接護衛〜      〜08.26 1145 掃海開始〜      〜08.26 1535 掃海終了〜      〜08.26入港 18.08.27:出港〜掃海作業〜08.28入港 18.08.31:出港〜市江哨戒、間接護衛〜08.31入港 18.09.01:内令第1833号:紀伊防備隊所属 18.09.02:出港〜間接護衛〜09.04入港 18.09.08:出港〜市江埼にて間接護衛〜09.11入港 18.09.13:出港〜対潜訓練〜09.13入港 18.09.14:出港〜対潜訓練〜09.14入港 18.09.15:出港〜市江埼にて間接護衛〜09.18入港 18.09.22:出港〜潜水艦公試警戒〜09.22入港 18.09.23:出港〜哨戒、間接護衛〜09.26入港 18.09.28:海防信電令作第7号:潮岬灯台の180度4.5浬に急行、第三十二掃海隊に協力、敵潜掃蕩 18.09.28:出港〜対潜掃蕩、第8929船団護衛〜 18.10.01:海防電令作第44号:01日1200に至も状況に変化なければ第二配備、市江配備 18.10.03:海防電令作第45号:03日1200以後、敵情に変化なければ通常配備に復帰、      田辺待機、04日市江配備      〜10.05入港 18.10.07:出港〜市江埼哨戒〜 18.10.07:海防機密第421番電:各配備艇は第8007船団を瀬戸埼付近より新宮沖までリレー式直接護衛 18.10.08:海防機密第081358番電:各配備艇は第8008船団を瀬戸埼付近より新宮沖までリレー式直接護衛      〜10.10入港 18.10.13:出港〜市江埼哨戒〜 18.10.14:海防機密第141515番電:各配備艇は第8014船団を瀬戸埼付近より新宮沖までリレー式直接護衛      〜第8014船団護衛〜 18.10.16:海防機密第161300番電:各配備艇は第8610船団を瀬戸埼付近より新宮沖までリレー式直接護衛      〜第8016船団護衛〜      〜10.17入港 18.10.19:出港〜伊島交通艇〜10.20入港 18.10.23:出港〜市江埼哨戒〜 18.10.25:海防機密第251442番電:各配備艇は第8025船団を瀬戸埼付近より新宮沖までリレー式直接護衛      〜第8025船団護衛〜 18.10.25:海防機密第251905番電:各配備艇は特務艦足摺を瀬戸埼付近より新宮沖までリレー式直接護衛      〜10.26入港 18.10.28:出港〜大島哨戒〜10.29入港 18.10.30:出港〜掃海訓練〜10.30入港 18.11.02:海防機密第021815番電:各配備艇は第8101甲、乙船団をK沖より新宮沖までリレー式直接護衛 18.11.02:出港〜第8102船団直衛〜11.03入港 18.11.04:出港〜対潜訓練〜11.04入港 18.11.06:出港〜 18.11.08:海防機密第081930番電:各配備艇は第8108乙船団を瀬戸埼沖より新宮沖までリレー式直接護衛      〜第8108船団直衛〜11.09入港 18.11.13:出港〜哨戒、間接護衛〜11.16入港 18.11.19:出港〜哨戒、間接護衛〜11.22入港 18.11.23:出港〜水測訓練〜11.24入港 18.11.26:海防機密第261657番電:各配備艇は第8126船団をK沖より新宮沖までリレー式直接護衛 18.11.26:出港〜第8126船団直衛〜11.27入港 18.11.29:出港〜掃海訓練〜11.29入港 18.12.01:出港〜 18.12.03:海防機密第031720番電:各配備艇は東航三船団を瀬戸埼沖より新宮沖までリレー式直接護衛      〜12.04入港 18.12.07:出港〜対潜訓練〜12.07入港 18.12.08:海防機密第081605番電:各配備艇は大鳥山丸及び第8208船団を瀬戸埼沖より新宮沖まで      出来得る限りリレー式直接護衛 18.12.08:出港〜 18.12.09:海防機密第091740番電:各配備艇は第8209船団を瀬戸埼沖より新宮沖までリレー式直接護衛 18.12.10:海防機密第101710番電:各配備艇は第六南進丸を瀬戸埼沖より新宮沖までリレー式直接護衛      〜12.11入港 18.12.15:出港〜掃海訓練〜12.15入港 18.12.16:出港〜 18.12.16:海防機密第161740番電:各配備艇は第8216船団を瀬戸埼沖より新宮沖までリレー式直接護衛 18.12.17:海防機密第171901番電:各配備艇は第8217船団を瀬戸埼沖より新宮沖までリレー式直接護衛 18.12.18:海防機密第181813番電:各配備艇は第8218船団を瀬戸埼沖より新宮沖までリレー式直接護衛      〜12.19入港 18.12.20:出港〜対潜訓練〜12.20入港 18.12.21:出港〜対潜訓練〜12.21入港 18.12.22:出港〜対潜訓練〜12.22入港 18.12.23:32掃電令作第1号:丁区主として距岸10浬内を掃蕩  18.12.23:出港〜対潜掃蕩〜 18.12.25:32掃機密第250415番電:潮岬の180度以西現場を中心とする20浬圏内を索敵攻撃      〜12.26 2215 江須埼沖にて第7225船団を捕捉、直接護衛〜      〜12.27 潮岬の250度5浬、水偵の目標弾に対し爆雷6個投下〜      〜12.27 特設運送船君川丸」を袋港まで護衛〜      〜12.27 1500 現場に向う〜      〜12.27 1520 飛行機の誘導により爆雷攻撃、爆雷補給に向う〜 18.12.27:海防機密第425番電:第8227船団を瀬戸埼沖より江須埼沖まで直接護衛      〜12.28 0600 江須埼にて第8227船団護衛任務交代、掃蕩に就く〜 18.12.28:海防機密第280940番電:掃蕩部隊は第7227船団を梶取埼沖より瀬戸埼沖までリレー式直接護衛 18.12.28:32掃機密第281345番電:I線以西距岸10浬主として商船航路を徹底的索敵攻撃及び船団護衛      〜12.30文里 18.12.30:補給 18.12.30:文里〜掃蕩に向う〜 18.12.30:海防電令作第61号:君川丸警戒艇 18.12.31:海防信電令作第62号:潮岬の191度2,800mに急行、索敵攻撃 18.12.31:32掃機密第311135番電:商船航路索敵及び船団護衛(I線以西潮岬10浬圏内) 18.12.31:海防電令作第63号:君川丸警戒艇 19.02.01:軍隊区分:機密大阪警備府作命令作第1号(01.20附):海面防備部隊紀伊水道部隊 19.03.--:出港〜対潜掃蕩〜      〜04.01 1438 海防機密第011438番電(1600に至るも状況に変化なければ由良内に帰投)発令〜      〜04.01由良内 19.04.03:由良内〜江須埼配備哨戒、間接護衛〜04.06入港 19.04.10:出港〜江須埼配備哨戒、間接護衛〜04.11入港 19.04.12:出港〜教練射撃〜04.13入港 19.04.15:出港〜江須埼配備哨戒、間接護衛〜      〜04.16 0725 海防機密第160725番電(N33.25-E136.11にて索敵掃蕩)発令〜      〜04.16 ---- 対潜掃蕩〜      〜04.16 1800 海防機密第161800番電(1930に至るも状況に変化なければ哨区に復帰)発令〜      〜04.16 ---- 江須埼配備哨戒、間接護衛〜       〜04.18入港 19.04.20:出港〜第8421船団護衛〜      〜04.23 0655 潮岬の250度1.5浬にて第8423船団「大壽丸」被雷〜      〜04.23 0710 飛行機と協力し爆雷攻撃12個、激動により推進軸中間軸受折損〜      〜04.23 0812 潮岬の160度3浬にて「大壽丸」沈没〜      〜04.23 0900 爆雷補給の為、文里に向う〜      〜04.23 1045 海防電令作第9号(敵潜掃蕩に関し那智丸艇長の指揮を受くべし)発令〜      〜04.23 1340 海防信電令作第10号(第八日東丸と任務交代帰投せよ)発令〜      〜04.23入港 19.04.26:出港〜04.26大阪 19.04.26:木津川船渠にて入渠修理着手 19.05.19:木津川船渠にて入渠修理完了 19.05.19:大阪〜05.19由良内 19.05.21:海防機密第211805番電:第7520甲船団を周参見沖瀬戸埼間直接護衛 19.05.22:由良内〜      〜05.22 1730 海防機密第221730番電(第8522船団、靜興丸、泰世丸、第七博鐡丸太隆丸を             瀬戸埼周参見沖間直接護衛)〜      〜05.23 1542 海防機密第231542番電(第8523船団、嚴島丸を周参見瀬戸埼間直接護衛)〜      〜05.24 1552 海防機密第241552番電(第7522乙船団を瀬戸埼潮岬間、一星丸、如月丸、             第十一良友丸、金立山丸、第十五日寶丸、伊良湖を瀬戸埼周参見間             直接護衛、護衛終了後由良内に回航)〜      〜05.25由良内 19.05.26:由良内〜掃海訓練〜05.26由良内 19.05.27:海防機密第271545番電:      1.二十八日市江埼灯台通過船団左の通        西航 せらむ丸 八・五節 一七四〇        東航 船団なし      2.第二百五十一號驅潜特務艇は該船に対し潮岬瀬戸埼間、第二十一號掃海特務艇、        第二十二號掃海特務艇は周参見瀬戸埼間直接護衛に任ぜよ 19.05.28:由良内〜      〜05.28 1030 海防機密第281030番電(甲浦の140度8浬に急行敵潜の掃蕩攻撃)〜      〜05.28 1700 現場着、対潜掃蕩〜      〜05.29 1832 海防機密第291832番電(夜間各艇交互に便宜最寄港に仮泊せよ)〜      〜05.30 0900 室戸埼北東5浬附近陸岸近くに爆発音と共に水煙の上がるのを発見〜      〜05.30 0950 「滋賀丸」遭難現場着〜      〜05.30 1010 室戸埼の26度4.5浬にて飛行機と共同し爆雷攻撃5個〜      〜05.30 1101 海防機密第301101番電(敵潜を攻撃撃滅)〜      〜05.30 1145 室戸埼の26度4.5浬にて飛行機と共同し爆雷攻撃4個〜      〜05.30 1330 飛行機と共同し爆雷投射2個〜      〜05.30 1400 反響音を探知〜      〜05.30 1402 爆雷投射6個〜      〜05.30 1520 爆雷補給のため由良内に向う      〜05.30由良内 19.05.31:由良内〜対潜掃蕩〜      〜06.01 1758 海防機密第011758番電(明日0800哨区発由良内に回航)〜      〜06.01 0800 敵情を得ず由良内に向け哨区発〜      〜06.02由良内 19.06.05:杉野中尉退任 19.06.--:特務艇長:海軍少尉 山西 春松 19.06.04:海防機密第041638番電:      2.安洋丸0700御坊発下津回航、第二十一號掃海特務艇は之が警戒艇となれ 19.06.06:由良内〜「安洋丸」警戒艇〜06.06由良内 19.06.07:由良内〜      〜06.09 1601 海防機密第091601番電(第8609船団、第7608船団を瀬戸埼周参見間護衛)〜      〜06.10由良内 19.06.11:海防機密第111523番電:      1.はわい丸行動予定紀伊防機密第111431番電の通      2.護衛に関し左の通定む        那智丸は哨区に在りて区間護衛        第二百五十一號驅潜特務艇、紀洋丸は市江埼日ノ御埼間        第二十一號掃海特務艇は市江埼友ヶ島間直接護衛 19.06.12:由良内〜「はわい丸」護衛〜      〜06.13 1600 海防機密第131600番電(明日0800出港乙配備)〜      〜06.13由良内 19.06.14:由良内〜      〜06.14 1833 海防機密第141833番電(第8624船団、第7613船団、第六昌運丸、第八桐丸、             嚴島丸を瀬戸埼周参見間護衛)〜      〜06.16 0500 海防機密第160500番電(本日哨区にて区間護衛)〜      〜06.16由良内 19.06.18:由良内〜      〜06.18 1740 海防機密第181740番電(甲配備)〜      〜06.22由良内 19.06.22:修理(06.23まで) 19.06.24:由良内〜水測兵器能力試験〜06.24由良内 19.06.24:海防機密第241505番電:      2.高知丸は明日0800出港乙配備        第二十一號掃海特務艇、第二高津丸は同乙配備 19.06.25:軍隊区分:機密大阪警備府命令作第9号(06.20附):海面防備部隊 19.06.26:由良内〜水測兵器能力試験〜06.26由良内 19.06.26:海防機密第261953番電:      3.第二十一號掃海特務艇は明日0800出港、高知丸と交代、乙配備 19.06.27:由良内〜06.29由良内 19.06.30:海防機密第301550番電:      2.第二十一號掃海特務艇は明日0800出港、甲配備 19.07.01:由良内〜甲哨区哨戒〜07.03由良内 19.07.04:海防機密第041520番電:      3.第二十一號掃海特務艇は〇八〇〇出港甲配備 19.07.05:由良内〜甲哨区哨戒〜07.06由良内 19.07.07:海防機密第071645番電:      3.第二十一號掃海特務艇は〇八〇〇出港甲配備 19.07.08:由良内〜甲哨区哨戒〜07.09田辺 19.07.10:田辺〜甲哨区哨戒〜07.10由良内 19.07.12:由良内〜掃海訓練〜07.12由良内 19.07.13:海防機密第131600番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇八〇〇出港乙配備 19.07.14:由良内〜乙哨区哨戒〜07.16由良内 19.07.17:海防機密第171430番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇七三〇出港甲配備 19.07.18:由良内〜甲哨区哨戒〜07.19田辺 19.07.20:田辺〜甲哨区哨戒〜07.20由良内 19.07.21:海防機密第211450番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇六〇〇由良内発、阿波大島経由乙配備 19.07.22:由良内〜乙哨区哨戒〜      〜07.23 1425 海防機密第231425番電(田辺に回航、補給待機)〜      〜07.24田辺 19.07.24:海防機密第241430番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇七三〇基地発甲配備 19.07.25:田辺〜甲哨区哨戒〜07.28由良内 19.07.31:由良内〜掃海訓練〜07.31由良内 19.07.31:海防機密第311600番電:      2.第二十一號掃海特務艇は教練掃海終了後(一五〇〇頃)由良内発甲配備 19.08.01:由良内〜掃海訓練〜08.01入港 19.08.01:出港〜乙哨区哨戒〜08.03由良内 19.08.04:由良内〜教練射撃〜08.04由良内 19.08.04:海防機密第041508番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇七三〇出港甲配備 19.08.05:由良内〜甲哨区哨戒〜08.08由良内 19.08.09:海防機密第091608番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇七三〇出港甲配備 19.08.10:由良内〜甲哨区哨戒〜08.12由良内 19.08.14:由良内〜探信儀試運転〜08.14入港 19.08.15:出港〜探信儀試運転〜08.14由良内 19.08.21:海防機密第211549番電:      4.明二十二日一一三〇頃第二十一號掃海特務艇市江埼西方海面に於て教練投射(使用爆雷二個)        を実施す 19.08.21:海防機密第212005番電:      1.第二百五十一號驅潜特務艇は紀洋丸を率い第三海上護衛隊に協力江須埼沖敵潜掃蕩に任ずべし      3.第二十一號掃海特務艇、第二十二號掃海特務艇は明朝現場に急行せよ 19.08.22:由良内〜教練投射2個〜08.22由良内 19.08.24:由良内〜測圖訓練〜08.24由良内 19.08.28:由良内〜九二式機雷敷設作業〜08.30入港 19.08.31:出港〜九二式機雷敷設作業〜09.03由良内 19.09.04:由良内〜九二式機雷敷設作業〜09.07由良内 19.09.09:海防機密第091152番電:      1.第二十一號掃海特務艇は一一〇〇発甲配備 19.09.09:由良内〜甲哨区哨戒〜      〜09.10 海防機密第101629番電(護衛終了後帰投)〜      〜09.11由良内 19.09.13:海防機密第131511番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇七三〇出港第九十七號驅潜特務艇と交代甲配備 19.09.14:由良内〜甲哨区哨戒〜      〜09.14 1532 海防機密第150910番電(護衛終了後帰投)〜      〜09.15 0910 海防機密第150910番電(第三護衛隊に協力し市江埼潮岬区間を掃蕩、補足撃滅せよ)〜      〜09.15 1900 海防機密第151900番電(敵情に変化なければ16日0600現場発、由良内に回航)〜      〜09.15 2110 海防機密第152110番電(掃蕩を止め最寄港に待機、16日朝船団護衛に任じ1200迄に             由良内に帰投)〜      〜09.16由良内 19.09.18:由良内〜甲哨区哨戒〜      〜09.20 1529 海防機密第201529番電(第8920船団、第7918船団を瀬戸埼潮岬間直接護衛、             護衛終了後由良内に待機)〜      〜09.21入港 19.09.21:海防機密第211600番電:      2.第二十一號掃海特務艇は一二〇〇基地発甲配備 19.09.22:出港〜      〜09.22 1619 海防機密第221619番電(23日早鞆丸と交代後帰投)〜      〜09.23由良内 19.09.29:由良内〜神戸にて陸海軍聯合訓練〜10.05由良内 19.10.05:海防機密第051551番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇七三〇出港、第九十七號驅潜特務艇と交代乙配備 19.10.06:由良内〜10.10由良内 19.10.11:海防機密第111531番電:      2.第二十一號掃海特務艇は〇八〇〇出港乙配備 19.10.12:由良内〜      〜10.12 0948 海防機密第120948番電(13日0520の位置より市江崎の東西線まで大淀を護衛警戒)〜      〜10.13 1608 海防機密第131608番電(0800哨区発帰投)〜      〜10.14由良内 19.10.12:軍隊区分:大阪警備府信電令第83号:作戦に関し第三海上護衛隊司令官の指揮下 19.10.17:由良内〜10.17串本 19.11.16:勝浦船渠にて修理工事(11.19まで) --.--.--:特務艇長:海軍少尉 花岡 C夫 20.01.10:類別等級削除:内令第18号(01.25正誤表にて類別等級削除取消) 20.01.10:内令第30号:紀伊防備隊所属解除(01.24正誤表にて所属解除取消) 20.01.10:除籍:内令第31号(01.24正誤表にて除籍取消) 20.01.20:特務艇長:海軍中尉 磯崎 安之 20.02.01:軍隊区分:機密大阪警備府命令作第2号(01.20附):海面防備部隊 20.02.--:木津川船渠にて入渠 20.02.14:特務艇長:海軍少尉 田坂 武夫 20.03.--:出渠 20.04.15:軍隊区分:機密横須賀鎮守府電令作第93号:紀州部隊 20.04.19:112驅潜隊司令発電1230:「第二鮮友丸」を率い現場着      掃蕩区分:市江埼の5浬圏内:第二十一號掃海特務艇、第百八十二號驅潜特務艇           同10浬圏内225度以東:第二鮮友丸、第九日東丸           同10浬圏内225度以西:第二十二號掃海特務艇           右圏外:第四十四號驅潜艇      〜04.19 0800 特設掃海艇榊丸」と合同〜 20.04.20:0900より掃蕩再開      掃蕩区分:江須埼の115度180度間10浬圏内:第八日東丸           江須埼の115度180度間7浬圏内:第二十一號掃海特務艇、第二十二號掃海特務艇           江須埼の180度225度間10浬圏内:第九日東丸           江須埼の180度225度間20浬圏内:第四十四號驅潜艇           江須埼の225度270度間10浬圏内:第二百四十一號驅潜特務艇           江須埼の225度270度間20浬圏内:早鞆丸      〜05.01 0790 沖黒島南2浬にて「第五十號海防艦」被雷〜      〜05.01 ---- 「第五十號海防艦」を曳航〜      〜05.01見老津湾 20.04.30:軍隊区分:大阪警備府信電令作第6号:作戦に関する第三海上護衛隊司令官の指揮を解く 20.05.01:0940 見老津湾にて「第五十號海防艦」警戒 20.05.01:海防機密第010957番電:左記により敵潜を掃蕩撃滅すべし      1.指揮官:機雷長(第九十八號驅潜特務艇)      2.配備:         1200迄各艇江須埼250度2浬を中心とする5浬圏内         1200以後江須埼潮岬間:第二十一號掃海特務艇、第二十二號掃海特務艇、第二鮮友丸、         江須埼市江埼間:早鞆丸、榊丸、第九十八號、第二百四十一號驅潜特務艇         何れも距岸10浬以内を編隊掃蕩 20.05.03:大阪警備府信電令作第9号:      1.第二鮮友丸、第三鮮友丸、第二十一號掃海特務艇、第二十二號掃海特務艇の作戦基地を        当分の間大島港(串本)指定 20.05.--:見老津湾〜乙哨区哨戒〜      〜05.13 1232 対空戦闘:機銃30発発射〜      〜05.17 1354 海防機密第171354番電(第8515船団護衛、江須埼より反転第五十號海防艦の警戒艇)〜      〜見老津湾 20.05.19:1013 見老津湾にてB-24 1機と交戦:八糎砲3発発射、被弾箇所49 20.05.20:海防機密第201730番電:      2.早鞆丸は明日〇七〇〇頃より第五十號海防艦を田辺に曳航すべし(護衛艦掃特二一、二二) 20.05.--:見老津湾〜05.20由良内 20.05.23:由良内〜乙配備〜甲配備〜串本 20.05.24:海防機密第241831番電:      1.二十五日第八五二二船団長興丸、花月丸〇四〇〇串本発六節(早鞆丸、掃特二二、掃特二一、        第二鮮友丸)      2.西航日東丸、第五C海丸〇三〇〇尾鷲発六.五節二〇〇〇由良内仮泊(早鞆丸、掃特二二、        掃特二一、第二鮮友丸は市江埼まで)      3.護衛終了後、早鞆丸、第二十二號掃海特務艇帰投、第二鮮友丸周参見、第二十一號掃海特務艇        勝浦待機、第三高島丸〇七〇〇出港甲配備 20.05.25:串本〜05.25勝浦 20.05.25:海防機密第251708番電:      1.二十六日西航第十六高砂丸五節〇四〇〇尾鷲発一四〇〇串本仮泊(第二鮮友丸、掃特二一)      2.護衛終了後、第二鮮友丸周参見、第二十一號掃海特務艇勝浦待機 20.05.26:勝浦〜05.26勝浦 20.05.30:海防機密第30----番電:      1.三十一日西航長興丸五.五節〇三〇〇串本発一三〇〇由良内仮泊(榊丸、掃特二一)      3.護衛終了後榊丸田辺、第二十一號掃海特務艇由良、早鞆丸田辺待機 20.05.31:勝浦〜      〜05.31 1005 「長興丸」護衛中、瀬戸埼の310度15浬にて対空戦闘:             高角砲2発、二十五粍機銃80発発射〜      〜05.31由良内
20.06.01:戦時編制:大阪警備府部隊第六特攻戦隊紀伊防備隊 20.06.09:由良内〜甲配備〜乙配備〜       〜06.09 1900 海防機密第091900番電(10日任務終了後、甲乙配備)〜      〜06.15 1544 海防機密第151544番電(16日第8614船団1300田辺発1900串本仮泊護衛)〜      〜06.16 ---- 海防機密第16----番電(17日第8614船団0300串本発1000尾鷲仮泊護衛、便宜帰投)〜      〜06.25由良内 20.06.27:由良内〜06.27由良内 20.06.28:由良内〜
20.08.15:残存 20.12.01:除籍
20.12.01:入籍:内令第5号:掃海艦、大阪地方復員局所管 20.12.01:内令第7号:大阪地方復員局掃海部大阪支部所属 20.12.20:内令第12号:「掃特第二十一號」と呼称 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 21.05.10:内令第66号:大湊地方復員局掃海部大湊支部所属
21.09.01:復二第210号:特別輸送艦、大阪地方復員局所管 21.09.05:復二第230号:特別保管艦に指定(09.01付)、大阪地方復員局所管 21.09.25:復二第276号:横須賀地方復員局所管に変更 21.10.08:艦長:復員事務官 飯田 嘉郎(兼務) 22.01.08:艦長:復員事務官 中村 俊彦 22.06.25:艦長:復員事務官 伊藤 治義
22.10.01:除籍:復二第712号

同型艇

 第一號第二號第三號第四號第五號第六號第七號第八號第九號第十號第十一號第十二號第十三號第十四號第十五號第十六號第十七號第十八號第十九號第二十號第二十二號

兵装

 五年式短八糎高角砲1門、九二式七粍七単装機銃1基、爆雷12個、
 対艦式掃海具2組、吊下式水中聴音機1基。

(20.05現在)
 五年式短八糎高角砲1門、九六式二十五粍単装機銃1基、爆雷投下機、爆雷、
 軽便探信儀1基、簡易式水中聴音機1基。

写真資料

 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.50「掃海艇・輸送艦」(P.39)
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.20 「写真集 日本の小艦艇(続)」(P.24)
 「海軍 第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集員会(P.159)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2831)
 呉市海事歴史科学館、資料番号:PG066519、PG066520、PG068858

前の艇へ ← 掃海特務艇 → 次の艇へ

Homeへ戻る