淀橋丸・淀橋の船歴

 年 月 日:船歴

M22.--.--:起工 M23.06.10:進水、命名:Silach(Силачъ) M23.10.30:竣工
M23.--.--:新規登録:所有者:Russian Naval Ministry, Cronstadt, Russia、船籍港:St. Petersburg、           登録総噸数:499、登録純噸数:224、           登録長:161.9呎、登録幅:26.1呎、登録深:14.8呎 M23.10.--:登録検査、船級:LR ✠100A1 M25.08.29:〜M26.07.06ウラジオストック M37.--.--:沈没
喪失場所:旅順口外 喪失原因:(明治三七八年戦役による)
M38.01.03:捕獲 M38.07.--:森田喜平次と払下艦船引揚契約締結 M39.07.--:船内重量物取外し M39.09.--:引揚準備 M39.11.30:作業中止 M40.01.15:引揚作業不履行につき契約解除 M40.10.24:旅順工作部により浮揚 M41.04.30:官房第1794号ノ4:完全修理施行すべし
M42.03.25:達第41号:戦利汽船「シラチ」       命名:汽船「淀橋丸」(ヨドハシマル)       所属:舞鶴海軍港務部附属 M42.03.25:信号符字點付:達第42号:GQBC M42.07.30:旅順にて修理続行 M42.07.31:旅順海軍港務部に引渡し M42.08.02:旅順〜08.09舞鶴 M43.05.05:舞鶴〜05.06呼子〜05.07佐世保05.10〜05.10田助05.11〜05.11巨文島〜      〜05.15大連05.17〜05.17旅順 M43.05.21:(「公稱第一五七九號」運貨船を曳航)旅順〜05.24佐世保 M43.05.28:佐世保〜05.29巨文島〜06.03旅順 M43.06.08:(「公稱第一〇八四號」「公稱第一一二七號」水船を曳航)旅順〜06.11佐世保 M43.06.15:佐世保〜06.15田助06.16〜06.17木浦〜06.19大連〜06.20旅順 M43.06.24:(「公稱第一八二八號」「公稱第一三七八號」水船を曳航)旅順〜06.28佐世保 M43.07.02:佐世保〜07.03志自岐湾〜07.04佐世保07.05〜07.09旅順 M43.07.12:(「公稱第一八二二號」起重器船を曳航)旅順〜07.18松真〜07.19佐世保 M43.07.23:佐世保〜07.25杵築〜07.27舞鶴 M43.08.11:舞鶴〜08.12西郷08.13〜08.13別府08.14〜08.15鎮海湾08.16〜 M44.--.--:〜08.05舞鶴 M45.02.--:舞鶴 T元.09.25:舞鶴〜09.30舞鶴 T02.01.29:舞鶴〜01.29伊根01.31〜02.01美保関02.02〜02.02舞鶴 T02.--.--:舞鶴〜07.06輪島07.07〜07.08舞鶴 T02.10.02:内令第254号:第二艦隊所属 T02.--.--:舞鶴〜11.12能登向田〜12.22飯田 T02.12.01:内令第363号:第二艦隊所属解除 T02.12.25:飯田〜12.25舞鶴 T03.10.02:内令第254号:第二艦隊所属 T03.10.04:舞鶴〜10.06勞山湾 T03.10.07:第二艦隊日令第21号:      1.淀橋丸指揮官は石炭補充を急ぎ終らば淀橋丸を勞山港に回航し上村司令官の指揮を受け        若宮丸救助作業に従事すべし      8.關東丸、淀橋丸は若宮丸の救助作業終らば一先づ第七地点に帰投すべし T03.10.07:1830 運送船「若宮丸」に横付け      2350 運送船「若宮丸」の排水作業開始 T03.10.08:1232 横付けを離す T03.10.08:(「若宮丸」を曳航)勞山港〜10.08勞山湾(針島の西南西2浬) T03.10.10:0630 運送船「若宮丸」を曳航      0715 針島の西3/4北2浬25の地点で曳索を放つ T03.10.21:艦隊区分:第二艦隊法令第53号:特務隊 T03.10.26:勞山湾〜 T03.11.15:労山港〜11.23佐世保 T03.11.26:佐世保にて入渠 T03.12.06:出渠 T03.12.08:佐世保〜12.10青島 T03.12.28:内令第407号:臨時青島要港部附属 T04.02.18:青島〜 T04.06.30:内令第195号:臨時青島防備隊附属 T04.08.28:青島〜09.01舞鶴 T04.09.01:内令第229号:舞鶴海軍港務部附属 T04.11.05:舞鶴 T04.12.13:内令第312号:第二艦隊所属解除 T05.05.--:〜05.23竹敷 T05.06.07:第一船渠を出渠 T05.06.14:舞鶴〜06.17浦塩〜07.24舞鶴 T08.07.10:冠島鷲崎間海面にて第4回応用教練射撃施行中射弾2個命中
T09.07.01:改名:達第115号ノ2:救難船「淀橋」 T10.09.19:舞鶴〜10.09舞鶴 T12.--.--:官房第----号:       船種:救難船       所属:横須賀海軍港務部、定数別:臨時附属 T12.04.18:舞鶴〜04.18美保関04.19〜04.19濱田〜04.21呉04.23〜04.23多度津04.24〜       〜04.24小豆島04.25〜04.25和歌浦04.26〜04.26尾鷲04.27〜04.27鳥羽04.28〜      〜04.28下田04.29〜04.29横須賀 T12.05.01:回航指揮官より横須賀海軍港務部長に授受結了 T12.12.--:〜12.25下田12.26〜12.26横須賀 T14.09.30:横須賀〜10.02伊勢湾〜鳥羽沖10.07〜10.07四日市〜10.13横須賀 T15.06.08:横須賀〜横須賀 T15.06.22:横須賀〜02.10横須賀 02.02.23:横須賀〜横須賀 02.03.22:横須賀〜03.22横須賀 02.03.23:横須賀〜03.25横須賀
02.07.14:官房第2398号:所属変更       船種:救難船       所属:大湊要港部、定数別:臨時附属(救難船北洋代船) 02.08.07:大湊要港部港務部が受領 05.09.25:缶修理(約1ヶ月) 08.10.18:信号符字改正:達第127号:JZZD(12.28より変更) 12.03.10:大要港第5号ノ15:缶室排気筒新設工事申請 12.04.01:官房第1682号:大修理工事の件訓令 12.07.19:官房第3770号ノ2:艤装改造の件認許       1.缶室排気筒新設       2.補機室昇降口及天蓋改造
16.09.03:官房第545号ノ11:所属変更       船種:救難船兼曳船(八百瓲)       所属:大湊海軍港務部、定数別:臨時附属 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JKFQ 17.01.--:大湊 17.02.--:大湊 17.03.--:大湊 17.04.--:大湊 17.05.--:大湊 17.06.10:大湊警備府命令第58号:      1.大湊海軍港務部長は成るべく速に淀橋に所要の人員機材を搭載し得撫島岩月港興東丸遭難現場に        回航し同船の救難作業を指揮すべし      2.大湊防備隊司令は大湊海軍港務部長協議に応じ所要の人員を淀橋に派遣すべし 18.03.21:大警機密第211200番電:       左に依り雷撃損傷を受けたる滿珠丸(位置尻矢の72度46浬)の救難作業を実施す      1.滿珠丸を曳航出来得れば函館若は室蘭に回航、見込なければ陸岸適当の場所に擱坐せしむ      2.救難指揮官一驅司令        救難隊 ~風、沼風、大湊救難曳船一      3.大湊救難曳船に対する救難材料及派遣員は本府救難部署、小救難の場合に準ず        同船臨時乗組は大防より派遣すべし        津防指揮官は適宜の船艇一をして右救難艇を遭難現場迄護衛せしむべし(以下略) 18.03.21:(「滿珠丸」を曳航)〜03.23伊達錨地03.25〜03.25室蘭 18.03.22:大警機密第222220番電:      2.沼風は室蘭に待機、菊丸、淀橋は適宜帰投せしむべし 18.03.25:大警機密第251940番電:       滿珠丸救難任務を解く、~風は室蘭に待機、淀橋は大湊に帰投せしむべし 18.03.--:室蘭〜大湊 18.06.07:大湊警備府信電令第1号:      1.英順丸(2,100t)小島灯台の北62度西41,000mに座礁、右救難の為本府救難部署(小救難)を        実施す        但し一號曳船、病院救護班後発隊の派出を取止む      2.救難隊指揮官 大港副官        救難隊淀橋、野柳丸及東日本丸(先航中)      3.淀橋臨時乗組は大防より派遣すべし 18.06.10:大湊警備府信電令第2号:       救難隊は成功せり信電令第1号の任務を解く 18.08.08:大湊警備府信電令第4号:      1.唐山丸(二一〇〇屯)襟裳岬西側、歌露に坐礁        右救援のため小救難部署を実施す        但し一號曳船(工作部先発隊)後発隊の派遣は特令す      2.救難隊指揮官 大湊副官        救難隊 淀橋、葦埼進政丸      3.淀橋臨時乗組は大防より派遣すべし 18.09.09:大湊警備府信電令第5号:      1.武山丸(2000t)広尾の27度4浬に座礁す        右救難の為小救難部署を実施す但し一號曳船後発隊の派遣は特令す      2.救難隊指揮大港首席部員救難隊淀橋、K埼      3.淀橋臨時乗組は大防より電信兵は大通より派遣すべし 18.09.10:大湊〜      〜09.11 ---- 「武山丸」遭難現場 18.09.12:大湊警備府信電令第6号:大警機密第234番電:      1.武山丸0800船体切断沈没信電令第5号の任務を解く      2.淀橋は大湊に帰投すべし 18.10.03:荒天により敷設艇石埼」と接触 18.11.30:機密大湊警備府命令第153号:       大湊海軍港務部長は左記に依り浚渫船「昭和號」離礁作業を実施すべし      1.期間        作業期間を約三週間とす至急準備を整え速に着手するものとす      2.指揮官及同附        指揮官 港務部長        同 附 港務部副官      3.作業員及器材        港務部、工作部、施設部より必要なる人員器材を派出す      4.使用舟艇        作業艇 淀橋(指揮官大防より派遣のこと)        監視艇 一隻(大防)      5.其の他        要すれば日本海難救助株式會社の船艇器材を雇用することを得 18.12.18:大湊警備府信電令第11号:       昭和號離礁作業を明春迄延期す       作業員をして所要の船固め作業を実施せしめたる上大湊に帰投せしむべし x19.06.07:大湊警備府信電令第1号:      1.英順丸(2100)小島灯台の北62度4100米に座礁、右救難のため本府救難部署(小救難)を実施す      2.救難指揮官:大港副官        救難隊:淀橋、野柳丸及東日本丸(先航中)      3.淀橋臨時乗組員は大防より派遣すべし (* 18.06と19.06の戦時日誌に登場するが19.06の方は誤り?) 19.07.22:尻矢崎白糠中間にて筏曳航中難航 19.09.14:大湊警備府信電令第18号:      1.大湊港務部長は速に曳船建泰及淀橋を相泊海岸に座礁中の廣南丸遭難現場に派遣し同船の        引卸し作業に従事せしむべし      2.室蘭在勤武官は速に機帆船を派遣し廣南丸の載荷移載方取計うべし 19.09.17:大湊警備府信電令第19号:      1.大警信電令第18号の任務を解く      2.宗防指揮官那須丸をして現作業を中止し一時函館に帰還せしむ可し 20.05.13:大湊〜 20.05.14:特設掃海艇第三京仁丸」引卸作業      〜05.26大湊
20.08.15:残存:SCAJAP No. Y-054 --.--.--:除籍

同型船

 要調査

兵装

 なし。

写真資料

 「海軍第十一巻 小艦艇 特務艦艇 雑役船 特設艦船」誠文図書 S56.09 「海軍」編集委員会(P.5) 
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (3025-26)

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