伯耆丸の船歴

 年 月 日：船歴

T--.--.--：起工
T10.11.28：進水、命名：Hauraki 
T11.03.13：竣工、船主：Union Steam Ship Company of New Zealand Ltd.、船籍港：London、
 　　　　　船舶番号：146533、信号符字：KLST

 --.--.--：シドニー(メルボルン)〜フィジー〜ヴァンクーバー〜(クック諸島)〜シドニー
 07.--.--：シドニー〜スヴァ(フィジー)〜ロトゥーマ(フィジー)〜Navau〜シドニー
 08.--.--：信号符字：GJFRに変更
 08.04.04：バンクーバー
 09.08.04：Murray湾-Brown湾間で座礁 
 11.--.--：カリフォルニア〜04.14メルボルン
 13.--.--：〜11.17サンフランシスコ

 15.--.--：徴傭：英国軍事輸送省(British Ministry of War Transport)

 15.--.--：船長：Albert William Creese
 17.02.--：シドニー〜アデン〜ポートサイド〜ハイファ
 17.06.09：シドニー〜メルボルン〜フリーマントル
 17.07.04：フリーマントル〜コロンボ向け航行

 17.07.12：拿捕

 拿捕場所：S17.36-E80.27 セイロン島付近
 拿捕原因：特設巡洋艦「報國丸」による

 　　　　：〜ペナン
 17.08.29：第十特別根據地隊に引継ぎ完了、第七、第八回航班は「報國丸」に復帰
 17.--.--：「伯耆丸」と改名、信号符字：JWIYに変更
 --.--.--：三井船舶株式會社が運航
 17.--.--：〜11.27西貢
 17.12.05：西貢〜12.16門司01.02〜01.04大阪01.10〜01.13横須賀

 17.12.31：入籍：内令第2447号：特設運送船（雑用船）、横須賀鎮守府所管

 17.12.31：戦時編制：海軍省配属、横須賀鎮守府所属、特設運送船（乙）
 18.01.16：第333号：整備訓令
 18.06.01：淺野船渠にて艤装工事開始
 18.09.13：横須賀捕獲審検所審検公告
 18.10.30：整備工事完了
 18.10.31：横浜〜11.03室蘭
 18.11.06：横須賀捕獲審検所事件番号昭和十七年第二十五號（船体・搭載貨物）判決「捕獲」
 18.11.08：室蘭〜11.11川崎11.15〜
 18.11.18：1580 釣島灯台30度500mにて「大榮丸」と衝突損傷〜11.20門司11.21〜
 　　　　　〜11.21呉
 18.12.03：呉〜12.05荷衣島12.06〜12.07大東湾12.08〜12.09大連12.15〜
 　　　　　〜12.20神戸12.25〜12.25大阪12.29〜12.30呉
 19.01.07：呉〜01.09名古屋01.10〜01.13横須賀
 19.01.14：横須賀〜01.14東京01.16〜01.16横須賀
 19.01.20：（第4120船団）横須賀〜02.04トラック

 19.02.17：沈没
 19.03.31：除籍：内令第508号
 19.03.31：解傭

 喪失場所：N07.21-E151.56トラック諸島夏島の東南
 喪失原因：米第58機動部隊艦載機による空爆

同型船

 なし

兵装

 要調査

写真資料

 「商船が語る太平洋戦争」H14.05 野間恒
 「トラック大空襲」光人社 S62.03 吉村朝之
 http://www.takedive.net/chuuk/wreck/hoki.html
 http://www.submerged.co.uk/hoki.php
 http://www.shanecurrie.id.au/Hoki_Maru.htm
 "Australian War Memorial", ID No. 303371
 "State Library of New South Wales", Digital order Nos. a637628 & a637629
 "State Library of Victoria", Image Nos. H91.108/627 & H91.108/2540
 "City of Vancouver Archives", Reference code: AM1506-S3-2-: CVA 447-2280, AM1506-S3-2-: CVA 447-2280.1, AM640-S1-: CVA 260-753, AM1506-S3-2-: CVA 447-2280.2
 "Australian National Maritime Museum", Image Number: 00042148

備考

「Hauraki」号の拿捕については、現在殆どの文献で「「愛國丸」及び「報國丸」による」と記載されております。両艦が共同して作戦していたことを考慮すれば、必ずしも誤りとは言えませんが、「日本海上捕獲審検例集」（有斐閣）に所載の「汽船「ハウラキ」號及同載貨事件」の検定書を見ると、「帝國海軍特設巡洋艦報國丸ニ依リ別紙目録記載ノ搭載貨物ト共ニ拿捕セラレタルモノナリ」とはっきりと書かれており、「Hauraki」号を拿捕したのは「愛國丸」ではなく「報國丸」の方であったことが分かります。

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