江之島の艦歴

 年 月 日:艦歴

T06.09.12:命名:達第108号:大型敷設艇「江之島丸」(エノシママル) T06.09.13:官房第2775号:横須賀防備隊附属 T07.05.01:起工 T07.09.25:進水 T07.10.05:信号符字點付:達第177号:GQMX T08.03.31:竣工
T09.07.01:類別等級制定:内令第214号:種別:特務艇、類別:敷設艇、等級:二等 T09.07.01:改名:達第115号ノ2:敷設艇「江之島」(エノシマ) T09.08.01:本籍:内令第284号:横須賀鎮守府、横須賀防備隊 T15.03.31:類別等級制定:内令第62号:種別:特務艇、類別:敷設艇、等級:二等 T15.03.31:本籍:内令第63号:横須賀鎮守府、横須賀防備隊 08.05.23:類別等級制定:内令第190号:種別:特務艇、類別:敷設艇、艇型:なし 08.10.18:信号符字改正:達第127号:JZAD 10.--.--:〜08.31高雄
13.08.01:本籍:内令第641号:馬公要港部、馬公防備隊所属 15.04.01:本籍:内令第199号:馬公要港部、馬公防備隊所属 15.11.15:内令第822号:馬公防備隊所属 16.03.07:南支部隊の作戦に協力(07.01まで、但し本期間一時帰投) 16.10.15:戦時編制:馬公要港部部隊馬公防備隊
16.11.20:本籍:内令第1489号:馬公警備府 16.11.20:戦時編制:馬公警備府部隊馬公防備隊 16.11.20:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第−号:海面防備部隊 16.12.01:信号符字改正:達第369号:JHHQ 16.12.--:作戦地及び哨区 17.01.--:馬公 17.01.11:第一水路掃海完了 17.01.13:掃海終了後、水路外端より東吉嶼90度線に至る海面の対潜掃蕩 17.01.14:第一水路掃海完了 17.01.15:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第7号:海面防備部隊 17.02.--:馬公 17.03.--:馬公 17.04.--:馬公 17.04.10:内令第655号:馬公防備隊所属 17.04.--:通船他18件修理 17.05.--:馬公 17.05.--:灰捨他6件修理 17.06.--:馬公 17.06.--:旗台他19件修理 17.06.22:馬警電令第3号:台南州温港堆灯台の240度3浬に座礁した千山丸の引卸作業 17.07.--:馬公 17.07.10:内令第1220号:馬公防備隊所属 17.07.14:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第43号:海面防備部隊 17.07.25:澎湖島西方海面にて第三回教練射撃 17.08.--:馬公 17.08.--:四年式一米半測距儀他1件修理 17.09.07:第一回聯合訓練(09.09まで) 17.09.14:馬公警備府信電令第21号:      1.富貴角陸岸に擱坐の魚雷は頭部脱落す      2.海面防備部隊指揮官は基隆方面に派遣中の江之島をして右魚雷を採取保管せしむべし 17.09.15:馬公警備府信電令第22号:       江之島、敵潜水艦魚雷採収を取止む 17.09.--:馬公 17.10.--:馬公 17.10.12:第三回聯合訓練(10.14まで) 17.10.21:馬公警備府電令作第74号:      1.21日0120頃東経120度26分北緯24度26分附近にて、あふりか丸は敵潜の雷撃を受け沈没す      2.海面防備部隊指揮官は極力全艦艇を以て敵潜の撃滅並に遭難船の救難に任ずべし、        右指揮官を馬防機雷長に指定す 17.10.23:馬公警備府電令作第76号:      1.0800以後本府電令作第72号掃蕩を取止む      2.海面防備部隊船艇は敵潜掃蕩を続行しつつ馬公に帰投すべし 17.10.27:第四回聯合訓練(10.31まで) 17.12.07:馬公警備府信電令第50号:      1.滿星丸は外板に亀裂を生じ大嶼の西4浬に投錨、沈没の瀕しつつあり      2.艦船救難部署を左の通編成す        指揮官を馬公防備隊副長に指定す、派遣艦艇及び器具        港務部 五、六號曳船及び曳航要具        防備隊 敷設艇江之島         工作部 三百瓲救難ポンプ(江之島に搭載)      3.救難隊は準備出来次第、馬公発速に遭難船の救難に任ずべし 17.12.08:馬公警備府信電令第52号:       滿星丸に対する救難作業を取止む、船艇及び作業員は便宜帰投すべし 17.12.11:第一回聯合訓練(12.13まで) 17.12.13:馬公警備府電令作第85号:      1.17日1050東経120度59分北緯25度4分にてnR丸は敵潜水艦の雷撃を受けたるも損害なし      2.海面防備部隊指揮官は澎湖圓島、江之島を派遣敵潜掃蕩に任ぜしむべし        掃蕩隊指揮官を馬公防備隊機雷長に指定す 17.12.19:馬公警備府電令作第86号:       敵情を得ざれば20日0700馬公警備府電令作第85号に依る対潜掃蕩を止め各前駐地に帰投すべし 17.12.--:馬公 17.12.--:電信室天蓋他48件修理 17.12.23:12.24 0900頃査母嶼附近到着の第一、第二船団各6隻に対し第一航路水路嚮導及び警戒  18.01.--:馬公
18.01.10:軍隊区分:機密馬公警備府命令作第2号:作戦に関し第一南遣艦隊司令長官の指揮下       1月11日馬公発昭南島方面に派遣       18.01.11:馬公〜      〜01.19 0345 (N12.15-E109.35)カムラン沖に敵潜水艦1隻を発見し砲撃、潜航したため爆雷攻撃〜      〜01.19 0800 索敵を打切り西貢に向う〜      〜西貢 18.01.19:軍隊区分:E部隊電令作第276号:第十一特別根據地隊司令官指揮下(01.22まで) 18.01.23:西貢〜昭南 18.01.26:軍隊区分:第十特別根據地隊司令官指揮下 18.01.--:ペンゲリー防備衛所設営任務 18.03.03:軍隊区分:第十特別根據地隊司令官の指揮を解く 18.03.03:軍隊区分:第一南遣艦隊司令長官の指揮を解く 18.03.04:昭南〜03.09ラブアン03.15〜03.15マニラ03.18〜03.20馬公
18.04.01:本籍:内令第584号:高雄警備府、馬公方面特別根據地隊所属 18.04.01:戦時編制:高雄警備府部隊馬公方面特別根據地隊 18.04.01:機密高雄警備府命令作第6号:馬公方面防備部隊 18.04.12:第九回聯合訓練・主砲機銃第一回教練射撃(04.15まで) 18.04.--:馬公 18.04.--:艦橋窓硝子他25件修理 18.04.12:高警信電令第6號:座礁中の陸軍船「日愛丸」救難 18.04.26:第十回聯合訓練(04.30まで) 18.05.--:馬公 18.05.--:士官室海水管他22件修理 18.05.20:第十二回聯合訓練(05.22まで) 18.06.03:第十三回聯合訓練(06.05まで) 18.06.--:馬公 18.06.--:真水喞筒他23件修理 18.06.21:高警電令作第129号:北緯24度21分東経120度18分の敵潜掃蕩 18.06.23:高警電令作第133号:23日1200以後、高警電令作第129号による対潜掃蕩を取止め 18.07.08:第十五回聯合訓練(07.10まで) 18.07.--:馬公 18.07.--:修理 18.07.28:第十五回聯合訓練(07.30まで) 18.08.09:第十七回聯合訓練(08.11まで) 18.08.--:馬公 18.08.--:電灯取付金物他6件修理 18.08.25:第十八回聯合訓練(08.27まで) 18.09.01:内令第1833号:馬公方面特別根據地隊所属 18.09.06:第十九回聯合訓練(09.11まで) 18.09.18:高警電令作第277号:東吉嶼の180度15浬の敵潜掃蕩 18.09.20:高警電令作第280号:20日1200迄に敵情を得ざれば、電令作第277号による対潜掃蕩を取止め 18.09.--:馬公 18.09.--:士官室厠海水管他5件修理  18.09.27:第二十回聯合訓練(09.29まで) 18.09.30:高警電令作第307号:北緯22度58分東経119度48分の敵潜撃滅(10.03まで) 18.10.07:第二十一回聯合訓練(10.09まで) 18.10.15:高警電令作第344号:北緯24度30分東経120度30分の敵潜撃滅 18.10.18:高警電令作第358号:18日1200迄に敵情を得ざれば、電令作第344号による対潜掃蕩を取止め 18.10.--:馬公 18.10.--:舷窓他44件修理 18.10.26:第二十一回聯合訓練(10.28まで) 18.11.02:高警電令作第395号:北緯23度57分東経118度54分の敵潜撃滅 18.11.05:高警電令作第401号:05日1000迄に敵情を得ざれば、電令作第395号による対潜掃蕩を取止め 18.11.--:馬公 18.11.--:上甲板手摺支柱他15件修理 18.11.22:船団護衛(11.24まで) 18.12.--:九六式六分儀他10件修理 18.12.16:聯合訓練(12.08まで) 18.12.10:馬公〜哨戒〜12.11馬公 18.12.15:馬公〜哨戒〜12.16馬公 18.12.18:馬公〜哨戒〜12.19馬公 18.12.22:馬公〜哨戒〜12.24馬公 18.12.25:馬公〜哨戒〜      〜12.27 特設運送船久榮丸」救難及び対潜掃蕩〜      〜12.30馬公 19.01.--:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第2号:馬公方面防備部隊 19.01.06:馬公〜聯合訓練〜01.06馬公 19.01.08:馬公〜聯合訓練〜01.08馬公 19.01.09:馬公〜哨戒〜01.10馬公 19.01.12:馬公〜船団護衛〜01.21高雄 19.01.27:高警電令作第45号:北緯22度10分東経119度30分の敵潜掃蕩、「菊月丸」救難 19.01.27:高雄〜対潜掃蕩〜01.28高雄 19.01.29:高雄〜01.29馬公 19.01.--:艦橋旗掛覆修理 19.01.31:馬公〜01.31高雄
19.02.01:類別等級改正:内令第272号:種別:特務艇、類別:敷設特務艇、艇型:なし 19.02.01:本籍:内令第281号:高雄警備府 19.02.01:内令第279号:馬公方面特別根據地隊所属 19.02.01:高雄〜02.01安平 19.02.02:安平〜「南洋丸」護衛〜02.02馬公 19.02.03:馬公〜聯合訓練〜02.04馬公 19.02.07:馬公〜第一、二哨区哨戒〜02.08馬公 19.02.10:馬公〜敷設訓練〜02.10馬公 19.02.12:馬公工作部にて入渠、乾湿寒暖計他11件修理 19.02.16:出渠 19.02.19:高警電令作第76号:「大敬丸」を雷撃の敵潜撃滅 19.02.19:馬公〜対潜掃蕩〜02.23高雄 19.02.24:高雄〜02.24馬公 19.02.26:馬公〜敷設作業〜      〜02.27 第三〇航空基地飛行機捜索〜      〜02.28馬公 19.03.03:馬公〜飛行機掃海〜      〜03.05 機雷敷設〜      〜03.11 機雷搭載〜      〜03.13 機雷敷設〜      〜03.14高雄 19.03.17:高雄〜機雷敷設〜      〜03.18 対潜掃蕩〜      〜03.21馬公 19.03.22:馬公〜機雷敷設〜      〜03.25 対潜掃蕩〜      〜03.26馬公 19.03.28:馬公〜対潜掃蕩〜03.30基隆 19.04.02:基隆〜対潜掃蕩〜04.07馬公 19.04.--:照準器平行検査他19件 19.04.11:軍隊区分:大海指第367号:高雄警備府司令長官は敷設特務艇一隻をしてパラオ方面防備に関し      中部太平洋方面艦隊司令長官の指揮を承けしむるべし 19.04.15:軍隊区分:機密高雄警備府命令作第16号:馬公方面防備部隊 19.05.01:軍隊区分:高警府機密第293号:05.10以降中部太平洋艦隊司令長官の作戦指揮下 19.05.--:パラオ方面作戦従事中 19.08.--:パラオ〜      〜08.21 驅逐艦「五月雨」より弾火薬及び重量物を移載〜      〜08.22 米VB101のPB4Y-1より3回に渡り銃撃、2時間後至近弾3発を受け、航行不能〜      〜08.22 「第六十一號驅潜特務艇」の護衛下、自力回航〜      〜08.23パラオ 19.09.08:軍隊区分:大海指第457号:大海指第367号による任務解除      〜09.09 M103船団に合同〜      〜09.10ルック湾09.12〜09.13サンタクルーズ 19.09.20:(マタ27A船団護衛)マニラ〜      〜09.20 1345 「第一號海防艦」が合同し護衛開始〜      〜09.20スービック 19.09.21:(マタ27A船団護衛)スービック〜      〜09.21 1032 敵機が船団に対し爆撃、雷撃開始〜      〜09.21 1035(N15.02-E120.00)陸軍徴傭船豐jロ」が被雷沈没〜      〜09.21 1115 「第七號海防艦」と共に救助に向かう(豐jロ遭難者54名収容(内捕虜18名))〜      〜09.21 1130 「第一小倉丸」機関部に魚雷2本命中し沈下、航行不能〜      〜09.21 1215 救助を止め船団追及〜〜      〜09.21 1535 陸軍徴傭船スラカルタ丸」空爆により大破〜      〜09.21 1635 陸軍徴傭船「スラカルタ丸」遭難者86名収容〜      〜09.21 1655 「第五號海防艦」爆雷誘爆、右舷に大傾斜〜      〜09.21 1840 「第五號海防艦」遭難者73名収容、単独高雄に向う〜      〜09.25高雄 20.01.15:0915 琉球嶼南東海面にて対空戦闘:グラマン6機と交戦      0916 砲撃開始      0918 焼夷弾1発後部機雷庫に命中、電信機故障      0923 後部機雷庫火災 0930 砲撃止め、右舷機故障      1020 右舷機故障復旧      1220 対空戦闘:グラマン2機と交戦      1222 砲撃開始      1225 砲撃止め      1330 右舷機使用不能      1345 高雄着 20.04.25:戦時編制:海軍総隊高雄警備府部隊馬公方面特別根據地隊
20.08.15:残存 21.04.01:類別等級削除:軍令第1号(自然消滅) 21.04.30:除籍:内令第57号:馬公方面特別根據地隊所属削除

同型艇

 夏島測天戸島K島葦埼加コ圓島K~片島似島K埼鷲埼

兵装

 四十口径安式八糎砲1門、四號機雷120個。

写真資料

 雑誌「丸スペシャル」潮書房 No.47「敷設艇」(P.61)
 雑誌「丸Graphic Quarterly」潮書房 No.17「写真集 日本の小艦艇」(P.117)
 雑誌「丸エキストラ」潮書房 第六十一集「連合艦隊」(P.23)
 「写真日本海軍全艦艇史」 潟xストセラーズ H06.12 福井静夫 (2787)

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