鳥海丸の船歴

 年 月 日:船歴

11.09.14:起工 11.12.28:進水、命名:鳥海丸 12.02.15:竣工
12.05.--:新規登録 13.09.03:東海造船株式會社にて中間検査
16.09.06:徴傭 16.09.20:入籍:内令第1093号:特設監視艇、横須賀鎮守府所管 16.09.20:山西造船所にて艤装工事開始 16.10.15:艤装工事完了 16.10.15:内令第1253号:第七防備隊所属 16.10.15:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊第七根據地隊第七防備隊 16.--.--:軍隊区分:第七防備隊第三小隊四番艇 16.11.--:横須賀〜11.18父島 16.12.04:父島〜哨戒〜12.05父島 16.12.07:軍隊区分:第七防備隊第一小隊二番艇 16.12.07:父島〜哨戒〜12.09父島 16.12.12:父島〜哨戒〜12.13父島 16.12.14:父島〜哨戒〜12.15父島 16.12.15:父島〜哨戒〜12.16父島 16.12.17:父島〜哨戒〜12.18父島 16.12.18:父島〜哨戒〜12.19父島 16.12.20:父島〜哨戒〜12.21父島 16.12.22:父島〜哨戒〜12.23父島 16.12.28:父島〜母島〜硫黄島〜12.31父島 17.01.04:父島〜01.08横須賀 17.01.12:軍隊区分:第五艦隊指揮下 17.02.01:特設監視艇隊編制:内令第195号:第一監視艇隊 17.02.01:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊附属第一監視艇隊 17.02.01:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊第一哨戒隊第一小隊(114) 17.02.01:監視艇長:海軍兵曹長 青柳 基      〜02.03横須賀 17.02.10:横須賀〜      〜02.15 1200 ル哨戒線着哨〜      〜02.21 波浪により船体破損〜      〜02.24 1600 撤哨〜      〜02.27釧路 17.02.25:特設監視艇隊編制:内令第353号:第一監視艇隊 17.02.25:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊第一哨戒隊第一小隊(114) 17.03.06:釧路〜03.07大湊 17.03.07:大湊にて入渠修理 17.03.19:修理完了 17.03.19:大湊〜03.20釧路 17.03.26:釧路〜      〜03.30 1500 配備完了(ヲ哨戒線ホ:N36.20-E155.00)〜      〜04.08 1300 撤哨〜      〜04.13釧路 17.04.10:軍隊区分:北方部隊哨戒部隊第一哨戒隊第一小隊(113) 17.04.16:釧路〜湾外にて曳船被曳船訓練(被曳船「楡林丸」)〜04.16釧路 17.04.18:釧路〜      〜04.21 東経151度の新哨戒線に移動〜      〜04.24 1200 配備完了〜      〜04.26 0600 哨戒線を東経152度線に変更〜        〜05.01 1200 撤哨〜      〜05.05横須賀 17.05.15:横須賀〜      〜05.18 着哨(N33.40-E152.00)〜      〜05.28 1200 撤哨〜      〜06.01横須賀 17.05.22:官房機密第657番電:兵器供給:九二式七粍七単装機銃A型(三脚架附)、      仮称40瓩発煙筺5個以内、発煙浮筺用筺嚢3個以内、      九五式爆雷(九五式爆雷改二)完備4個以内、落下傘一型爆雷と同数、      仮装投下台を装備 17.06.07:横須賀〜      〜06.13 0300 着哨〜      〜06.17 0000 「カ」「コ」(東経151度)哨戒線に移動〜      〜06.22 1200 撤哨〜      〜06.26横須賀 17.06.18:軍務局機密第715番電:次を逐次実施予定      1.速力6節以上のものに対しては落下傘付爆雷4個以内、仮装投下台2個装備      2.機銃1基装備、小銃5挺供給      3.発煙筺又は発煙浮筺5個以内供給      4.七倍双眼望遠鏡供給      5.商船式救命袋供給 17.07.05:横須賀〜      〜07.08 2330 着哨〜      〜07.11 0800 特設砲艦昌榮丸」と会合〜      〜07.12 特設砲艦「昌榮丸」と会合〜      〜07.21 1200 撤哨〜      〜07.25横須賀 17.08.07:横須賀海軍工廠第三船渠にて入渠 17.08.12:出渠 17.08.31:横須賀〜      〜09.03 1400 着哨〜      〜09.04 1800 「タ」「レ」哨戒線に移動〜      〜09.21横須賀 17.09.29:横須賀〜      〜着哨(N36.40-E150.00)〜      〜10.09 撤哨〜      〜10.13横須賀 17.10.22:横須賀〜      〜11.03 1200 特設監視艇第五千秋丸」を護衛して撤哨〜      〜11.07横須賀 17.11.16:六糎砲1門搭載 17.11.18:横須賀〜 17.11.25:戦時編制:聯合艦隊第五艦隊第二十二戦隊第一監視艇隊      〜12.01 1200 撤哨〜      〜12.05横須賀 17.12.21:横須賀〜教練射撃〜12.22横須賀 17.12.27:横須賀〜      〜01.11 撤哨〜      〜01.16横須賀 18.02.08:横須賀〜      〜02.10 1200 着哨〜      〜02.21 1200 撤哨〜      〜02.--横須賀 18.03.09:横須賀〜      〜03.13 着哨(N34.20-E152.00)〜      〜03.26 1200 撤哨〜      〜03.29横須賀 18.04.16:下田船渠にて入渠 18.05.08:修理完成 18.05.12:横須賀〜 18.05.12:哨戒部隊電令作第100号:速やかに「ユ」哨戒線(152度線)に進出      〜「ユ」哨戒線「カ」(N38.20-E152.00)〜      〜05.16 1000 特設砲艦浮島丸」と会合〜 18.05.17:哨戒部隊電令作第101号:直ちに撤哨、速に釧路に回航、北方進出準備を完成待機      〜05.17 撤哨〜      〜05.20釧路 18.05.23:哨戒部隊電令作第103号:準備出来次第、速やかに幌筵に進出 18.05.24:釧路〜05.29幌筵 18.06.01:軍隊区分:機密北方部隊哨戒部隊命令作第14号:洋上哨戒隊第五小隊 18.06.04:幌筵〜哨区哨戒〜06.05幌筵 18.06.10:幌筵〜南口哨戒〜06.11幌筵 18.06.16:幌筵〜      〜06.19 着哨(F5)〜      〜06.30 撤哨〜      〜07.03幌筵 18.07.18:軍隊区分:機密北方部隊哨戒部隊命令作第18号:東方洋上哨戒隊第一直哨戒隊甲直 18.07.20:幌筵〜      〜07.27 着哨(U3)〜      〜07.28 1528 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜07.29 1525 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜07.30 1515 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜08.01 1245 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜08.02 1642 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜08.04 1134 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜08.05 1200 撤哨〜      〜08.10横須賀 18.08.05:軍隊区分:第二基地航空部隊電令作第24号:第二基地航空部隊哨戒部隊第一哨戒隊 18.08.25:横浜〜      〜09.01 着哨(W5)〜      〜09.02 1500 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜09.03 1247 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜09.04 1555 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜09.05 1420 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜09.10 1200 撤哨〜      〜09.16横須賀 18.09.--:横須賀〜09.25横浜 18.09.30:横浜〜      〜10.07 着哨(U4)〜      〜10.09 1450 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜10.12 1553 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜10.13 1400 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜10.13 1800 160度線を撤哨156度線(Y4)に向う〜      〜10.16 1400 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜10.18 1330 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜10.18 1800 東経150度線に向け移動      〜10.20 1800 撤哨〜      〜10.24横浜 18.11.01:監視艇長:海軍少尉 青柳 基 18.11.--:軍隊区分:第一直哨戒隊甲直 18.11.09:横浜〜      〜11.14 1200 着哨(156度線)〜      〜11.15 1035 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜11.17 0600 159度線に移動〜      〜11.22 0600 154度線に移動〜      〜11.26 1200 撤哨〜      〜12.01横浜 18.12.01:横浜〜12.01横浜(三神造船所) 18.12.07:修理完成  18.12.14:生糧品搭載 18.12.15:横浜〜      〜12.20 着哨(155度線)〜      〜12.27 0905 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜12.27 151度線に移動〜      〜12.29 着哨(151度線)〜      〜01.01 0848 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜01.02 1000 撤哨〜      〜01.06横浜 19.01.22:横浜〜      〜01.26 特設監視艇第五盛運丸」を護衛して帰投〜      〜02.01横浜 19.02.21:戦時編制:聯合艦隊北東方面艦隊第二十二戦隊第一監視艇隊 19.02.21:氷搭載 19.02.22:生糧品搭載 19.02.24:横浜〜      〜着哨(150度線)〜      〜03.01 0657 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜03.02 1000 「ト」線(154度線)に向う〜      〜03.06 1600 「ル」線(150度線)に向う〜      〜03.10 撤哨〜      〜03.14横浜 19.03.31:横浜〜04.01清水 19.04.06:東海造船所にて上架 19.06.18:修理完成 19.06.--:清水〜06.20横浜 19.06.21:対空信号燈新設(横須賀海軍工廠にて06.25まで) 19.07.04:横浜〜空襲警報発令により内港浮標に疎開〜07.06横浜(桟橋) 19.07.14:横浜〜      〜07.20 152度線〜      〜07.20 1427 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜07.23 154度線〜      〜07.25 1810 特設砲艦「浮島丸」と会合〜      〜07.26 153度線〜      〜横浜 19.08.01:戦時編制:聯合艦隊第二十二戦隊第一監視艇隊 19.08.01:軍隊区分:第七基地航空部隊第一哨戒部隊第一直哨戒隊 19.08.18:横浜〜      〜09.07横浜 19.09.--:電波探信儀新設 19.09.25:軍隊区分:第七基地航空部隊第二哨戒部隊 19.09.25:横浜〜      〜10.14横浜 19.--.--:軍隊区分:第七基地航空部隊第一哨戒部隊第一直哨戒隊 19.10.27:横浜重工業株式會社回航 19.10.29:横浜重工業株式會社にて前部兵員室他修理 19.10.--:二十五粍機銃台位置変更、十三粍機銃新設、電探室位置変更(12.--まで) 19.11.01:監視艇長:海軍少尉 佐川 輝 19.12.04:横浜〜      〜12.18 1140(N31-E138.30)敵B-29 1機発見〜      〜12.18    敵B-29 10機発見〜      〜12.18 1548 敵B-29 1機発見〜      〜12.21横浜 20.01.01:軍隊区分:哨戒部隊第一直哨戒隊 20.01.07:横浜〜      〜01.13(N30.00-E137.30)敵B-29 1機発見〜      〜01.24横浜
20.03.01:沈没 20.05.10:特設監視艇隊編制:内令第415号:第一監視艇隊より削る 20.05.10:除籍:内令第417号 20.05.10:解傭
喪失場所:N34.16-E139.39 三宅島根崎北東17km附近 喪失原因:米潜水艦Bowfin(SS-287)の攻撃

同型船

 なし。

兵装

(開戦時)
 なし。

(17.--.--)
 九二式七粍七単装機銃1基、三八式小銃5挺、拳銃2丁、九五式爆雷改二4個。

(17.11.16)
 山内式六糎砲1門、
 九二式七粍七単装機銃1基、三八式小銃5挺、拳銃2丁、九五式爆雷改二4個。

(19.09.--)
 山内式六糎砲1門、九六式二十五粍単装機1基、
 九二式七粍七単装機銃1基、三八式小銃5挺、拳銃2丁、九五式爆雷改二4個、
 電波探信儀1基。

(19.10.末)
 山内式六糎砲1門、九六式二十五粍単装機1基、九三式十三粍単装機銃1基、
 九二式七粍七単装機銃1基、三八式小銃5挺、拳銃2丁、九五式爆雷改二4個、
 電波探信儀1基。

写真資料

 「漁船機關」第14巻第153号 漁船機關士協會
 「船舶百年史前篇」有明書房 S32.09 上野喜一郎 (P.186)
 「知られざる戦没船の記録(下)」柘植書房 H07.08 戦没船を記録する会(P.100)

前の艇へ ← 特設監視艇 → 次の艇へ

Homeへ戻る