第一警備部隊電令作

 19.04.11:第一警備部隊電令作第147号:第一警備部隊機密第111805番電:
      1.第十二號掃海艇長は第二號駆潜艇を併せ指揮し12日スラバヤ発陸軍船三笠丸及第十七眞盛丸を
        マウメラ迄往復護衛すべし
      2.九三二空部隊は右船団の護衛に任ずべし

 19.04.25:第一警備部隊電令作第162号:第一警備部隊機密第031番電:
       第十二號掃海艇は第一港務部長の指揮を受け26日スラバヤ発チラチャップ、タイドマン
            (勝力曳航)並に陸軍船治藤丸(468t油槽船自力航行)、治海丸(473t第五寶丸曳航)
       ジャカルタ回航の護衛に任ずべし

 19.05.29:第一警備部隊電令作第198号:第一警備部隊機密第------番電:
       第十二號掃海艇は整備出来次第出撃、バンカ海峡南口附近仮泊待機(29日昭南発の)良榮丸を
       ラウト島南端付近まで護衛したるのち帰投すべし

 19.05.31:第一警備部隊電令作第204号:第一警備部隊機密第------番電:
       第十二號掃海艇は東印部隊電令作第252号任務を遂行後、速かにスラバヤに帰投すべし

 19.05.31:第一警備部隊電令作第205号:第一警備部隊機密第311412番電:
      1.輸送機31日1230北緯6度7分東経117度30分に敵潜を発見す
      2.九三二部隊及甲区部隊はバリ島南方索敵を打切り此の敵の撃滅に任ずべし

 19.06.01:第一警備部隊電令作第207号:
      1.第百一號掃海艇は讃岐丸ジャカルタ着後、速やかにバンカ海峡に引返し
        良榮丸、あさなぎ丸(ダブール島灯台225度2浬仮泊中)をラウト海峡南口迄護衛し
        同地点に仮泊待機せしむべし、爾後の行動は後令す
      2.第十二號掃海艇に対する第一警備部隊電令作第204号の任を解く

 19.06.02:第一警備部隊電令作第209号:第一警備部隊機密第020958番電:
       第十二號掃海艇は3日スラバヤ発バリクパパン行き江ノ島丸及びコタバル行き喜多丸を
       ラウト海峡南口まで護衛し速かにバリクパパンに回航、同地よりあさなぎ丸をカウ湾まで
       護衛したる後、スラバヤに帰投すべし

 19.06.03:第一警備部隊電令作第211号:第一警備部隊機密第032057番電:
      1.第十二號掃海艇は船団を解列、速かにバリクパパンに回航、あさなぎ丸の護衛に任ずべし
      2.九三二空部隊は右船団の対潜警戒を実施すべし

 19.06.04:第一警備部隊電令作第212号:第一警備部隊機密第040946番電:
       第十二號掃海艇は速かにスラバヤに帰投すべし

 19.06.05:第一警備部隊電令作第214号:第一警備部隊機密第051816番電:
      1.第十二號掃海艇は6日スラバヤ発天長丸をマウメラまで往復護衛すべし
      2.九三二空部隊は第十二號掃海艇と共同護衛に任ずべし

 19.06.06:第一警備部隊電令作第215号:第一警備部隊機密第062347番電:
       第十二號掃海艇は天長丸を護衛、スラバヤに引き返すべし 

 19.06.07:第一警備部隊電令作第216号:第一警備部隊機密第071650番電:
       九三二空部隊及び第十二號掃海艇に対する天長丸護衛の任を解く

 19.06.09:第一警備部隊電令作第217号:第一警備部隊機密第091235番電:
      1.第十二號掃海艇は10日スラバヤ発西阿丸、生田川丸をアンボンまで護衛すべし
      2.九三二空部隊は右船団の前路哨戒を実施すべし

 19.06.24:第一警備部隊電令作第228号:第一警備部隊機密第241340番電:
       第十二號掃海艇は雉艇長の指揮を受けタリアブ島西岸付近までビートン行船団を護衛した後
       同船団中スラバヤに向かう海軍船を護衛し帰投すべし

 19.06.25:第一警備部隊電令作第230号:第一警備部隊機密第252125番電:
       第十二號掃海艇は雉艇長の指揮を受け東印部隊電令作第271号の如く作戦すべし

 19.07.13:第一警備部隊電令作第258号:第一警備部隊機密第------番電:
      1.第一警備部隊電令作第257号に依る敵潜水艦の所在は誤報なる事判明せり
      2.同電令作による掃海特務艇の任務を解く

 19.07.17:第一警備部隊電令作第267号:第一警備部隊機密第171901番電:
       第十二號掃海艇は18日アンボンに向けスラバヤ発西阿丸をアンボン迄護衛したる後
       成可速かにスラバヤに帰投すべし

 19.08.22:第一警備部隊電令作第306号:第一警備部隊機密第221130番電:
          1.第十二號掃海艇は23日スラバヤ発船団を左に依り護衛すべし
         天長丸:ビマ往復、興隆丸:ビマ沖まで
      2.九三二空部隊は右船団の対潜警戒に任ずべし

 19.08.23:第一警備部隊電令作第307号:第一警備部隊機密第230940番電:
      1.第十二號掃海艇は速かに出撃、第一一三號交通船の捜索及び22日クリスマス島を砲撃せる敵潜の
        捕捉撃滅に任ずべし
      2.第一一三號交通船は17日0800ジャカルタ発、20日1200クリスマス島着の予定
      3.第十二號掃海艇に対する第一警備部隊電令作第306号の任を解く

 19.08.24:第一警備部隊電令作第310号:第一警備部隊機密第241425番電:
      1.24日0955敵航空機(艦爆約27機)パダンに来襲、附近に敵潜跳梁の算大なり
      2.第一號駆潜艇はパダン附近敵潜掃蕩に任ずべし
      3.第十二號掃海艇は印度洋索敵を中止、スンダ海峡の対潜掃蕩を実施すべし、爾後の行動は後令す

 19.08.25:第一警備部隊電令作第312号:第一警備部隊機密第250945番電:
            第十二號掃海艇は第一警備部隊電令作第307号による行動を再行せよ  

 19.08.25:第一警備部隊電令作第313号:第一警備部隊機密第250952番電:
      1.第一號駆潜艇は17日0800ジャカルタ発、20日1200クリスマス島着予定行動中消息不明の
        第一一三號交通船を南緯6度0分東経98度0分よりスンダ海峡に至る海面を捜索及対潜掃蕩を実施
        しつつスラバヤに帰投すべし
      2.第百十七號駆潜特務艇は右交通船の沿岸捜索及び対潜掃蕩を実施しつつスラバヤに帰投すべし

 19.08.26:第一警備部隊電令作第318号:第一警備部隊機密第261741番電:
       第十二號掃海艇はクリスマス島より概ね300度線成し得る限り西方進出スンダ海峡に至る海面の
       捜索及び対潜掃蕩を実施したる後スラバヤに帰投すべし
       ジャカルタにて補給差支なし 

 19.08.28:第一警備部隊電令作第321号:第一警備部隊機密第281913番電:
       第十二號掃海艇、第一號駆潜艇はジャカルタで補給パダンに至り30日同地発の知床丸を
       ジャカルタまで護衛すべし

 19.09.03:第一警備部隊電令作第327号:第一警備部隊機密第031015番電:
       3日0053  0318パレンバン空襲警報発令
       此れに伴い敵潜に対し警戒を厳にすべし

 19.09.06:第一警備部隊電令作第329号:第一警備部隊機密第061205番電:
      1.第二掃蕩部隊(第一號駆潜艇、第百七號掃海特務艇、第百十七號駆潜特務艇)は知床丸を
        襲撃せる敵を撃沈に任ずべし
      2.第十二號掃海艇は準備出来次第、第一一三號交通船をクリスマス島往復護衛すべし
      3.九三二空部隊は2機をジャカルタに分留し右攻撃及び護衛協力すべし

 19.09.08:第一警備部隊電令作第332号:第一警備部隊機密第081205番電:
      1.通信情報7日2355ジャカルタより180度約300浬に英系艦艇あり(従来の例に鑑み敵潜の疑い
        あり)
      2.己区部隊及第十二號掃海艇は警戒を厳にすべし
      3.九三二部隊ジャカルタ派遣隊は対潜警戒を厳にすべし

 19.09.12:第一警備部隊電令作第337号:第一警備部隊機密第121630番電:
      1.通信情報S11度E122度
            S18度E126度附近に英系艦出現
        シン区部隊及第十二號掃海艇は警戒を厳にすべし
      2.水偵に補給可能ならば報告せよ

 19.09.17:第一警備部隊電令作第344号:第一警備部隊機密第171845番電:
       第十二號掃海艇は萬洋丸を護衛しスラバヤに帰投せよ

 19.09.19:第一警備部隊電令作第347号:第一警備部隊機密第191835番電:
      1.1706輸送機は敵浮上潜水艦をスラバヤより340度120浬(敵針路300度)に発見
      2.第十二號掃海艇は萬洋丸の護衛を中止、
        第百十五號驅潜特務艇速かに出撃、此の敵を撃沈せよ(第一掃蕩部隊とす)
      3.九三二空部隊は速かに此の敵を捕捉撃滅すべし

 19.09.19:第一警備部隊電令作第348号:第一警備部隊機密第19939番電:
      1.1730 陸軍機は南緯6度2分東経110度10分に潜没潜水艦を発見せり
      2.第十二號掃海艇は右敵潜を攻撃せよ

 19.09.23:第一警備部隊電令作第351号:第一警備部隊機密第230910番電:
      1.バウエアン島監視所は22日2300南東端附近に浮上潜水艦らしきものを発見
      2.第一掃蕩部隊は此の敵の掃蕩に任ずべし
      3.九三二空部隊は速かに此れを捕捉攻撃せよ

 19.09.23:第一警備部隊電令作第355号:第一警備部隊機密第232320番電:
      1.23日2153より2230迄シ〇一見張所の70度及240度に干渉波あり
      2.第十一號掃海艇は第一警備部隊電令作第349号に依る任務続行
        九三二部隊既令の外マブニレ海峡の哨戒を厳にすべし

 19.09.24:第一警備部隊電令作第356号:第一警備部隊機密第241210番電:
      1.第一掃蕩部隊は敵情を得ざればスラバヤに帰投せよ
      2.九三二空部隊に対する第一警備部隊電令作第347号の任を解く

 19.10.11:第一警備部隊電令作第374号:第一警備部隊機密第110935番電:
       第十二號掃海艇は準備出来次第、南緯5度33分東経112度29分にて水偵が撃沈せる敵潜水艦の
       位置浮標を設置したる後、セラタン角北西方に待機中の關東丸(JBFO)及び天長丸を
       スラバヤまで護衛すべし

 19.10.11:第一警備部隊電令作第376号:第一警備部隊機密第111520番電:
      1.機帆船コウエイ丸は10日1900バウエアン島の南西方南緯6度東経112度30分附近にて敵潜水艦の
        砲銃撃を受く
      2.第十二號掃海艇は第一警備部隊電令作第374号の任務を兼ねこれらを捕捉撃滅すべし
      3.水上機隊は 線の哨戒を厳にし此の敵を撃滅せよ

 19.10.11:第一警備部隊電令作第378号:第一警備部隊機密第112112番電:
       第十一號掃海艇は補給の後、速かに出撃、バウエアン島付近の敵潜掃蕩を実施したる後
       15日スラバヤに帰投せよ

 19.10.14:第一警備部隊電令作第381号:第一警備部隊機密第131550番電:
       第百十三號駆潜特務艇は14日マカッサルに向け陸軍船鞍馬山丸及びセブク島行喜多丸を
       ラウト島南端付近まで護衛したる後掃蕩を実施ししつスラバヤに帰投せよ

 19.10.15:第一警備部隊電令作第383号:第一警備部隊機密第151245番電:
       第百十三號駆潜特務艇はラウト島南端にて船団分離の後ラウト海峡南口待機中のスラバヤ向け
       大丸を護衛、セラタン角北西方後、成し得れば第十二號掃海艇護衛船団(關東丸、天長丸)に
       会合せよ

 19.10.16:第一警備部隊電令作第384号:第一警備部隊機密第161807番電:
      1.第二海洋は15日2030南緯6度30分東経111度35分にて敵潜水艦の攻撃を受け沈没せり
      2.水上機隊は速やかに之の敵を撃滅せよ
      3.第百四駆潜特務艇は速に出撃、アワルアワル角よりマンダリカ島付近掃蕩及び人命救助に
        任ずべし

 19.10.17:第一警備部隊電令作第386号:第一警備部隊機密第171258番電:
      1.厳島(若鷹曳航中)雷撃を受く17日1058南緯5度10分東経113度55分
      2.水上機隊は速に此の敵を捕捉撃沈せよ

 19.10.18:第一警備部隊電令作第389号:第一警備部隊機密第180840番電:
       第百六號駆潜特務艇は速に第二號駆潜艇長の指揮下に入り(第一掃蕩部隊とす)敵潜掃蕩に
       任ずべし

 20.02.28:第一警備部隊電令作第87号:
      1.第一警備部隊電令作第84号の任務を解く
      2.第十二號掃海艇は27日1345セラタン角より160度7.5浬にて触雷せる
        第八號掃海艇の警戒に任ずべし

 20.02.28:第一警備部隊電令作第88号:
            第十二號掃海艇は第八號掃海艇(第一昭南丸曳航)艇長の指揮を受け同艇をスラバヤまで
       護衛すべし

第一警備部隊電令

 19.08.30:第一警備部隊電令第9号:第一警備部隊機密第302110番電:
       第十二號掃海艇は第一號駆潜艇が30日1800スンダ海峡西口にて発見せる第一一三號交通船に会合
       ジャカルタに引返す如く指示すると共に同船の現状を詳細報告すべし

 19.08.31:第一警備部隊電令第10号:第一警備部隊機密第311039番電:
       第十二號掃海艇に対する第一警備部隊電令第9号の任を解く、予定の如く行動せよ

第一警備部隊信令作

 19.04.25:第一警備部隊信令作第30号:
      1.第一港務部長は勝力及び第十二號掃海艇を指揮し成可く速にタイドマンをTG TBに回航すべし
      2.九三二空部隊は右回航中対潜警戒に任ずべし
      3.戊区部隊指揮官は右回航の際SOの対潜警戒を特に厳にすべし

 19.04.23:第一警備部隊信令作第31号:
       第一號驅潜艇は奇数日、第八號掃海艇は偶数日当直艇として毎日毎日没時迄に北口砲台附近に
       仮泊し夜間敵機の撃墜に任じたる後翌朝帰投すべし

 19.06.02:第一警備部隊信令作第49号:
       第一警備部隊電令作第209号による船団にバリクパパン行じゃんび丸(シャムアン島沖に仮泊中)を加う

 19.07.19:第一警備部隊信令作第59号:
       各艇は左により日没時より日出時迄ピリン岬西方海面に出撃、敵機の撃墜に任ずべし
       19日第十二號掃海艇、20日第十一號掃海艇、21日第百一號掃海艇 

 19.10.01:第一警備部隊信令作第102号:
       第一警備部隊信令作第99号に依る警戒を第二警戒配備に改む30日1820発令あり

 19.10.06:第一警備部隊信令作第105号:
      1.通信情報に依れば5月17日スラバヤ空襲前の情況に酷似せる点あり
      2.7日以後0700より1000迄第一警戒配備にて警戒せよ

 19.10.09:第一警備部隊信令作第106号:
       10日より第一警備部隊信令作第105号に依る警戒を第二警戒となす

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