南方部隊

南方部隊電令作

 17.02.15:南方部隊電令作第53号:第二艦隊機密第434番電:
      1.機動部隊は南方部隊電令第92号に基き左の予定を以てポートダーウイン方面及び東印度洋方面
        に機動作戦を実施す
       (イ)第一次
          2月15日パラオ発モルッカ海峡(17日1800)マニバ海峡(18日1200)ババル島西方
          (19日1900)を経て19日0600頃ババル島南方約80浬の地点よりポートダーウイン奇襲後
          スターリング湾に入泊
       (ロ)第二次
          2月25日頃スターリング湾発オンバイ海峡サブ諸島西側を経て東印度洋に達する如く
          行動したる後スターリング湾に帰投す
      2.南方部隊航空部隊は右機動作戦に策応し敵兵力の補足撃滅並に機動部隊行動海面主として其の
        前程広範囲の索敵攻撃に任ず
      3.南方部隊空襲部隊は左の外所定兵力部署に依り作戦すべし
       (イ)第一空襲部隊
         (1)機動部隊パラオ出撃以後機動部隊作戦終了迄モルッカ海峡以南海域の前程索敵及び
            ニューギニア北西部?諸島、サブ諸島の掃蕩制圧を実施
         (2)2月19日機動部隊の奇襲に策応陸攻隊を以てポートダーウインを攻撃
            時刻1130、攻撃目標東飛行場施設
         (3)19日大艇一部を以てアラフラ、チモール海方面を索敵敵艦船の遁走に備う
         (4)爾後指揮官所定に依りアラフラ海、チモール海の索敵攻撃を実施すると共に
            クーパン基地進出を促進濠州北西部要地の偵察攻撃を続行
         (5)機動部隊第二次出撃中其の前程極力広範囲の索敵を実施敵海上兵力を補足攻撃
         (6)基地状況許せば機動作戦期間大艇隊の大部をクーパンに進出せしむ
       (ロ)第二空襲部隊
         (1)陸攻隊のヂンバラン基地進出を促進
            進出次第ジャバ島沿岸及びクリスマス島方面敵艦船を捜索攻撃
         (2)機動部隊第二次出撃中ヂンバラン基地の160度線以西(第一空襲部隊陸攻隊
            クーパン進出迄は120度線以西)極力広範囲洋上の索敵攻撃を実施
      4.第三空襲部隊当航空部隊に編入後左の索敵攻撃を実施
       (イ)陸攻隊パレンバン基地進出後ココス島ジャバ、スマトラ方面敵艦船の索敵攻撃
       (ロ)機動部隊第二次出撃中パレンバンの線以西

 17.03.10:南方部隊電令作第111号:
      1.不明
      2.蘭印部隊指揮官は大海指第62号及び機密GF命令作第10号に基づき蘭印ニューギニア作戦を
        実施すべし
        航空部隊は右作戦に協力すべし
      3.不明

 17.03.21:南方部隊電令作第77号:第二艦隊機密第918番電:
      1.南方部隊は南方部隊電令第139号に依りC作戦を実施す
      2.蘭印部隊は蘭印部隊機密第203番電に依り3月31日クリスマス島を攻略す
      3.機動部隊の行動予定第一航空艦隊機密第118番電の通
      4.各空襲部隊は舷任務を続行するの外左に依り右作戦に協力すべし
       (イ)第二空襲部隊
         (1)機動部隊出撃時其の前程クーパンより600浬圏索敵
         (2)東航空本隊の一部(機数は第二空襲部隊指揮官所定)をバタビヤ方面に派遣
            3月29日及び30日クリスマス3月31日及び4月1日ココス島方面を索敵
       (ロ)第三空襲部隊
         (1)4月1日2日A区の索敵範囲をサバンの170度より280度迄進出距離600浬とす
            4月3日以降は従前通の範囲を索敵
         (2)C−1日迄の敵情に応じ特令を以て元空陸攻隊をしてラングーンを基地としカルカッタ
            附近敵艦船を攻撃せしむ
       (ハ)東空支隊
         (1)4月1日及び4日 C区の進出距離を700浬とし一部を以てTrincomalee及び為し得れば
            Palk Bay海峡方面を偵察
         (2)4月2日 D区索敵但し進出距離を700浬とす(距岸20浬以内に接近せざるものとす)
         (3)4月3日 E区索敵但し進出距離距岸20浬迄とす

 17.08.11:南方部隊電令作第14号:
       本11日1300敵軽巡一隻、驅逐艦七隻、潜水艦四隻、輸送船一隻アンボン島東方50浬に出現せり
       東印部隊は速に之を撃滅せんとす
       各部警戒を厳にせよ

南方部隊電令

 16.11.21:南方部隊電令第5号:
       各隊艦は内地(南遣艦隊はサイゴン)出発以後X日迄短波戦闘管制その他の電波警戒管制
       (特に長波の輻射極限)となせ

 16.11.28:南方部隊電令第11号:
       菲島部隊より第二水雷戦隊或は第四水雷戦隊の駆逐隊一隊(菲島部隊指揮官所定)を除き
       南方部隊本隊に編入す
       右駆逐隊は12月2日(主隊馬公入港)迄に合同する如く行動すべし

 16.12.02:南方部隊電令第13号:
       米国、英国又は蘭国飛行機我が重要作戦基地(南部佛印航空基地、三亞、馬公、高雄、パラオ)
       並に輸送船団に対し反復偵察を行う場合は之を撃墜する事を得

 16.12.10:南方部隊電令第20号:
       本隊10日0100プロコンドル島の180度30浬に達する予定、馬來部隊は敵をプロコンドル島南東に
       誘致する如く行動せよ 1800

 16.12.13:南方部隊電令第23号:
      1.12月15日附第十三潜水隊を馬來部隊より除き潜水部隊に編入す
      2.潜水部隊はカムラン湾に於て修理補給を行いたる後成るべく速にスル又はダバオ方面に進出し
        菲島部隊作戦に協力しつつ蘭印及濠洲北西海面基地作業の準備を整うべし

 16.12.19:南方部隊電令第24号:第二艦隊機密第491番電:
      1.南方部隊本隊(金剛及び舞風欠)は12月20日1530カムラン出撃比島攻略軍主力のリンガエン湾方面
        上陸作戦を支援す
      2.情況に変化なければ榛名及び第九驅逐隊、第六驅逐隊第二小隊は12月23日特令に依り分離
        榛名艦長之を指揮し馬公に回航比島北方及び東方海面の作戦支援に任ずべし
        爾余は本職此れを率いカムランに回航
      3.第八驅逐隊は馬公入泊後、馬來部隊指揮官の指揮下に入れ 19日2050 

 16.12.25:南方部隊電令第31号:
      1.12月25日限り第二水雷戦隊を馬來部隊に編入し摩耶を南方部隊本隊に編入す
      2.榛名、摩耶及第六驅逐隊の第二小隊は東方支援隊(指揮官榛名艦長)として当分馬公を基地とし
        菲島北部及東方海面作戦支援に任ずべし 24日1220

 16.12.26:南方部隊電令第35号:第二艦隊機密第533番電:
       第二兵力部署に転移せよ(以下不明)

 16.12.27:南方部隊電令第37号:第二艦隊機密第539番電:
      1.米菲島部隊は近く菲島方面より遁走の算あり
      2.航空部隊は菲島方面の敵艦船捜索攻撃を続行すべし
      3.各部隊は右攻撃に策応し所在附近に於ける敵艦船の遁走路を扼し捕捉殲滅に努むべし
      4.情況に依り高雄及驅逐艦二隻を新南群島南方海面に進出、敵の南方逸脱を扼するが如く行動
        せしむる予定 27日1240

 16.12.28:南方部隊電令第11号:?
       菲島部隊より第二水雷戦隊或は第四水雷戦隊の驅逐隊一(菲島部隊指揮官所定)を除き
       南方部隊本隊(主隊)に編入す
       右驅逐隊は12月3日(主隊馬公入港)迄に合同する如く行動すべし

 16.12.28:南方部隊電令第39号:
      1.潜水部隊の作戦区域を概ね左の通区分す
        甲潜水部隊(第六潜水戦隊)東経117度以東蘭印、濠洲海域、印度洋
        馬來部隊潜水部隊(第四潜水戦隊)南支那海、ジャワ海及東経117度線以西106度以東の印度洋
        乙潜水部隊(第五潜水戦隊)東経106度線以西の印度洋
      2.乙潜水部隊潜水艦はカムラン湾に於ける補給並に工事完成次第印度洋に進出
        ペナン潜水艦基地を整備せば南方部隊電令第35号所定任務に従事すべし
      3.甲潜水部隊潜水艦はダバオに於ける補給終了次第分担海域に進出、電令第35号所定任務に従事す
        べし、但し機雷戦は努めて濠洲海域に之を行うものとす

 16.12.28:南方部隊電令第40号:第二艦隊機密第544番電:
      1.馬來部隊は12月31日馬公発1月上旬シンゴラ及び西貢方面上陸予定の第二十五軍主力其の他の
        輸送護衛に任ぜんとす
        蘭印部隊は1月10日頃タラカン及びメナド方面の予定攻略を開始す
      2.東方支援隊指揮官は摩耶及び第六驅逐隊(第一小隊欠)をして12月31日より1月2日迄日没頃
         馬公発輸送船隊の間接護衛に任じたる後、馬公に帰投すべし
      3.第四驅逐隊(第二小隊欠)は1月3日日出頃より6日正午頃迄右輸送船隊の前路対潜掃蕩に任じ
        たる後、カムラン湾に帰投すべし
      4.摩耶、第六驅逐隊(第二小隊)及び第四驅逐隊(第二小隊欠)は前二項の任務に従事中
        護衛指揮官(第五水雷戦隊司令官)の指揮下に入るべし
      5.東方支援隊は指揮官所定に依り馬公発1月10日黎明頃「パラオ」「ミンダナオ」中間附近に進出
        H部隊作戦を支援したる後パラオに入泊すべし
      6.主隊は1月9日カムラン湾発馬公に回航補給の上14日馬公発パラオに進出の予定

 16.12.30:南方部隊電令第41号:
      1.第八驅逐隊(第二小隊欠)は1月3日日没時馬來部隊より除き蘭印部隊に編入す
      2.蘭印部隊指揮官は第八驅逐隊(第二小隊欠)をして左に依り行動せしむべし
        蘭印部隊編入後、直に香港に回航1月8日香港発予定の第三十八師団アンボン攻略部隊乗船七隻
        を護衛ダバオに回航(指揮官所定)
      3.第八驅逐隊の第二小隊は1月6日1200馬來部隊より除き本隊に復帰、概ね主隊と行動を共にせしむ

 16.12.31:南方部隊電令第43号:
      1.明石は成るべく速にダバオに進出すべし
      2.右進出時蘭印部隊指揮官は適宜之が護衛を行え

 17.01.01:南方部隊電令第44号:
       1月3日附第四航空戦隊(二聯隊欠)及~風丸を本隊より除き
       特令ある迄第四航空戦隊(二聯隊欠)を馬來部隊に~風丸を蘭印部隊に編入す

 17.01.03:南方部隊電令第36号:?
       蘭印部隊はなし得る限り大海機密第389番電に依る米病院船を臨検すべし
       第十一航空艦隊は右に協力すべし

 17.01.04:南方部隊電令第48号:第二艦隊機密第611番電:
       1月3日附南方部隊菲島第二、第三兵力部署中左の通改む
      1.菲島部隊指揮官を第三南遣艦隊司令長官とし蘭印部隊指揮官の菲島部隊に対する指揮を解く
      2.菲島部隊兵力を第三南遣艦隊とし主要任務を「菲島方面海域の作戦及海上交通線確保並に陸軍と
        協同し菲島残敵掃蕩及整備」とし作戦要領を「現菲島部隊作戦を継承し戦勢の進展に伴い前掲
        主要任務遂行に任ず」とす
      3.蘭印部隊主要任務及作戦要領中菲島作戦に関する事項を除く
      4.当分の間蘭印部隊指揮官及菲島部隊指揮官は協議に依り其の一部兵力を彼此融通することを得
      5.馬來部隊兵力中南遣艦隊を第一南遣艦隊に第十七戦隊第二小隊を辰宮丸に改む
      6.作戦海域分担に関しては後令す 4日1330

 17.01.04:南方部隊電令第49号:第二艦隊機密第614番電:
       蘭印部隊菲島部隊の海上交通保護担任区域を左の通定む
       蘭印部隊 ボルネオ北東端ウンサン岬AH点(北緯4度東経124度)との連結線及び
            HA点よりGA点(北緯5度東経130度)を通ずる線以南の海域
       菲島部隊 前記蘭印部隊担任区域を除く旧菲島部隊担任区域 4日1550

 17.01.04:南方部隊電令第50号:
       甲潜水部隊は成るべく速に左の攻勢敷設を実施すべし
      1.ポートダーウィン、A&B機雷礁
      2.同右北東方(ダンガス)海峡(ドン)岬灯台西方海面
      3.(ト−レス)海峡西方(カ−ペンタリア)灯船附近
      4.敷設機雷数約30乃至40個 4日1550

 17.01.04:南方部隊電令第51号:
      1.南方部隊本隊主隊(第八驅逐隊第二小隊を加う)は1月8日1700カムラン湾出撃馬公に回航
        第八驅逐隊第二小隊は馬公附近に於て特令に依り蘭印部隊に編入1月12日香港発の乙支隊護衛に
        参加せしむ
      2.第五水雷戦隊(驅逐隊一隊欠)は1月9日0000第五水雷戦隊の一隊は1月12日0000馬來部隊より
        除き蘭印部隊に編入
      3.南方部隊本隊主隊は1月14日1000馬公出撃パラオに進出す 4日1830

 17.01.06:南方部隊電令第53号:第二艦隊機密第628番電:
      1.りおでじやねろ丸は左に依りカムラン湾発シンゴラに回航の予定
        8日1700南方部隊本隊主隊に引続き出撃
        9日日出頃プロコンドルの15度60浬附近
        9日日没頃プロオビの180度15浬附近
        10日日出時頃シンゴラの73度100浬附近
      2.馬來部隊は左に依りりおでじゃねろ丸の護衛に任ずべし
        9日昼間同一方面行動中の艦艇中適宜又航空部隊を以てする直接或いは間接護衛し
        10日昼間第五水雷戦隊の一隻を以てする直接護衛とす

 17.01.08:南方部隊電令第55号:
      1.第二航空戦隊(第二十三驅逐隊欠)第七驅逐隊、第二十七驅逐隊第二小隊を以て母艦航空部隊を
        編成し航空部隊に編入す
      2.母艦航空部隊の主要任務を蘭印東部敵航空兵力艦艇撃滅及アンボン攻略作戦協力とし作戦要領は
        航空部隊指揮官所定とす

 17.01.11:南方部隊電令第56号:
       1月12日1600第八驅逐隊第二小隊を蘭印部隊に編入す 11日1030

 17.01.11:南方部隊電令第57号:
       第十一航空艦隊はニューギニア西部方面所在の各航空基地を捜索之を撃滅すべし

 17.01.11:南方部隊電令第60号:
       南方部隊本隊主隊(第四戦隊(第二小隊欠)金剛、第四驅逐隊)は1月14日1000馬公出撃、
       18日1100パラオ西水道口着の予定

 17.01.15:南方部隊電令作第66号:
       第四十六掃海隊を菲島部隊に編入す

 17.01.16:南方部隊電令第67号:
       乙潜水部隊はマラッカ海峡北口方面に集中し得る全力を挙げて馬來部隊航空部隊と策応し
       新嘉坡を脱走せる敵戦艦を捕捉撃滅すべし

 17.01.16:南方部隊電令第68号:
       第六驅逐隊(第二小隊欠)を当分の間航空部隊に編入す 16日1900 

 17.01.18:南方部隊電令第69号:
       甲潜水部隊は全力を挙げてポートダーウィンを監視し出入するヒューストン(米甲巡)其の他
       敵艦艇の奇襲に努むべし

 17.01.19:南方部隊電令第70号:
      1.南方部隊に於ける主隊及東方支援隊の区分を解消す
      2.摩耶を当分の間母艦航空部隊に編入す

 17.01.19:南方部隊電令第71号:
       1月21日附当分の間由良を乙潜水部隊より除き馬來部隊に編入す

 17.01.20:南方部隊電令第73号:
      1.スマトラ作戦は之を取止む
      2.馬來部隊指揮官は情況許す限り陸軍航空基地資材のエンドウ、メルシング方面への海路輸送揚陸
        に対し護衛すべし、右実施に関しては南方軍総司令官馬來部隊指揮官間の協定に依る

 17.01.20:南方部隊電令第74号:
       第二十一驅逐隊をダバオ島着以後蘭印部隊に編入す

 17.01.24:南方部隊電令第75号:第二艦隊機密第740番電:
       各部隊は現兵力部署の儘第三期作戦に移行せよ

 17.01.28:南方部隊電令第77号:
       1月30日附左の通兵力配備の一部を変更
      1.第四水雷戦隊を一時蘭印部隊に編入
      2.第六驅逐隊(第二小隊欠)を航空部隊より除き蘭印部隊に編入、蘭印部隊の驅潜艇二(同指揮官
        所定)を航空部隊に編入

 17.01.29:南方部隊電令第78号:第二艦隊機密第774番電:
      1.南方軍総司令官と蘭印作戦に関する改訂追加協定は二艦隊機密第750番電通成立せり
      2.各艦隊司令長官は右協定に基き関係陸軍部隊と協同作戦すべし

 17.01.29:南方部隊電令第79号:第二艦隊機密第783番電:
      1.南方部隊電令第77号に依る第四水雷戦隊の蘭印部隊一時編入を取止む
      2.1月30日附第七驅逐隊を母艦航空部隊より除き蘭印部隊に編入、第四驅逐隊を母艦航空部隊に
        編入 28日2340

 17.02.01:南方部隊電令第82号:第二艦隊機密第813番電:
       総洋丸を蘭印部隊に配属す

 17.02.05:南方部隊電令第85号:第二艦隊機密第855番電:
       燕、鴎を蘭印部隊に編入す

 17.02.07:南方部隊電令第87号:
      1.明石は2月20日迄にスターリング湾に進出すべし
      2.蘭印部隊指揮官は右進出時適当なる兵力を以て直接護衛を行うべし
        之が為要すれば明石のスターリング湾到着迄の行動を区処することを得

 17.02.08:南方部隊電令第88号:
       機動部隊及第二潜水部隊は成るべく速にパラオに集合すべし

 17.02.08:南方部隊電令第89号:第二艦隊機密第876番電:
      1.2月13日附高雄を母艦航空部隊に改む
      2.2月16日附第三戦隊第二小隊を機動部隊に編入す
      3.2月21日附左の通兵力区分を変更す
       (イ)摩耶、高雄及び第四驅逐隊(第二小隊欠)を母艦航空部隊より除き之を南方部隊本隊に
          編入す
       (ロ)母艦航空部隊を航空部隊より除き機動部隊に編入す
      4.2月10日附東榮丸を母艦航空部隊に配属す

 17.02.09:南方部隊電令第92号:
      1.2月初頭の我航空攻撃に依りジャバ島を本拠とする敵は其の海空兵力の大半を喪失、
        残兵力は我攻略作戦の進捗に伴い豪洲印度及南阿方面に遁走を企図する算大にして
        之が収容の為英米蘭濠海上兵力の東印度洋出現の算又相当大なり
        又敵兵力の一部は既にポートダーウィン附近に避退しあるものの如く米増援航空兵力の一部
        は英濠兵力と共に同地を基地として策動しつつあるとの情報あり
      2.馬來部隊はシンガポール港攻撃中にして2月中旬バンカ、パレンバン方面攻略の予定なり
        蘭印部隊及航空部隊はマカッサル攻略に引続き2月20日頃バリ島及チモール島を2月25日頃
        よりジャバ島攻略に着手の予定なり
      3.南方部隊は適時機動部隊をして先ずアラフラ海に次で東印度洋に機動戦を実施せしめポート
        ダーウィン方面の敵航空兵力殲滅、敵艦隊及輸送船団の補足撃滅に努むると共にジャバ方面
        敵兵力を背後より攻撃爾余の各部隊は現任務を続行しつつ右機動戦に策応其の戦果を益、
        拡充するに努め蘭印全般の戡定を促進せんとす 
      4.機動部隊は左に依り機動戦を実施すべし
       (イ)第一次機動戦(ポートダーウィン附近奇襲)
          適時パラオ出撃アラフラ海に進出チモール島攻略開始前日(2月19日頃)
          ポートダーウィン附近を奇襲後スターリング湾入泊補給(第三戦隊を参加せしめざる場合は
          第四驅逐隊第二小隊を警戒隊として共にパラオに残留)
       (ロ)第二次機動戦(東印度洋機動)
          適時スターリング湾出撃印度洋に進出約5日間外洋を機動し敵情に変化なければ3月1日
          スンダ海峡南方海面に達するを標準として作戦したる後スターリング湾に帰投
      5.航空部隊は第一次機動戦に於ては一部兵力を以てポートダーウィン附近協同攻撃を実施
        第二次機動戦に際しては蘭印南岸基地を利用、機動部隊行動海面、主として其の前程度範囲
        の 索敵攻撃に任ずると共に成るべく速にクリスマス島及ココス島を偵察攻撃すべし
      6.蘭印部隊は第五戦隊基幹兵力を第一次機動戦に於てはバンダ海に、第二次機動戦に於ては
        チモール島南西方海面に行動せしめ機動部隊の掩護収容及機動中に於ける背後警戒に任ずべし
      7.甲潜水部隊(第四潜水戦隊、第六潜水戦隊)は予定の如く行動、ジャバ(含む)以東蘭印
        南岸及トーレス海峡ポートダーウィン方面の監視哨戒に任ずべし
      8.乙潜水部隊(第五潜水戦隊)はセイロン島、印度沿岸方面、マラッカ海峡北口及
        スマトラ南岸方面の監視哨戒に任ずべし
      9.丙潜水部隊(第二潜水戦隊)は2月23日頃スターリング湾出撃、印度洋に進出、大部を以て
        ジャバ南東距岸概ね400浬附近海面を掃航速にココス島南方附近に達し爾後3月1日頃迄に
        概ねパレンバンの600浬圏外東経97度乃至100度附近海面に在りて哨戒に任じ又一部を以て
        濠洲西岸常航路を隠密にフリーマントル沖哨戒に任じたる後3月6日頃スターリング湾に帰投
        すべし
        尚一艦を指定速にココス島の偵察監視に任ずべし
      10.南方部隊本隊は2月18日パラオ発スターリング湾に進出、機動部隊と相前後して印度洋に
        進出、機宜行動し全作戦を支援す
      11.本作戦中印度洋方面行動部隊を統一して行うことあるべし、戦闘要領に関しては別令す

 17.02.09:南方部隊電令第93号:
      1.第二潜水部隊を以て丙潜水部隊を編成す
      2.2月18日附第四潜水戦隊を甲潜水部隊に編入、同隊指揮官を第四潜水戦隊司令官とす

 17.02.09:南方部隊電令第94号:第二艦隊機密第895番電:
       南方部隊電令第89号に依る兵力区分変更中、左の通改む
      1.母艦航空部隊を航空部隊より除き機動部隊に編入、日時を2月10日附とし同日附第四驅逐隊
        (第二小隊欠)を南方部隊本隊に編入す
      2.東榮丸の母艦航空部隊配属を取止む

 17.02.09:南方部隊電令第95号:
      1.蘭印部隊指揮官はチモール島攻略に当りクーパンと同時又は之に引続き陸軍と協同、ディリを
        占領附近飛行場を確保すべし
      2.本作戦に於て作戦上の自由は之を保持するも葡國側が敵対行為を取らざる場合は為し得る限り
        其の主権を尊重すべし

 17.02.09:南方部隊電令第96号:
       蘭印作戦攻略日程標準中
      1.西部ジャバX+81日
      2.東部ジャバX+81日以前とし第三艦隊長官と第十六軍司令官間の協議に依る

 17.02.12:南方部隊電令第99号:
       電令第92号に依る機動作戦中、本職印度洋方面行動部隊を統一指揮して行う戦闘要領に関し
       左の通定む、この場合阿武隈及驅逐隊(母艦及補給船警戒の驅逐艦約六隻)を水戦とし
       第一水雷戦隊司令官之を指揮す
      1.昼戦
       (イ)母艦群は機宜非敵側に占位す
       (ロ)戦闘序列を左の通定む
          第一戦闘序列 8S Sd 3S 4S(5S)
          第二戦闘序列 8S 4S Sd 3S(5S)
          第三戦闘序列 8S Sd 4S 3S(5S)
          第四戦闘序列 4S Sd 3S 8S(5S)
          第五戦闘序列 概ね現航行序列
      2.夜戦
       (イ)甲編制
         (1)編制(区分、指揮官、兵力の順)
            1Ng 1Sd司令官 Sd(dx4欠) 摩耶
            2Ng 8S司令官  8S dx2
            3Ng 直率     4S(2D欠) 4dg(2D欠)(5S)
            支援隊 3S司令官  3S
         (2)包囲配備(敵主力に対する1Ng、2Ng、3Ngの占位)
            第一包囲配備 右70度 左70度 後尾
            第二包囲配備 右60度 左110度 後尾
            左右の占位を入れ換えたるものを各別法とす
       (ロ)乙編制
         (1)編制(区分、指揮官、兵力の順)
            1Ng 8S司令官  8S Sd(2D欠)
            2Ng 直率     4S 4dg(2D欠)(5S)
            支援隊 3S司令官  3S
         (2)夜戦要領
            1Ngは機宜敵の前程又は斜前より襲撃
            2Ngは敵の後方にありて大回避に備え之に策応襲撃
      3.通信
        左の外聯合艦隊命令作第1号に依る
       (イ)旗艦通信系「チウ0」「テタ0」(特令に依り「チウ6」併用)各軍艦受信
       (ロ)甲編制3Ng及乙編制2Ng隊内通信系「テタ3」各軍艦及司令驅逐艦配員
       (ハ)夜戦には第四地点表示法主用

 17.02.13:南方部隊電令第100号:第二艦隊機密第946番電:
      1.南方部隊本隊及び機動部隊の各驅逐艦は25日以降(遅れて編入のものは編入後)特令ある迄
        左に依り煙突識別線及び識別符字を附すべし
       (イ)識別線
         (1)塗色白第一煙突(第二煙突)第十七驅逐隊(第四驅逐隊)細線一條
            第十八驅逐隊、第二十七驅逐隊(クーパン附近にて編入予定の第二水雷戦隊驅逐艦一)
            細線二條
         (2)位置及び線幅は聯合艦隊法令所定
       (ロ)識別符号
         (1)塗色白第二煙突下方舷側字の縦幅一米半
         (2)各隊毎に艦船番号順序に仮名「イ」「ロ」「ハ」「ニ」とす
      2.南方部隊本隊及び機動部隊今次のスンダ列島南方海面機動中は昼間戦時日本船舶味方識別規程
        第五條に依る国旗標識を表示(但し船体に塗粧せず)すると共に附近に飛行機を発見せる場合
        は機を失せず対航空機味方識別信号の励行に留意すべし
        但し夜間は此の限りに在らず

 17.02.13:南方部隊電令第101号:第二艦隊機密第952番電:
       南方部隊本隊及び機動部隊スターリング湾在泊中の泊地警戒は左に依り実施すべし
      1.艦艇を以てする警戒
       (イ)蘭印部隊指揮官所定
       (ロ)機動部隊指揮官は第一水雷戦隊司令官をして機動部隊驅逐艦及び南方部隊本隊驅逐艦wp
          併せ指揮し之に強力せしむ
      2.水上機を以てする警戒は別に定む
      3.上空警戒
        航空部隊指揮官所定とし機動部隊は之に協力す

 17.02.17:南方部隊電令第102号:
      1.2月21日附左の通兵力区分を変更す
       (イ)馬來部隊より蘭印部隊へ由良、第十一驅逐隊、第十二驅逐隊、第一掃海隊、~川丸、
          特設驅潜艇二隻、漁船二、鶴見
       (ロ)馬來部隊より航空部隊へ第二十二航空戦隊(欠美幌空)、第二十一航空戦隊派遣隊及び
          第二十三航空戦隊派遣隊(欠九六式艦戦)
      2.馬來部隊は固有任務に従事しつつ西部ジャバ攻略作戦に協力すべし

 17.02.17:南方部隊電令第103号:第二艦隊機密第978番電:
      1.2月21日附左の通兵力区分を変更す
       (イ)馬來部隊より蘭印部隊へ
          由良、第十一驅逐隊、第十二驅逐隊、第一掃海隊、~川丸、特設驅潜艇二隻、
          漁船二隻、鶴見
       (ロ)馬來部隊より航空部隊へ
          第二十二航空戦隊(欠美幌空)、第二十一航空戦隊派遣隊及び第二十三航空戦隊派遣隊
          (欠九六式艦戦)
      2.馬來部隊は固有任務に従事しつつ西部ジャバ攻略作戦に協力すべし

 17.02.21:南方部隊電令第105号:第二艦隊機密第2番電:
       作戦基準日としてZ日を制定、南方部隊及び陸軍南方軍全般に適用す
       Z日を2月26日とす

 17.02.22:南方部隊電令第106号:第二艦隊機密第14番電:
      1.2月26日附蘭印部隊指揮官所定の驅逐隊一隊を同部隊より除き南方部隊本隊に編入す
      2.右驅逐隊は2月26日中にオンバイ海峡附近に於て南方部隊本隊に合同すべし

 17.02.23:南方部隊電令第107号:
       南方部隊電令第92号に依る命令中左の通改む
      1.第二次機動戦に於ける第五戦隊基幹兵力の任務を削除し其の行動を蘭印部隊指揮官所定とす
      2.第二次機動戦終了後に於ける丙潜水部隊帰投を3月10日頃アンボンに改む

 17.02.23:南方部隊電令第108号:南方部隊機密第22番電:
       南方部隊は南方軍と緊密なる協同の下に概ねZ+2日を期しジャバ島の東西に上陸作戦を決行
       蘭印の本據を覆滅すると共に東亞海域に於ける敵兵力を一挙に捕捉殲滅せんとす
       各部隊は予定の如く作戦し特に協同連繋を密にし周到細心の準備と勇猛果敢なる攻撃を以て
       ジャバ島附近一帯の敵兵力を漏れなく包囲殲滅し以て南方作戦大局の戦果を拡充大成すべし

 17.02.24:南方部隊電令第110号:第二艦隊機密第32番電:
       第十五驅逐隊南方部隊本隊に編入後の任務行動左の通
      1.第一小隊オムバイ海峡に於いて機動部隊第一補給隊に合同、行動に関し旭東丸艦長の区処を受け
        同部隊の護衛に任ず
      2.第二小隊は同海峡に於いて本隊に合同、特令する場合の外第四驅逐隊司令の指揮下に入る

 17.02.24:南方部隊電令第111号:
      1.3月4日附由良、第十一驅逐隊、第十二驅逐隊、第一掃海隊、~川丸、鶴見、特設驅潜艇二、
        漁船二隻を蘭印部隊より除き馬來部隊に編入す
      2.3月6日附第四水雷戦隊の一隊及第六驅逐隊を蘭印部隊より除き夫々馬來部隊及菲島部隊に
        編入す
        右兵力移動の途次第四水雷戦隊の一艦はアンボンより昭南島迄、第六驅逐隊の一艦は
        クーパンよりスービック湾迄航航空部隊の基地人員器材輸送の護衛に任ずべし
        護衛の詳細に関しては航空部隊指揮官と協議すべし
      3.航空部隊は第一南遣艦隊の協力を得て第二次機動戦終了せば速に陸攻の一部を泰方面に
        大艇の一部を馬來方面に進出せしめアンダマン作戦及ビルマ作戦に備うべし

 17.02.27:南方部隊電令第14号:第二艦隊機密第50番電:
       馬來部隊指揮官は第四航空戦隊(欠二聯隊)を速にジャバ海方面に進出蘭印部隊の作戦に協力
       せしむべし

 17.02.27:南方部隊電令第115号:第二艦隊機密第51番電:
       第七戦隊及び第四航空戦隊(二聯欠)(各随伴驅逐艦を含む)をH部隊に編入す

 17.03.03:南方部隊電令第117号:第二艦隊機密第74番電:
       3月5日附第七戦隊及び第四航空戦隊(二聯隊欠)(各随伴驅逐艦を含む)を蘭印部隊より除き
       馬來部隊に編入

 17.03.07:南方部隊電令第119号:第二艦隊機密第12番電:
      (3月10日附)
      1.馬來部隊指揮官は南方部隊指揮官、南方軍司令官の協定に基き緬甸及アンダマン諸島作戦を
        実施すべし
        航空部隊指揮官は同協定に基づき前項作戦に於て航空戦を実施すべし     
      2.蘭印部隊指揮官は大海指第62号及機密聯合艦隊命令作第10号に基き蘭領ニューギニア作戦を
        実施すべし
        航空部隊は右作戦に協力すべし 
      3.乙潜水部隊は第一号の作戦に協力すべし

 17.03.10:南方部隊電令第125号:
       3月10日附甲潜水部隊編制を左の通改む
       指揮官 第六潜水戦隊司令官 兵力 第六潜水戦隊

 17.03.10:南方部隊電令第127号:第二艦隊機密第169番電:
       聯合艦隊第一段第四期兵力部署に於ける南方部隊兵力部署は左の外特令する迄現状の侭とす
      1.第三艦隊を第二南遣艦隊に第三艦隊長官を第二南遣艦隊長官に改む
      2.3月12日附第五驅逐隊を蘭印部隊より除き馬來部隊に編入す
        第二十四驅逐隊を馬來部隊より除き菲島部隊に編入す

 17.03.11:南方部隊電令第131号:第二艦隊機密第131番電:
      1.摩耶、高雄及有明、夕暮は摩耶艦長之を指揮し3月11日午後以後スターリング湾を出港
        爾後南方部隊より除き聯合艦隊長官所定に依り行動すべし
      2.那智を南方部隊より除く、同艦は北方部隊指揮官所定に依り行動すべし
      3.第五戦隊(那智欠)及第二十一驅逐隊は蘭印部隊指揮官所定に依り成可く速に各所在地を
        出港、内地に帰還すべし
        セレベス海通過後第五戦隊(那智欠)は蘭印部隊より除き南方部隊本隊に編入
        第二十一驅逐隊は南方部隊より除く
        同時機以後第五戦隊(那智欠)は佐世保に回航整備に従事すべし
        第二十一驅逐隊は聯合艦隊長官所定に依り行動すべし
      4.3月12日附第二驅逐隊を菲島部隊に編入
        同隊のスービック湾*到着次第(16日頃)第六驅逐隊を南方部隊より除く
        第六驅逐隊は同時機以後聯合艦隊長官所定に依り行動すべし
      5.第七驅逐隊はスービック湾*への輸送任務終了後、南方部隊より除く
          6.第二水雷戦隊(第十六驅逐隊、第十八驅逐隊欠)を蘭印部隊より除き南方部隊本隊に編入す
        同隊は当該司令官所定に依り成可く速に各本籍軍港に回航整備に従事すべし 
       *:第一水雷戦隊戦時日誌ではバラング(ガ)湾となっている。

 17.03.12:南方部隊電令第133号:
       大潮、滿潮、涼風、朝雲、山雲、応急修理完成次第、当該司令官所定に依り成るべく速に
       在籍軍港に帰還、修理工事を実施すべし

 17.03.13:南方部隊電令第134号:
       第四期作戦中甲潜水部隊主として豪洲西部の要地監視並に敵交通線の破壊に任ずべし

 17.03.13:南方部隊電令第135号:第二艦隊機密第244番電:
      1.加賀を南方部隊より除く
      2.第十五驅逐隊司令は加賀艦長の協議に応じスターリング湾出港時より佐世保入港迄、同艦の
        護衛に任じたる後、呉に回航すべし

 17.03.14:南方部隊電令第139号:第二艦隊機密第259番電:
       南方部隊は左に依り第三次機動戦を実施す
       錫蘭島方面の敵兵力を奇襲撃滅すると共に兼てビルマ作戦海上護衛完璧を期せんとす
      1.機動部隊は機宜スターリング湾発ジャバ南方スマトラ南西方海面を経て錫蘭島方面に進出
        4月初頭同方面敵艦艇(航空兵力海軍基地施設其の他)を奇襲マラッカ海峡を経て南支那海に
        帰投すべし
      2.丙潜水部隊は大部を以てセイロン西方海面(ラカヂブ、マンデブ、チヤゴス列島線)及び
        ボンベイ方面の監視哨戒に任ずると共に一部を以てコロンボ、ツリンコマリン等の隠密偵察(
        空襲2日前を標準とす)及び天候偵察(空襲当日)を実施すべし
      3.航空部隊は現任務を続行すると共に機動部隊の行動に策応ココス島クリスマス島の偵察及び
        スマトラ南西海面ベンガル湾方面の索敵制肝攻撃を実施すべし
      4.馬來部隊は現任務続行すると共に敵情に応じ概ねマドラス(含む)バビエ島西端を連する線以北
        のベンガル湾を機動行動機動部隊に策応すべし
        但し機動部隊空襲第一撃以前は東経85度以西に進出せざるものとす
      5.右以外の各部隊は現任務を続行すべし
      6.主隊(愛宕、第四驅逐隊(第二小隊欠))はマラッカ海峡アンダマン諸島方面を機宜行動す

 17.03.15:南方部隊電令作第142号:
      1.蘭印部隊指揮官は4月上旬までにクリスマス島を占領すべし
      2.航空部隊指揮官は右作戦に協力すべし

 17.03.16:南方部隊電令第143号:
       各部隊は内地帰還往復及兵力移動転進の艦艇飛行機をして其の途次極力左の諸項を実施せしめ
       左記作戦部隊に協力せしむべし
       此の場合関係部隊と連絡を密にし味方識別に関しては遺漏なきを期すべし
      1.行動海面の敵潜掃蕩交通線保護
      2.比島近海の掃蕩封鎖線協力

 17.03.16:南方部隊電令第144号:
       第二水雷戦隊司令官は第八驅逐隊をして適宜第十五驅逐隊の加賀護衛任務を引継ぎ横須賀迄
       護衛せしむべし
       右引継後第十五驅逐隊の護衛任務を解く

 17.03.17:南方部隊電令第145号:第二艦隊機密第307番電:
      1.南方部隊第三次機動戦をC作戦、攻撃予定日をC日と呼称しC日を4月5日と予定す
      2.右呼称は攻撃終了と同時に解消するものとす

 17.03.18:南方部隊電令第146号:
      1.電令第144号に依る第十五驅逐隊と第八驅逐隊の任務交代を取止む
      2.第十五驅逐隊司令は其の一艦を分離3月22日中に~通に合同せしむべし

 17.03.29:南方部隊電令第152号:第二艦隊機密第393番電:
      1.東榮丸は4月5日以後便宜昭南港発8日1800F点(北緯10度0分東経95度0分)に於て機動部隊に
        合同爾後機動部隊指揮官所定に依り同隊の補給に任ずべし
      2.右終了後呉に回航整備に従事同地に在りて待機すべし 

 17.04.10:南方部隊電令第159号:第二艦隊機密第464番電:
      1.第七戦隊、第三水雷戦隊、第四航空戦隊(欠二聯隊)及鳥海を馬來部隊より除く
        右隊艦は要務終了次第本籍軍港に回航整備作業に従事すべし
        内地回航に関し第七戦隊司令官は警戒並に対潜掃蕩を考慮し右隊艦を区分統制すべし
      2.第三戦隊(欠二小隊)、第四驅逐隊第二小隊は機動部隊に於ける任務終了後本籍軍港に回航
        整備作業に従事すべし、内地回航に関しては機動部隊指揮官の指揮を承くべし
      3.由良を馬來部隊より除き第五潜水戦隊に復帰す
      4.第二潜水戦隊、第五潜水戦隊を南方部隊より除く、各隊は当該司令官所定に依り行動すべし
      5.第十六驅逐隊、第十八驅逐隊、第二驅逐隊、第二十四驅逐隊(涼風欠)及び第十一航空戦隊(
        瑞穂欠)は特令ある迄現状の侭とす
      6.自余の各隊艦は聯合艦隊第二段作戦第一期軍隊区分に依り発動すべし

南方部隊信令

 17.01.21:南方部隊信令第24号:
       22日以後機関待機を左の通となせ
      1.日出前一時間より日没後一時間迄16節一時間待機
      2.其の他16節二時間待機

 17.01.18:南方部隊信令第17号:
       パラオ在泊中第一戦備第二警戒配備とす
       但し、
      1.機関待機を16節30分間待機とす
      2.艦内哨戒第三配備とし対空警戒を徳に厳にす
      3.飛行機哨戒に関しては別に定む

 17.02.13:南方部隊信令第46号:
       第四驅逐隊一艦は準備出来次第出動、筑摩機の発見セル敵潜を攻撃すべし、帰投時機は後令す

 17.02.13:南方部隊信令第48号:
      1.榛名機は本島南西海面に於いて左の潜水艦を発見せるも未だ攻撃の機を得ず
        附近に友軍潜水艦なし
       (イ)0805基点(泊地以下同じ)の235度45浬(潜没中)
       (ロ)0930基点の235度50浬(浮上確実)
       (ハ)0835基点323度29浬(浮上確実)
      2.対潜警戒第三第四直派出鑑は全機を以て右潜水艦を捕捉撃破すべし
      3.第一、第二直派出鑑は適宜飛行機を以て右に協力すべし

 17.02.21:南方部隊信令第59号:
       当地在泊中第一戦備警戒第二配備とす 
      1.艦内哨戒第三配備
      2.機関待機
       (イ)日出前一時間より日没後一時間迄16節30分間待機
       (ロ)其の他16節一時間待機
      3.泊地警戒に関しては南方部隊電令第101号通

 17.02.21:南方部隊信令第62号:
       当地在泊中第四驅逐隊は機動部隊驅逐隊より爆雷各艦10個を補充すべし

 17.02.22:南方部隊信令第63号:
      1.南方部隊本隊は2月25日0800スターリング湾を出撃す
      2.東榮丸は特令ある迄機動部隊第一補給部隊と行動を共にすべし
        右の期間旭東丸艦長は行動に関し東榮丸を区処すべし

 17.03.07:南方部隊信令第83号:
       スターリング湾在泊中長短波警戒管制超短波通常管制となせ

 17.03.11:南方部隊信令第93号:
      1.機動部隊当地在泊中泊地警戒は機動部隊指揮官所定に依り実施すべし
      2.機動部隊指揮官は部下司令官をして泊地警戒に関し機動部隊外在泊駆逐隊(艦)駆潜隊(艇)並に
        在泊艦の艦載機及び機動艇を指揮せしむることを得

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